活動・団体の紹介
わたしたちNPO法人やっぺすは、2011年の東日本大震災を機に設立した団体です。
設立時は、石巻圏域において地域コミュニティの再建、孤独・孤立防止としての居場所づくりや女性の社会参画推進、起業支援等の事業を行うことで、地域のエンパワーメントをする活動を行ってきました。
現在は、相談支援事業部とママこども事業部の2事業部門を柱に事業展開を行なっています。
ママこども事業部は、地域食堂や子育てサロン等、親子の居場所づくりを中心とした子育て支援事業を。相談事業部は、相談窓口の運営やシェルター事業、居住支援事業を展開し、困難を抱えた地域住民が力を取り戻すこと、地域を元気にすることを模索しながら活動を展開しています。
活動の背景、社会課題について
近年、全国的に「生活困窮」「DV(家庭内暴力)」「虐待」などの社会福祉課題が深刻化しています。弊団体に寄せられる相談内容からもその実態が浮き彫りになっており、特に女性や子どもたちを中心とした相談件数は年々増加傾向にあります。
核家族化や地域の繋がりの希薄化、経済的不安、家族機能の低下、さらに身近に相談出来る人がいない・従来の支援の制度に該当しない・相談先がわからないという状況が、問題の長期化・複雑化となっていることが、活動する中で見えてきました。
子育て世代にとっても、核家族化や転勤等によって、頼れる人や身近な相談相手が周りにいないという声が、活動を通して寄せられています。
このような悩みを抱えている方々が孤立を防ぎ、とりこぼされることがないよう、相談支援事業・ママこども事業の活動を通して、互いに関わり合える機会づくりや、個々の状況に寄りそった伴走支援が必要とされています。
活動内容の詳細、実績について
DV、虐待被害による避難や離婚、経済的理由、家族間トラブル等により住居を失った(若しくは失う危機のある)女性や子どもたちを対象として、
①弊団体が相談を受け、シェルターが必要と判断した方及び行政機関等から要請を受けた方に対し、居住地として登録可能なシェルターの提供を行う。
②生活再建に向けた伴走支援
相談者の心理面に寄り添った相談支援に加えて、困難を抱える女性達の課題を共に考え、個々のニーズに合わせた伴走型の支援を行ないます。
【当該事業直近2年の活動実績】
<R5年度> シェルター入居人数 のべ31名(内、女性17名 こども14名)
<R6年度> シェルター入居人数 のべ53名
(内、若年女性(30代まで)29名 子ども15名 その他9名)
寄付金の使い道について
女性や子どもたちが安心して過ごせる、居住地として住所登録が可能なシェアハウス(最大4世帯入居可)を継続的に運営するため、
令和8年4月~令和9年3月までの家賃・水道光熱費・消耗品費及び、シェルター入居者への伴走支援をする相談員の人件費として活用させていただきます。
こちらの寄付は赤い羽根共同募金を活用しています
こちらの寄付金は、宮城県共同募金会を通じて、寄付者の応援が直接、指定の団体に届けられるものです。宮城県では、「テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクト」として毎年12月から翌年の2月までの3カ月間実施されます。
【テーマ型募金みやぎチャレンジプロジェクトの特徴】
・赤い羽根の共同募金が運営
共同募金は、戦後間もないころからじぶんの町を良くする「しくみ」として募金運動をおこなってきました。エントリー団体は、共同募金会の審査を得た団体です。
・ご寄付金は税制優遇の対象
個人から共同募金への寄付金は、所得税については「所得控除」または「税額控除」の対象に、住民税については「税額控除」の対象となります。また、株式会社などの法人からの寄付金は「全額損金算入」とされます。
・宮城県内で活動する団体を支援
団体は全て宮城県で活動している団体です。地域に寄り添った小さな活動、地に足付けた活動をする団体に対して直接支援することができます。
【お問い合わせ】
社会福祉法人 宮城県共同募金会
〒984‐0051 宮城県仙台市若林区新寺一丁目4番28号
TEL:022‐292‐5001 FAX022‐292‐5002
E-mail:post@akaihane-miyagi.or.jp



