特定非営利活動法人ADDS

【15周年記念 なかまあつめキャンペーン】発達支援が必要なすべての人が自分らしく学び暮らせる社会を「ともに」目指しませんか?

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サポーター
57
56%
目標人数 100
paid
支援総額
84,500円/月
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残り
61
2024年12月31日 23時59分 まで
ADDSは、2024年9月で設立15周年を迎えました。 皆様の温かいご支援のおかげをもちまして、発達特性のあるお子様とそのご家族へ科学的根拠に基づく支援を届けるための様々な活動を継続できましたことを、心より御礼申し上げます。 しかし、「発達支援が必要なすべての人が自分らしく学び暮らせる社会」という大きな目標を前に、これからはもっと制度に捉われない広く深い活動の必要性を痛感しています。 今年度からは、 「研究・提言・啓発」 「災害×発達障害」 「困窮×発達障害」 という3つの取り組みを加速させてまいります。 これらの取り組みを推進するための持続可能な体制づくりのためには、継続的に伴走してくださる皆様のお力添えが大きな追い風となります。 どうかこの機会に、ADDSの「なかま」になっていただけませんか?創業当時より掲げてまいりましたミッションの実現のために、 ADDSと一緒に力を合わせてくださるサポーター=「なかま」100名を、わたしたちは探しています。

ミッション

発達支援が必要なすべての人が自分らしく学び

希望を持って生きていける社会を共に実現します

障害の有無や生まれた環境にかかわらず、誰もが⾃⾝の発達特性に合った学びを保障される社会になれば、「発達障害」という概念は必要なくなり、すべての人がよりよく生きられるはずです。

私たちは、エビデンスに基づく実践を通じて、あらゆる⽴場の⽅と⼿を取り合い、ともに希望ある社会の実現を⽬指します。

保護者と共に、エビデンスに基づき、社会に変化を

ADDSは以下の3つの理念を基に活動しています

保護者とともに取り組むこと

研究成果に基づいた手法を選択すること

社会に変化を起こすこと

無関係な人はいない。「発達障害」の概念が必要ない社会の実現は、すべての人の生きやすさにつながる

共同代表の熊仁美(左)と竹内弓乃(右)

ADDSを創業した2009年からはや15年―


時代の変遷に伴い、発達障害という言葉は多くの人が知るところとなりました。子ども達をとりまく環境は少しずつ改善しているものの、個の特性への理解や配慮、エビデンスに基づく支援については、まだまだ浸透していないのが我が国の現状です。

社会は依然として、虐待や鬱などの子育て課題、不登校、引きこもり、いじめ、行動障害の対応といった多様な問題を抱えています。課題の背景には、個の特性と環境とのミスマッチに起因する、子ども本人や家族、支援者の苦しみが存在しています。

私達はエビデンスにもとづく発達支援を切り口に、これらの課題解決に取り組む中で、驚くほどの可能性を花開かせていく子ども達、ご家族、支援者との素晴らしい出会いを重ねながら、なんとか15年を駆け抜けることが出来ました。

15年分の感謝を胸に、いま強く感じていることがあります。

それは、当法人が目指す「発達特性があっても、その人が自分らしく学び、暮らせる社会」は、限られた障害のある人たちだけのものではない、ということです。

目指す未来の背景には、「すべてのひとが個の違いやつよみを尊重され、支えあえる」社会があります。これは、皆が自分らしく生きやすい社会をつくることにほかなりません。真に個の違いが尊重されれば、発達障害という概念は必要なくなるでしょう。このあらたな社会の在り方につながる活動に、本質的に無関係な人は、いないのではないでしょうか。

次の15年は、志を同じくし、発達障害という概念が必要ない社会の実現を
ともに目指して下さるたくさんの方々と、もっともっとつながっていきたいと思っています。

1つのちいさなNPO法人でできることは、本当にたかが知れています。ひとりひとりの小さくも多様な力が集まることで初めて、大きな力に、そして社会を変えるうねりになっていくはずです。

発達支援の「その先」へ。

ぜひ、私達のなかまになってください。

36人に1人が自閉症スペクトラム症

数字で見るADDS

2022年度年次報告書より抜粋

15周年を迎えて、これからへの思い
「すべての」人へ、「ともに」よい支援を


2020年、法人の有志スタッフが集まり、改めてADDSではどんな社会を目指すか?誰に何を届けたいか?という話し合いをしました。その結果、ミッションが新しくなりました。



発達支援が必要なすべての人が 自分らしく学び
希望をもって生きていける社会を ともに実現します



「すべての」には、誰一人取り残さないという覚悟を、「ともに」にはあらゆるステークホルダーと未来を共創するという意思を込めています。

皆様のおかげをもちまして、当法人は2020年からのコロナ禍も乗り越え、組織の基盤を強化しながら安定して通所施設の運営ができるようになりました。制度事業の広がりとともに組織規模も大きくなり、江戸川区をはじめとする行政との連携や、全国の事業者様とのネットワーク構築事業も始まっています。


