おもっているほど ひつじさん ふわふわではありません
「みんなのひつじさん」という絵本をご存じですか?
五味太郎さんの「干支セトラ絵本」の内の一冊です。
この本はこんなシーンから始まります。
「みなさんが思っているほど ひつじさん ふわふわではありません」
絵本の中では、タクシーがひつじにゴツンとぶつかってしまいます。
実際、モンゴルでは、羊の毛が固くなり、困った現象が起きています。
こちらの写真をみてください。
これがりっぱな「ふわふわな羊の毛」です。
毛が長く、小さく波打っているのが見えるでしょう?
この細かいなみなみが、良い毛の証です。
かつてはモンゴルにも、このような毛の羊がたくさんいました。
洋服に加工するにも使いやすく、高く売れるので、
人々の生活はそれなりに潤っていました。
ところが、今、モンゴルの羊の毛はこうなっています。
さっきの毛と、全然違うのがわかりますか?
短くて詰まっていて、良い毛の証である「なみなみ」はまったくありません。
このように毛が短いと、羊1頭から採れる毛量もかなり少なくなってしまいます。
品質も悪いので価格も安く、生活するためには羊の数を増やさなければなりません。
そうして羊の数は増えに増え、草原の草を食べつくしてしまうほどになりました。
羊が増えたことにより、さらに困ったことが起きています。
草原の砂漠化と、「ゾド」というモンゴル特有の恐ろしい災害です。
※ゾドとは、モンゴル特有の災害であり、大雪、氷点下気温、動物が牧草地にたどり着けなくなるほど地面が凍ってしまう状況をさします。(詳細)
夏にたくさんの草を食べられなかった羊は、厳しい冬を乗り越えられない。
家畜を失うことはモンゴルの人にとって財産を失うのと同じです。
前は10年に一度と言われていたゾドは、今では毎年のように起こるようになってしまいました。
どうすればこの現象を食い止めることができるだろうか。
ADRAはモンゴルの人たちと考えに考えて、ふわふわの毛をもつひつじをモンゴルに復活させる挑戦をはじめました。
ふわふわの毛をもつひつじを復活させるプロジェクトを始動!
ふわふわの毛をもつひつじを復活させる方法は、オ―スラリアにいる良質の毛を持つひつじの赤ちゃんを、モンゴルの羊に生んでもらうというものです。さらに、ふわふわの毛の羊をしっかりと育て、数を増やしていけるように、牧畜家のみなさんのトレーニングにも取り組みます。
また、せっかくの毛を刈り取りのときにダメにしてしまわないよう、毛刈りのトレーニングも行います。
モンゴルのひつじをふわふわにする!
それによって、モンゴル草原と人々の生活を守る!
長い道のりではありますが、その夢への一歩がはじまりました。
このプロジェクトに、あなたも参加できる方法があります!
モンゴルのひつじが固いのを、一緒になんとかしてくれませんか?
月々1,500円からのご寄付をいただいた方には、テレビやパソコン、スマートフォン、ゲーム機の画面クリーニングなどに幅広く使えるマイクロファイバー製のミニクリーナークロス2枚セットをお届けします。
ADRAひつじサポーターについて
・ひつじサポーターのマンスリー寄付は、2027年3月までの受け付けとなります。
いただいたご寄付は、モンゴルにふわふわの毛の羊を普及させる活動のほか、モンゴルの人々が生活するために必要な活動のために大切に活用させていただきます。
※またADRAでは、使途を指定したご寄付を頂いた場合、20%を一般管理費としてお預かりし、活動報告や寄付集め、領収証の発行、ボランティアコーディネートなどのために大切に使わせていただきます。
ADRA Japanについて
ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、支援を必要としている方々に寄り添い、自立を助ける支援を届けています。日本では認定NPO法人を取得しています。
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税制上の優遇措置について
ADRA Japan は東京都から認定を受けている「認定 NPO 法人」です。ADRA Japanへの ご寄付は、寄付金控除の対象となります。領収証は、ご住所のわかる方には毎年1月に、前年1月~12月までの分をまとめてお送りしております。ご希望の方には都度発行も可能ですのでお問い合わせフォームよりご連絡ください。
所得税の税額控除の場合、確定申告によって寄付金額から2,000 円を差し引いた金額の40%が所得税から控除され還付されます。また、寄付金額から2,000 円を引いた金額を所得から控除する所得控除を選ぶこともできます。
例:年間で30,000円のご寄付をした場合
所得税:(30,000−2,000円)×40%=11,200円
住民税:(30,000−2,000円)×10%=1,120円
→合計12,320円の控除(税額控除の場合)
*住民税の寄付金控除については、各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村の税務担当課にお問い合わせください。