活動・団体の紹介
2016年 子どものいる貧困世帯を中心に食糧支援をするため「フードバンクしばた」を設立。
食糧を配付するフードバンク、就学に必要な物品を買って提供する就学支援を始める。対面で食糧を渡した際に困りごとを聞き要望に応えるかたちで事業を拡大。現在は制服リユース、生活用品リユース、学用品リユース、訪問型病児保育、子育てや生活面の相談、産前産後ケアなど包括的に支援を行っている。子育て世帯を支援するため、相談事業、産前産後ケアは一般の方も利用可能。
活動の背景、社会課題について
米どころ新潟、野菜などの農作物も豊富な地域でありながら、食べることに困っている方がいることに衝撃をうけた。物価上昇は続き賃金が上がっても追いつかず、さらに生活が苦しい世帯が増えている。特にひとり親世帯では節約に節約を重ねギリギリの生活を強いられている。これ以上は生活費を削ることができない、死ぬしかないと追いつめられている方々がいる。そのような人たちを何とか米だけでも確保し、支援し救いたいとの思いで活動を続けている。
活動内容の詳細、実績について
「フードバンク」
個人・企業、皆様からいただいたご寄付の品を生活困窮ひとり親世帯、主に母子世帯に月に1回~2回継続して支援、世帯の状況によっては回数制限をしない。米、野菜、冷蔵・冷凍食品、レトルト食品、お菓子などの食料と生活用品をボランティアが対面方式で渡している。市役所や社会福祉協議会、各包括支援団体からの依頼にも応じ提供。ひとり親世帯のほか、生活が苦しい高校生、大学生、専門学校生へ月1回約70件配送。




「おべんとう配布 いただきます」
コロナ禍を機に、こども食堂をやめて、お弁当配布に変更。週1回ボランティアが手づくりして配付。利用者からは「一食でも負担が減って助かる」「仕事が終わり帰宅後、子どもとゆっくり過ごせる時間ができた」などの感想をいただいている。夏休みには特別バージョンとして当会利用者限定で会食型の、こども食度を再開。来年度も行う予定。



「就学支援」
就学に必要な品物(靴や部活動に必要なもの、学用品)など、リュースで補えない物を購入し提供。

「学生服リユース」
市内、中学校・高校の制服を集め無償で提供。新入学をひかえた小学校6年生の保護者からの申し込みが急増しているほか、高校の合格発表があった途端、電話が鳴りやまい。令和6年度、利用者91件。

「学用品リユース」
市内すべての小・中学校に学用品リユースボックスを設置し回収。必要な人に無償で提供。事務所でも受け取りを行っている。

「生活用品リユース」
当初、DVなどで何も持たず逃げてきた方のために開設。現在は当会登録者も利用している。洗濯機・冷蔵庫などの電化製品や炊飯器などの調理器具・自転車などの生活用品全般を集めて無償で提供。

「訪問型病児保育」
パート勤務で休むと減る賃金が減る、解雇されるなどの問題を補うために、保護者の代わりに自宅で専門のスタッフが保育を行う。一度利用すると利便性が伝わり再度利用する方が多い。

「お母さんの相談室」
家庭問題や子育ての悩みなどの相談にのる。年々深刻な悩みを抱える方の相談が増えてきている。2025年9月から「お母さんの相談室・休憩室」を「お母さんの相談室」に改め、より専門的で細やかな支援を行うことにした。令和6年度利用者 延べ 大人172人、子ども143人。

「産前産後ケアゆりかご」
全国で産前産後の鬱が原因で虐待や死に至る痛ましい事件が起きている。「お母さんの相談室」利用者との会話の中でも、産前産後に鬱になり一人で悩んだ経験がある母親も多く、その問題に特化した施設の開設。子どもが泣いて眠れない(極度な寝不足)、相談あるいは支援してくれる人が身近にいない、身近の人には話しづらいなど子育ての悩みを抱えていたり、安心してくつろげる居場所がないなどの問題がある。開所以来、利用者が殺到して定員を超えるため、緊急の場合は受け入れるが予約が1か月~2か月待ちの状況のときもある。お昼にはボランティアの手づくりの食事を無償で提供。再度利用を希望するする方が多い。令和6年度利用者 延べ505組(母親・乳児)。


「イベント」
経済格差が広がり、体験格差の問題も生じています。体験を通じて子どもたちの感性を育むべく、さまざまなイベントを行っています。








フードバンク利用者の声
男の子と女の子の母です。野菜やお米の高騰から毎日何を買って何を食べさせようか悩む毎日ですが、こうして寄付していただけることで二人の子供の命が繋がっていきますことを感謝しております。本当にありがとうございます。感謝してもしきれませんが、寄付には助けていただいてること本当に有難く思います。本当にありがとうございました。(30代女性)
生活に必要なモノしか買ってないはずなのに、どこで何を買ってもビックリするぐらいの値段の高さで特に野菜などはいつもためらってしまって買えません。仕事帰りにスーパーへ行くとお買い得なものはほぼ売り切れていて買えないです。この時期は食べるものを我慢してでも灯油を買い、通勤の為にガソリンを入れなければいけないので、食品をいただけることは本当に助かります。我が家は子供が高校生なのでまだまだ毎日お弁当を持っていかなくてはならないので、せめて皆と食べる時に恥ずかしくならないようなお弁当にしなくてはと思っていますが、厳しい日々です。この物価高に困っているのは自分だけではないので自身でどうにかするしかないとはわかっていても苦しいことにはかわりないのですが。ただ、そんな中でもこうしていただいた食品を子供と一緒に「わー!やったー!これ今すぐ食べよ!あっ、これ絶対美味しいやつやん!あっ、これ弁当に入れてよ」というなんか嬉しい会話ができた事で、また明日から仕事頑張るしかないかーって気持ちになれました!ありがとうございます。(40代女性)
寄付金の使い道について
支援を必要する世帯が多く、ご寄附でいただいた食糧だけではたりないため、お米や食料品等の購入、また各事業の運営費に使用させていただきます。よろしくお願いいたします。

この募金は、新潟県共同募金会を通じて、赤い羽根共同募金運動の一環として実施され、寄付者の応援が直接、指定の福祉団体に届けられる募金となっています。毎年1月1日から3月31日まで実施されます。
頂いたご寄付に加え、一定の要件に基づき赤い羽根共同募金からも加算して助成され、寄付者の皆様のご意思を強く反映できる仕組みとなっています。
▶にいがた・新テーマ型募金特設ページを是非ご覧ください。
※新潟県共同募金会の審査を得た事業になります。 赤い羽根で知られる共同募金会は、昭和22年から市民主体の取り組みとして社会福祉の推進のために赤い羽根共同募金運動を続けている団体です。寄付募集を行っている団体は本会で審査し、承認された団体ですので安心してご寄付いただけます。
※税制優遇について ▶詳細はこちら(中央共同募金会HP) 寄付金は税制優遇の対象です。 個人のご寄付は、所得税の所得控除または税額控除の対象となり、さらに新潟県内にお住まいの方は住民税の税額控除も受けられます。 法人のご寄付はご寄付していただきました金額を、全額損金算入することができます。
※新潟県共同募金会とは たすけあいの精神を基調として、共同募金運動を通じて、新潟県における社会福祉事業の健全な発展と社会福祉に関する活動の活性化を図ることににより、地域福祉の推進を図ることを目的として様々な活動を行っております。
(お問い合わせ) 社会福祉法人 新潟県共同募金会 950-0994 新潟県新潟市中央区上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ3F TEL:025-281-5532 FAX:025-281-5533