一方で、日本の福祉制度は、エビデンスに基づく政策決定には程遠い方向に舵が切られ、研究と実践に基づき適切に声を上げる努力がもっと必要です。さらに、「誰一人取り残さない」というには程遠く、発達障害にまつわる課題はあちこちで顕在化し、困り感を抱えた当事者やご家族が多くいらっしゃいます。
この15年間、組織体力やリソースの不足を理由に、制度への働きかけや制度の狭間にいる当事者とご家族への支援を、十分やり切れてこなかったことは、私たちがこれから向き合うべき課題です。

被災地にも発達支援が必要な親子がたくさんいらっしゃいます。経済的困窮世帯にも、在日外国人の中にも、不登校児童にも、発達の課題があるお子さんがいらっしゃいます。そういった、制度からこぼれ落ちてしまう方達へ必要な支援を生み出し届けていくこと、そしてそれを制度に還していくことが、本来のNPOの使命です。

しかし、そういった制度なきところへ先頭を切って支援を届けるような活動は、私たちの力だけで持続させることができません。

これからはもっと皆様と一緒になって
社会を変えていくことに、
本気で取り組みたいのです。

これから加速させたい取り組みに対する思い

「災害×発達障害」

▼きっかけ

被災地支援への思いは、2011年東日本大震災に遡ります。

東日本大震災の発災当時、ADDSはまだまだ創業期で、立ち上げメンバー全員が自身の担当ケースを受け持って、曜日ごとに違う貸しスペースで支援を提供していました。全体で20家庭程度のお子さんと保護者の方が通ってくださっていたと思います。共同代表の熊は博士課程に在学しながら、竹内は夜間大学院に通いながら、出産も控えている時期でした。そんな中で震災が起こり、多くのNPOやNGO、ボランティアが迅速に被災地に入り緊急支援を展開する中、ADDSにも被災地での支援を展開しないか?と声が掛かりました。震災があったとしても子どもたちの発達の機会が奪われてはいけないと、いてもたってもいられない気持ちで、現地で活動ができないか話し合いました。しかし、メンバー全員が今の活動地域で担当ケースを抱え、資金的にもマンパワー的にも全く余白がない中で、現地に入って支援をすることは難しい、と苦渋の決断をすることとなりました。


あれから12年が経ち、その間に国内だけでも多くの地震や水害があり、被災地支援の団体の皆さんがそのたびに力強く活動されています。ADDSは、直営の拠点が3つになり、当時4名だけだったスタッフは70名を数える組織に成長しました。発達支援のノウハウの体系化や人材育成、研究成果の発信など、手がける事業も増えました。

しかし、依然として被災地支援のための具体的な活動はできておらず、12年前の無念は果たせぬまま、むしろ緊急支援の経験とノウハウの無さから参入の壁さえ感じてきました。


そして、2024年元旦に能登半島地震が発生しました。
今回は、緊急支援をされているNPOの方にサポートいただき、ADDSメンバーも現地に赴き、被災地の住民や行政の方や多くの支援者の方とお話しさせていただく機会を得ました。その中で、発災直後の人命救助、水や食糧や衣類、瓦礫の撤去やインフラの復旧支援が必要な時期から、現地のニーズが復興のフェイズに移っていくとき、被災前から抱えている街づくりの課題がより克明に浮かび上がってくるということを知りました。
ここからは、住民の方々が主体となり、外からたくさんの知恵とマンパワーとお金などのリソースを巻き込みながら地域の未来をつくっていく、何年もかかる息の長い挑戦が始まっています。

▼わたしたちにできることー発達障害の専門性を活かした支援
これからの復興への取り組みの中には当然、子育てや発達障害にまつわるニーズもあり、ADDSとしてノウハウを活用できることも多くあります。
また、被災地での学びは、今後首都圏でも起こるかもしれない災害への備えや、避難所の環境整備のための知見の蓄積にもつながります。

いただいたご寄付は、被災地の住民の方向けのオンライン発達相談の提供、現地での調査と発達支援のための活動に、大切につかわせていただきます。

「困窮×発達障害」

重度の知的障害と自閉症があるAくんとその家族。
路頭に迷うことを防ぎ、特別支援学校に通いながら
特性に合わせた安心した環境を整えていくために。

発達障害×仮放免による困窮への支援例

▼重度の障害に向き合う難民の親子
わたしたちが初めてA君と出会ったのは、彼が自閉症と重度知的障害の診断をうけ、3歳でADDSが運営する施設に通い始めた時でした。Aくんの母親は、母国での迫害から逃れるために、難民認定を求めて日本に入国されました。

