阪神淡路大震災1.17のつどいとは
1995年1月17日 午前5時46分。
阪神淡路大震災が発生し、私たちの大切なものを数多く奪っていきました。
あの震災から、まもなく30年を迎えようとしています。
震災でお亡くなりになられた方を追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくため、2025年1月17日(金)に「阪神淡路大震災1.17のつどい」を、神戸市中央区の東遊園地で行います。
ご支援の使い道
皆さまからのご寄付は、震災から27年を迎える阪神淡路大震災1.17のつどいにおいて主に竹灯籠・紙灯籠を灯すための経費として活用させていただきます。
200万円のご寄付が集まると、約1万個の竹灯籠・紙灯籠を灯すことができます。
〜内訳〜
・竹灯籠の会場への輸送 40万円
・紙灯籠のラミネート費 40万円
・ローソク・キャンドル費 100万円
・使用後の回収、リサイクル費 20万円
代表挨拶
阪神淡路大震災の発生当時、私は10歳でした。
北区に住んでいたこともあり大きな揺れを体験したものの幸い大きな被害はありませんでしたが、被災地に行った際のボロボロになっていた神戸の様子を未だに忘れることができません。
その16年後の2011年3月11日に東日本大震災が発生し、ボランティア活動に参加したNPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(通称HANDS)のお手伝いをさせてもらう中で、2012年に初めて1.17のつどいに参加させてもらいました。
今まではテレビでしか見たことがなかった会場には震災で家族を亡くされた人、怪我をされた人、家が全壊し避難所・仮設住宅での生活を強いられた人、会社が倒産し職を失った人、震災に対し様々な想いを持った人たちがあの日あの時の思い出しながら東遊園地を訪れ、竹灯籠に灯りを灯し、祈りを捧げている。
あの日を思い出すような寒い早朝の時間に多くの人が自然と集まってくる様子を見ながら、未だ震災の傷は癒えていないことを知りました。
そして何より驚いたことが、1.17のつどいは市民によって自主的に行われているということでした。
神戸市民で震災を知らない人の割合が約4割と言われ、震災経験を伝える人の高齢化もあり、震災から20年を区切りに多くの追悼行事が活動を終了しました。
1.17のつどいも例外ではなく、震災を忘れないためにも時代に合わせながら柔軟な対応が求められています。
各地で発生する大地震、災害、そして今後30年以内に80%の確率で発生すると言われている『東南海沖地震』に備えるためにも、忘れてはならない、続けなければならない。
それは阪神淡路大震災を経験した皆さんの思いであり、当時のことを少しでも知っておきたいと考えている震災を知らない若い人たちの願いでもあると考えています。
6年前から竹灯籠の文字を一般公募し、21年は『未来』、22年は『光』、23年は『伝』、24年は『つなぐ』、25年は「きざむ」、26年は『がんばろう』、27年は『忘』、28年は『むすぶ』、29年は『とおに』という言葉を選ばせてもらいました。
震災経験を関西の人だけではなく、全国のより多くの方々にも伝えていくため、東京の日比谷公園・代々木公園にサテライト会場を設置しました。
1.17のつどいを皆さんと一緒に続けていきたいと考えております。
今年度もどうぞよろしくお願い致します。
藤本真一
寄付募集元であるNPO法人阪神淡路大震災1.17希望の灯り(HANDS)は阪神淡路大震災1.17のつどい実行委員会の事務局、1.17のつどい企画運営、竹灯籠・紙灯籠の運営を担当しております。