関西・大阪21世紀協会

造船所跡地の広大な敷地を遊びたおす演劇的挑戦 ~「労働とスポーツの歴史と記憶」をどう可視化できるか?~

img-cover
img-cover
img-cover
支援総額
278,000
50%
目標金額 550,000
サポーター
23
残り
3
2026年02月28日 12時06分 まで
私たちkondabaは劇場ではない場所を会場にし、その場所の特徴を生かすことを大事にしながら演劇創作をしています。市場跡地のコンクリ―ト建築、木工所跡地の古い木の匂いや独特の間取りなどを作品に取り込みながら「ここでしか出来ない演劇」を創ってきました。  今回取り組む会場「Creative Center OSAKA(名村造船所大阪工場跡地)」は数々の船がこの場所で設計されてきた跡が残る、近代化産業遺産に指定されている場所です。南北約60mという広大なスペースも魅力的な特徴です。ここでしか出来ないことって何だろう?  それを探求する中で、かつて港と港を繋ぐ沢山の船が造られたこの場所で「近現代の労働とスポーツの歴史と記憶」を掘り起こす作品を創りたいと考えるようになりました。この広大なスペースを最大限使い、観客に「歴史と記憶」を体感してほしい。  「ここでしか観られない演劇」を創るために、ご協力をお願いいたします。
2026-01-11 11:25
kondaba #5『kondaba港』について
2026年3月19〜23日にkondaba#5『kondaba港』を上演いたします。大阪名村造船所跡地(creative center osaka以下cco)の奥行き60メートル(!)の広大な空間で行われるこの作品は、<近代化>を大きなテーマとしてメンバーの石原と金子の実家家業及び地元へのリサーチを基に創作される舞台作品です。詳しくは、kondabaページ(https://kondaba.tumblr.com/)ヘ!ぜひチェックお願いします。
会場となるCreative Center OSAKA(CCO)3階のFree space

舞台作品というと脚本があって、それを上演するというのが普通なのですが私たちは2人とも脚本が書けません。なのでどうするかというと、人にインタビューをし、そのお聞きしたことをテキスト化したり、パフォーマンスとして表したりします。私たちはそういったことを<遊び>と呼んで、その<遊び>をしながら舞台を作っていきます。

リサーチとして私金子も、石原の実家に昨年の7月と10月の2度お邪魔しました。
石原の母方の家は現在は廃業していますが、曽祖父が東京都内で建築部材などに使う石綿製品を製造する会社を経営していました。祖父の代にゴルフセンターに転業し、それも今は廃業し跡地にはホームセンターが建っています。
石原のお母さんは非常に見ている人で、絵を描いていたからか当時のことを本当に細かく覚えてらっしゃったり、また間取りを描きながら俯瞰的に見、説明してくれたり、当事者的に語ったりしてくれました。彼女の手元が当時のカタチを記憶に留めている、それが聞いている私たちの元に言葉になって復元されていく。そんな印象がありました。

お話ししてくれる石原お母様

一方金子の実家は建設業をやっています。祖父が飛騨の岐阜県下呂市で起業した金子工業は、地元を走る国道41号線の敷設工事を一部担いました。
41号は富山と名古屋を結ぶいわば南北の大動脈であり、町にとっても欠かすことができないインフラです。川と国道と鉄道がどこまでも並走するのが私の町ですが、41号やダムが整うまでは山沿いを歩く危険な歩危道であり、いわば都市からすれば<秘境>だったのです。

飛騨を流れる益田川

調べていくと、そんな秘境から古代には平城京建設のための人工として奈良まで歩いていったり、また朝廷に逆らう両面宿儺という怪物がいるとして、都から成敗にやってきたり、山から切り出した材木を川に流して運ぶ<川狩り>が行われていたりと、さまざまな移動の歴史と出会いました。また名古屋生まれの母にも婚姻の話が41号線にのってもたらされ、41号線に乗って嫁いできた話を聞きました。

江戸時代末期に書かれた「運材図会」より。川狩りは昭和初期頃まで続いた。

kondabaも一昨年に下呂市で開催された南飛騨アートディスカバリーに参加しました。そのために金子は大阪から歩いて帰郷し、その10日間に石原はワークエクスチェンジをしながら金子地元に滞在、住民の方々にインタビューを行いながらパフォーマンスのテキストを作成しました。岐阜までの道のりや、これまでのkondabaの公演場所を記録したマップはコチラから見られます。

長良川を渡る金子。大阪を出発して8日目。
2024南飛騨アートディスカバリーEBUNEパフォーマンス

そんな2人の実家及び地元のことと、今生活の基盤にある大阪とを実感を持って繋いでみたい。それを名村造船所跡地の広大な空間にどうのっけてゆくのか・・。それをこれからやっていきます。

団体情報
関西・大阪21世紀協会
公益財団法人
団体情報
関西・大阪21世紀協会
公益財団法人
このページは寄付・会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
このページは寄付・会費決済サービス「コングラント」で作成されています。