ADRA Japan (アドラ・ジャパン)

ウクライナ募金キャンペーン~心に花を咲かせましょう~

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ADRAでは、ウクライナ危機の発生当初から、食料や生活必需品の提供、現金給付など、命をつなぐ支援を届け続けています。それと同時に私たちが大切にしてきたのが、「心を支える」心理社会的支援です。 心の平和をすべての人へ。 ADRAは、戦争の長期化によりストレスを抱えるウクライナの人々へ、心のケアを届け続けるために、特別な募金キャンペーンを実施します。
2025-12-16 12:39
花さき山~ 1~
こんにちは。ADRAの永井です。 いつもADRAの活動を応援していただきありがとうございます。 12月に入り、1年の早さを感じています。 年が明ければ、ウクライナ人道危機から丸4年。 これまでの支援活動と、今後について考えたことを、5本の活動報告という形で、シェアさせていただきます。

「やさしいことをすれば花が咲く」という言葉、

皆さんは聞いたことがありますか?

これは、斎藤隆介さんと滝平次郎さんによる絵本『花さき山』に出てくる一節です。

『花さき山』では、

貧しい家庭の「あや」が山菜を取りに行った山で道に迷い、

村人から恐れられている「やまんば」に出会います。

そこには見たことのない美しい花が一面に咲いていました。

やまんばはあやに、その花がなぜそんなにきれいに咲くのか

話して聞かせます。

(絵本:花さき山 出版社:岩崎書店)

===

この花は、ふもとの 村のにんげんが

やさしいことを ひとつすると ひとつ さく。

あや、おまえの あしもとにさいている 赤い花、

それは おまえが きのう さかせた 花だ。

===

あやは前日、本当は欲しかったものを、

母親と妹のためを思って、「自分はいらない」と

涙を呑んで我慢していました。

他の花もみんな、誰かが自分の事よりも

誰かを優先するときに咲くのだと、やまんばは言います。

あやはその後、やまんばと会った場所を

見つけることは二度とできませんでしたが、

「あ、いま花さき山で、おらの花がさいてるな」と

思うことがあった、と結ばれています。

私は日頃、ADRAで働きながら、

見えないところで、花が咲くのを感じることがあります。

私の花ではなく、皆さんの花です。

ウクライナ危機からまもなく4年。

今でも毎週約1,500件の戦闘や、

ドローンによる爆撃などの暴力にさらされているこの国ですが、

世界ではニュースに取り上げられることも少なくなり、

人々の感覚が慣れてしまいそうなほど、長い時間が経ちました。

けれども、そこに住んでいる人々にとっては

決して慣れることがない現実の中で心がしおれて、

時には折れてしまうことが続いています。

実際、ウクライナでは今、国民の約6割の方が

長引く戦争による影響で、心の健康問題に苦しんでます。

ADRAでは、心のケアの必要性を当初から認識し、

取り組みを続けてきました。

そのような中、皆さまのご支援のおかげで、

「あぁ、花が咲いた。よかった」

――そう思わずにはいられないエピソードが現地から届いています。

2本目からの活動報告でご紹介いたします。


1本目をお読みいただき、ありがとうございました!

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