こんにちは。レバノン事務所の土橋です。
クラウドファンディング期間中に、1,141,000 円のご寄付が集まり、真冬の3か月間の暖房に必要な灯油5,910リットルを学校に届けることができました。ご寄付や応援メッセージをくださった皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。
今回は、ご報告とお礼とともに、2回目の灯油を届けた際のレポートをお届けします。
ベカー県バールエリアスは、県内で最も多くのシリアからの人びとが住む地域です。学校の子どもたちも含むシリア人家庭は、市内にあるアパートや市郊外にある大小さまざまなテントサイトで暮らしています。
今回アマン校を訪問したのはラマダンの1週間前で、先生たちはラマダンのための校内のデコレーションをしていました。

灯油を届けた日は天候に恵まれ、冬場であることを忘れさせるような穏やかな日和でした。しかし校舎に入ると空気は一気に冷え込み、上着を着ていても寒さを感じるほどに。 普段、校内がどれだけ寒くなるかを想像させられます。教室では、マフラーを巻いていたり、上着をきていたりする子どもたちもいて、その切実さを感じると同時に、それでも勉強に励む子どもたちの確かな意欲を感じました。
冬の間、学校では限られた灯油を節約しながら使っています。毎朝、先生たちが子どもたちの来る前にストーブをつけて教室を温かくします。比較的暖かい日には、昼の間暖房を止め、午後のクラスで下校の前まで再び暖房をつけて、教室を温かくしています。


ちょうど灯油の供給が終わった頃、子どもたちがお昼休みで教室から出てきました。雑談をしたり校庭に遊びに出たり、どこにでもある尊い日常の光景があります。バールエリアスには学校がいくつかあり、学校対抗のスポーツトーナメントもあるそうで、「サッカーが好き!次の試合では勝ちたいの!」と言っている子どももいました。

レバノンには現在も推定で100万人のシリア難民がいると言われています。2024年12月にシリアのアサド政権が崩壊し内戦が集結して以降、これまで50万人以上のシリア人がレバノンからシリアに帰還している一方で、帰還先の住居や土地の所有権の問題、生計手段の確保の難しさ、また学校や病院、水や電気といった公共インフラがいまだに整っていないところが多いのが現状で、レバノンで生活を続ける世帯がまだまだ多くいます。家庭の事情と子どもたちをめぐる状況はさまざまです。

今回の越冬支援は皆さまからのご支援とご協力、そして温かい応援のお言葉に支えられて実施することができました。本当にありがとうございました。
なお、2月28日に始まったイスラエル・米国とイランによる戦争の影響で、レバノンでもヒズボラとイスラエルによる武力抗争とイスラエルによるレバノンへの攻撃が激化しています。バールエリアス地域はこれまで攻撃の対象になっておらず、子どもたちと先生たちは無事ですが、アマン校は現在休校中です。学校が一日でも早く再開され子どもたちの日常が戻ること、そして人びとの無事を祈るばかりです。(皆さまからのご寄付でお届けした灯油については、授業が再開されるまで現地で大切に保管されます。)
パルシックは、これからもレバノンで厳しい状況の中で生きる子どもたちや人びとに寄り添って活動をしていきます。また、今回の中東(西アジア)危機を受け、レバノンで緊急人道支援を開始しました。人びとの命と暮らしを守るため、活動をご支援いただけますと幸いです。
金額1,000円 |
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金額3,000円 |
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金額50,000円 |
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