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特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)

【****株式会社様】令和6年 能登半島地震緊急支援(AAR Japan)

2024年1月1日に発生した能登半島地震は、石川県を中心に甚大な被害をもたらしました。住宅被害は11万287棟に上り、現在も9千人を超える方々が避難生活を送っています(3月19日現在)。AAR Japan[難民を助ける会]緊急支援チームは、発生翌日2日に被災地に向けて出動し、3日に緊急支援を開始。炊き出しや福祉施設・避難所への食料・衛生用品などの物資配付、マッサージや入浴支援、外国人居住者支援など、現地の行政や関係団体と連携しながら、必要とされる支援を続けています。引き続き、皆さまからのご協力をお願いいたします。

プロジェクト概要

活動1. 炊き出し

AARは震災発生2日後の1月3日、パートナー団体の認定NPO法人ピースプロジェクト(代表:加藤勉AAR理事)と協力して避難所での炊き出しを開始しました。その後も他団体や被災者自身の有志グループと連携し、3カ月間にのべ12万食以上の温かい食事をお届けしました。
地元の郷土料理「とり野菜みそ」を取り入れるなど、栄養バランスや美味しさにも気を配ったバラエティ豊かなメニューは、「寒さの中で温かい食事はありがたい」「避難所でこんな料理を食べられるとは思わなかった」とたいへん好評です。避難所だけでなく、台所が使えない状態で在宅避難を続ける在宅避難者など炊き出しを必要とする方々がいる限り、AARは他団体と連携して支援を続ける予定です。

炊き出しに並ぶ親子と鍋から汁物をつぐスタッフ。手前はAAR Japanのバナー
AARと連携するNPO法人BOND&JUSTICEによる炊き出しに並ぶ被災住民=石川県能登町で2024年2月

活動2. 物資配付

交通インフラが壊滅的な被害を受けた能登地方には、いわゆる「孤立集落」など、市街地から離れた山間部に緊急支援が届きにくい地域が散在しました。AARは一時孤立していた輪島市町野町の小規模な避難所に早い時期にアクセスし、食料や飲料水、衛生用品などをお届けしました。こうした集落の住民はほとんどが高齢者で、必要な物資やサービスを丁寧に聞き取って避難生活をサポートしています。
この震災では上下水道の損壊による断水が大きな課題となり、AARは企業からご提供いただいた非常用の携帯トイレ、水の要らないシャンプーや歯磨きセット、体拭きウェットシートなどを障がい福祉施設や高齢者施設、避難所にお届けしました。受け取った皆さんからは「こういうものが欲しかった!」「介護にとても役立って助かります」といった声が多数寄せられ、たいへん好評でした。

段ボールを手渡すAAR職員とそれを受け取る地元の男性 それを見守る地元の人々
輪島市町野町の若桑集会所に支援物資を届けるAAR大原真一郎(左)=2024年1月

活動3. 障がい福祉施設支援

大規模な災害に際しては、平時から弱い立場にある障がい者、高齢者などが特に困難な状況に置かれる傾向にあります。AARはこうした被災者への支援を常に重視しており、緊急支援チームが石川県内の福祉施設を優先的に回ってニーズを聞き取り、食料や飲料水、衛生用品、必要な備品などを届けてきました。
被災地の障がい者を支える福祉施設スタッフは、自らも被災者であり、自分たち家族の生活再建と施設の維持・再建の両方に対応しなければならず、その苦労は並大抵のものではありません。震災直後に他所に一時避難したものの、避難先から戻って来た施設利用者や家族から「施設を早く再開してほしい」との切実な声が相次いでいるといい、AARはいくつかの福祉施設で損壊した建物や設備の修繕計画を進めています。

AAR職員が施設スタッフから話を聞いている
障がい福祉施設「クオーレすず椿」で被災状況を聞き取り調査するAAR職員=珠洲市で2024年1月

活動4. コミュニティ支援

避難所や在宅で避難生活を送る被災者の皆さんのニーズに合った支援として、理学療法士など専門家による出張マッサージ、トラックを改装した「移動式お風呂」サービス、弁護士が生活再建に向けた支援制度を分かりやすく解説する講座・相談会の開催、使われなくなった井戸の再利用のための電動ポンプ設置などを行っています。移動式お風呂を利用した70代女性は「震災から2カ月間まともにお風呂に入れなかった」と1時間半ほどかけて入浴を楽しんでいました。弁護士による講座・相談会には毎回多数の参加者があることから、生活再建の取り組みが本格化する中、AARは引き続き各地での開催を準備しています。

相談会の会場に多くの被災者が聴講している
公共施設「コンセールのと」で開かれた講座&相談会。前方は永野海弁護士(右)とAAR大原真一郎=能登町で2024年3月

活動4. コミュニティ支援

避難所や在宅で避難生活を送る被災者の皆さんのニーズに合った支援として、理学療法士など専門家による出張マッサージ、トラックを改装した「移動式お風呂」サービス、弁護士が生活再建に向けた支援制度を分かりやすく解説する講座・相談会の開催、使われなくなった井戸の再利用のための電動ポンプ設置などを行っています。移動式お風呂を利用した70代女性は「震災から2カ月間まともにお風呂に入れなかった」と1時間半ほどかけて入浴を楽しんでいました。弁護士による講座・相談会には毎回多数の参加者があることから、生活再建の取り組みが本格化する中、AARは引き続き各地での開催を準備しています。

AAR職員とインドネシア人の男性たちがAARが届けた支援物資を手に並んで立っている
被災したインドネシア人の漁業技能実習生たちとAAR職員=能登町で2024年1月

AAR Japanについて

AAR Japan[難民を助ける会]は1979年に日本で生まれた国連公認の国際NGOです。「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき設立され、難民など人道的危機にさらされた人々に必要なものを迅速に届け命をつなぐ緊急支援と、さらに未来を切り拓くための長期的な支援を、6つの分野に注力して世界17ヵ国で行っています。能登半島地震緊急支援は、東日本大震災をはじめ、国内災害支援での知見を活かして行っています。

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、令和6年 能登半島地震で被災し、支援を必要している方々の活動に大切に使わせていただきます。

〈支援活動内容〉

・例えば3000円で、1世帯(5人)に2リットル入り×30本を届けることができます。
・例えば5千円で、水のいらないシャンプー、からだふきシート、無水歯ブラシなどの衛生用品を1世帯(5人)届けることができます。
・例えば1万円で、約30人分の炊き出しを提供できます。

寄付金控除について

AAR Japan[難民を助ける会]は、東京都により「認定NPO法人」に認定されています。
ご寄付くださる皆さまには、所得税、法人税、相続税などの税制上の優遇措置を受けていただくことができます。詳しくはこちらをご覧ください。

寄付金控除について | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO

よくあるご質問

よくいただくご質問内容をまとめて掲載しています。
お問い合わせの前にまずはご確認ください。

よくあるご質問 | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO

団体情報
特定非営利活動法人 難民を助ける会(AAR Japan)
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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