出会った頃のAくんは、言葉を話したり、理解することが難しく、環境の変化が非常に苦手で、少しでも人や場所が変わると、癇癪やパニックを起こしていました。自分の頭を激しくたたいたり、衝動的に人につかみかかったりすることも頻繁でした。

母親は、言葉の壁に苦戦しながら、Aくんと一緒に施設に通い、コミュニケーションを教える練習をし、トイレや食事などの生活スキルを整え、3年間、療育スタッフと二人三脚で、一生懸命療育に取り組んできました。

▼言葉や国境を越えてー拓いていく子どもの可能性
泣き叫んでいたAくんは6才になり、パチパチと手を叩くジェスチャーを通じて、[食べたい][欲しい]といった要求を伝えられるようになりました。バスやトイレの写真カードを見せると、予定を理解できます。白飯しか食べられなかった給食も、色々なメニューを食べられます。手遊び歌を楽しみ、可愛い笑顔でハイタッチをします。驚くような沢山の成長を見せてくれたのです。母は、「私があの子の名前を呼ぶと、目を見つめてくれるのよ」と子どもの成長に目を潤ませて喜んでいました。

▼仮放免による困窮と発達障害特有の課題
しかし、特別支援学校への進学を目前に、難民認定が退けられ仮放免状態になったことで、親子は一気に困窮することになりました。専門機関と連携し、難民用のシェルター等を使った支援も検討しましたが、Aくんは発達障害の特性から、慣れない環境に非常に強いストレスを感じます。その結果自傷や他害、大声などが懸念され、家族以外の人と同じ空間で長く過ごすことは難しい状況です。電車やバス、飛行機に乗って長時間移動することも難しく、偏食から食料を確保するのにも苦労しています。
私達は、難民支援や困窮支援の専門団体、児童相談所や保健センター、障害福祉施設などあらゆる機関と連携し、手を打ってきましたが、母親が働くことは許されない状況で、いよいよ生活が困窮し、子ども達はお腹を空かせ、ホームレス化しかないといった状況が見えてきました。

▼わたしたちにできることー発達障害の専門性を活かした支援
これまで、法人の有志で、専門性を活かして取り組んできたことは大きく3つあります。1つは、ソーシャルワークです。難民支援、困窮支援を専門とする団体に、ご家族をつなぎ、発達障害の特性からくる課題の重篤度・緊急度を伝える役割を担ってきました。
2つ目は発達障害に関する根拠資料の作成です。必要な発達検査や行動査定を行い、Aくんの発達特性を説明し、その特性に合わせた住居や食料などの生活支援、発達支援の必要性を伝える根拠資料を作成し、特別在留許可に関する入管への同行支援を行ってきました。3つ目は、食料や玩具等の生活用品の支援です。Aくんの偏食や、感覚の過敏性に合わせた物品を集めて、支援を行ってきました。

在留に関する許可が出るのか、いつ来るかの見通しも立たない状況です。ただでさえ厳しい状況の中、発達障害があるゆえさらなる課題が生じています。私達は、難民や困窮の支援に関しての専門家ではありませんが、専門団体との緊密な連携をしながら、Aくんが安心して過ごせる環境で、特性に合った教育や支援を受けられるよう、発達障害特有の課題に対する支援を行っていきたいと考えています。

研究・提言・啓発
「発達障害の概念が必要ない社会」の実現に向け

「発達障害の概念が必要ない社会」の実現に向け、調査や研究を通じたエビデンスを構築し、その成果を基にした政策提言や啓発活動を通じ、担い手育成や社会の変化に貢献します。

ご寄付を活⽤させていただく取り組みの一例

上記取り組み以外のご寄付の使途について

頂いたご寄付の15%未満は以下の様なADDSのミッション達成のために行う活動にかかる費用全般に大切につかわせていただきます。

・活動に関わる人件費や交通費など
・事務管理費(決済システム利用費、HP運営費など)

寄付してくださった皆様への寄付金の使途に関するご報告は、年次報告書(アニュアルレポート)の送付をもって代えさせていただきます。

ADDSを支えてくださる寄付者様の声

 

2022年度年次報告書より抜粋
2022年度年次報告書より抜粋

最後に

私たちにできることは、エビデンスに基づいた専門性の高い支援を、それを必要としているお子様やそのご家族に届けること、未来の発達支援を担う人材を育てること、そして障害の有無にかかわらず、個の違いを互いに認め合い、活かしあい、すべてのひとが自分らしく、豊かに、幸せに暮らせる社会の実現に向けて全力で取り組んでいくことです。
これからも発達支援に関する多様な社会課題を解決する活動を続けていくために、わたしたちの「なかま」として毎月ご支援していただける方を心よりお待ちしております。

※ADDSの個人情報保護方針および寄付金等取扱規程をご確認されてからお申込みください

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