2023年11月、こまばアゴラ劇場にて『松井周と私たち』を上演します。ジェローム・ベル『ピチェ・クランチェンと私』を原案として、出自、創造性、世代など、あらゆる異なる点を持つ二組が舞台上で出会い、問いを共有し、検証します。
振付家のジェローム・ベルと、タイ伝統舞踊家のピチェ・クランチェンが芸術的実践について互いに問い掛け合い検証する舞台『ピチェ・クランチェンと私』のアイデアをトレースする新作です。
舞台芸術の新たな価値を直向きに探究する[小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク]。演劇を通じて、人間と世界の虚実入り混じった仕組みを表現するユニット[サンプル]を主宰する劇作家・演出家・俳優の松井周。出自、創造性、世代など、あらゆる異なる点を持つ二組が舞台上で出会い、芸術的実践をはじめとして、現代日本の演劇界、延いては舞台芸術界全体に関する問いを共有し、検証する新しい舞台『松井周と私たち』として上演いたします。
松井周と私たち
2023年11月23日(木祝)- 27日(月)
こまばアゴラ劇場
原案:ジェローム・ベル『ピチェ・クランチェンと私』(2005年)
演出・出演:小野彩加 中澤陽 松井周
Webサイト:松井周と私たち
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2024年1月、吉祥寺シアターにて「吉祥寺ダンスLAB. vol.6」として『言葉とシェイクスピアの鳥』を上演します。
集団と、集団の言葉と、言葉の意味の侵入を基礎とする新しい舞台。2022年7月、スペースノットブランクのオープンコールによって集まり、一年間「クリエーションを前提としたクリエーションを実践しないチーム」として対話や情報の共有を行ないながら集団の言葉を培おうとしたメンバーたちが、2023年7月よりクリエーションを開始。城崎国際アートセンターでのクリエーション、オープンリハーサル、ワークインプログレス、トークを経て、2024年1月、吉祥寺シアターにて、吉祥寺ダンスLAB. vol.6として『言葉とシェイクスピアの鳥』を上演いたします。
「集団」「集団の言葉」「言葉の意味の侵入」をコンセプトに据えた『言葉とシェイクスピアの鳥』は、舞台の歴史を象徴する人物の一人であるウィリアム・シェイクスピアの「言葉」が、間接的にアメリカという大国を侵略してしまった──かもしれない──エピソード──或いは都市伝説──を導入に、舞台による舞台の侵略という群像を描こうとする舞台となります。
吉祥寺ダンスLAB. vol.6
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
言葉とシェイクスピアの鳥
2024年1月9日(火)- 14日(日)
吉祥寺シアター
Webサイト:言葉とシェイクスピアの鳥
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以上のとおり、2023年11月、2024年1月にそれぞれ舞台芸術に関する新しいアイデアを解き放つ上演を行ないます。
スペースノットブランクの活動は、一貫して舞台芸術延いては表現行為全体に係る前提の構造を検討し、「舞台芸術を取り扱うことで何ができるか」を探究し続けています。
本クラウドファンディングは、ひとつの公演についてのお願いではございますが、ひとつの公演に於いて不足する資金による影響は、『ダンスダンスレボリューションズ』の再演や、今後の活動に大きく関わる問題です。
私たちは、作品を作って還元をすることしかできません。
その活動のひとつひとつでベストを尽くし、皆様と共に、後世に語り継いでいくことのできる何かを発見したいと強く願っています。
引き続き皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
岸田戯曲賞作家・松原俊太郎とスペースノットブランクが新しい舞台芸術創造に挑戦するプロジェクト
第63回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・松原俊太郎氏と、これからの演劇界を担う若手として注目される舞台作家・小野彩加と中澤陽の二人によるスペースノットブランクが京都に集まり、コミュニケーションを主軸とした新しい舞台芸術創造の価値を探究します。
これまでも、それぞれ大きく異なる形態を実践しながら、戯曲と上演の関係性を探究し続けてきた両者。今回は「戯曲の執筆」と「上演の構築」の二つの創造行為を同時進行させることを試みます。舞台芸術創造に於ける「劇作家」「演出家」「出演者」という、それぞれの「関係性」の再構築に挑戦する今回のプロジェクトの果ての上演は、観客の皆様の既知と、誰も見たことのない未知との間を、軽やかに往還するような公演となるでしょう。
この度、その実現に向けてクラウドファンディングにチャンレジさせていただくこととなりました。何卒、皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
2023-10-24 09:26
残り7日。これからのスペースノットブランクについて。
2023年9月、京都での『ダンスダンスレボリューションズ』の上演は終わりましたが、不足する資金による影響は、再演や別の上演など今後の活動に大きく関わる問題です。今後の活動の一端をご紹介いたします。皆様からご支援を賜りたく、心よりお願い申し上げます。