活動・団体の紹介
2015年11月、任意団体「にじ色こども食堂」として活動を始めました。
様々な事情により、家庭で生活できずに児童養護施設で過ごす子どもたちとの交流から
「地域で何が起きているのか」「地域で何ができるのか」の1人の疑問から動き出しました。
1人の疑問から2人3人と声が集まりました。
「自分の住む地域の子どもたちを見守れるコミュニティーを作りたい」
「手作りの温かい晩ご飯を食べさせたい」
「農家の廃棄野菜を役立てたい」
多様な人たちの多様な想いから当団体は生まれました。
活動の背景、社会課題について
10年の活動で多くの子どもたちに出逢いました。
家庭や学校に居場所を見いだせない子や「食べる」「寝る」「勉強する」の最低限の生活が脅かされる子、精神的・身体的・育児放棄の家庭で過ごす子、自分の将来に不安を抱えたり、自分自身に価値を見いだせない子。
この便利になった社会の陰には深い悲しみや辛さを抱える子どもたちがいました。
大人と違い生活圏の狭い子どもたちにとって、どんなに困難な環境にいたとしても自分の生活を当たり前の生活と思い、「助けて」の声をあげられなくなります。
社会的孤立に陥る前に必要とする支援につなげる必要性を感じています。
活動内容の詳細、実績について
子ども1人でも晩ご飯を食べに来られるようなアットホームな居場所「にじ色スペース」や学校が苦手な子も昼から集える「フリースペース」、中学生以上対象の23時までの子ども・若者の居場所として「ナイトスペース」、放課後の居場所「よってけ場」と大規模から小規模の居場所事業を展開しています。
他にも、子育て世帯の応援として、生活保護・就学援助受給世帯へ食品を提供する「おすそ分け事業」、農業を通じて人を繋ぐ「にじ農サークル」、札幌の夜の繁華街に集まる若者へのアプローチ「Night watch」支援者や大人たちが学び続けるための勉強会や講演会開催の企画をする「学び舎事業」などを行なっています。
「子どもの声を聞き逃さずに、一番に考えて行動していく」
その想いは設立当初から変わらずに、今では10年の年月を経ても繋がり続ける子どもたちの存在があります。
「いつでもここにおいで」
それがにじプレの活動です。
代表者メッセージ
私はたまたま家庭から離れ、児童養護施設で暮らす子どもたちに出逢いました。
私はたまたま子どもたちのために自分の住む地域で何かできないかと考えました。
そして、たまたま動き出しました。
そして、たまたま賛同する人たちが集いました。
今もたくさんの「たまたま」を経験しています。
その「たまたま」を子どもたちにも味わって欲しいのです。
「私はたまたま自分らしくいられる居場所を見つけたよ」
「私はたまたまそこで手作りのご飯を食べたよ」
「私はたまたま自分の抱えたものをその人に話したよ」
関わった子どもたちが「たまたま」を繋いでほしいと思っています。
何かを成し遂げようとしなくても、今、できることをするだけでいい。
自分が「たまたま」出逢った人から受け取った「たまたま」の優しさが心を温めてくれるのを知ってもらえたら、とても幸せな社会ですね。
寄付金の使い道について
主に
・事業食材費・消耗品(調理用具に関わるもの/トイレットペーパーなどの衛生品)・車両費(保険代/車税/ガソリン代/車検代)・事務所賃借費・会場費(光熱費込み)・通信費(wi-fi代/団体電話代)など
に利用させていただきます。
皆さんの寄付は子どもたちの笑顔に変えていきます。
下記の活動計算書をご確認ください。
