活動・団体の紹介
突然ですが、皆さまは「救命の連鎖」という4つの輪をご存じでしょうか?
2020年版の市民用の救急蘇生法の指針の中で、救命の連鎖とは「生命の危機に陥った傷病者を救命させるために必要となる一連の行動と処置」と説明されております。わたしたちの団体名のつなぐいのちの輪とは、救命の連鎖の表現に由来します。
この救命の連鎖の4つの輪のうち中央にある2つの輪の「心停止の早期認識と通報」と「一次救命処置(心肺蘇生とAED)」が、その場にいる市民の方々により実行されなければ、救急車が到着しても、病院に到着しても心停止に陥った大切な方の生命を救うことは難しくなります。また、心停止で亡くなる方を1人でも減らすためには、救命の連鎖の最初の輪にある「心停止の予防」への意識と取り組みが重要なのです。
わたしたち特例認定NPO法人つなぐいのちの輪:バイタルネットジャパンは、救命の連鎖にかかわる市民の皆さまや医療職の方々が目の前にいる心停止を起こしそうな方、心停止になってしまった方を助けるために必要な最新の知識や技術を繰り返し習得できる機会を提供し、1人でも多くの生命が救われるだけでなく、社会復帰がかなう取り組みを続けております。
私たちはヨーロッパ蘇生協議会が提唱する「Kids Save Lives」という理念に基づいた救命・救急の講習会を提供する取り組みをしております。
一例をあげますと、公民館を利用した幼児を含む家族全員で体験できる機会の提供や、保育園、幼稚園、小中学校の先生のみならず幼児、児童、生徒も学べる各施設後のニーズに合わせて体験会や授業の実施、普及啓発の協力を希望される高校生以上の市民に講習会の指導者となっていただく環境の整備をしております。
市民共助の安全で安心なまちづくりを目指しつつ、日本の救命率や社会復帰率の向上に貢献をしたいと考えております。
また、救命の連鎖の最後の輪である「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」が円滑に行われるように医療者向けの講習会も提供し、救命の連鎖の輪の充実と、病院を含む医療関連施設での患者安全医療文化の醸成への貢献も行っております。
実際の救急事案、救命事案に遭遇して不安や悩みを抱えている方々には、当NPOに所属する医療者との支援窓口(弊会の「こころのケア相談窓口」よりアクセスください)も設けておりますので、お気軽にご連絡、ご相談ください。
寄付金の使い道について
皆様からいただきました寄附金の一部を、弊会の市民向け講習会のホームページの新調と、寄付金および会費のページの作成に充てさせていただきました。本当にありがとうございました。
引き続き、ホームページの維持管理ともに、講習会で必要となる会場費や機材、市民講習会の記念品の購入や指導者および事務局員の交通費などを中心に充てさせて頂き、皆さまが必要な時、利用したい時に参加がしやすく充実した学習の機会を1回でも多く提供してまいりたいと考えております。
弊会は令和7年3月28日に埼玉県より特例認定NPOの承認を頂きましたので、寄付金は皆さまの個人県民税や所得税の控除の対象となります。寄付金税額控除額につきましては、お住いの都道府県または市町村のホームページをご確認ください(下段に参考となります内容やホームページを掲載しましたのでご確認ください)。
今後とも弊会の活動を継続していくためにも、皆さまからご理解を賜りますとともに、寄付金でのご支援につきまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。




埼玉県にお住まいの方は次のホームページをご参照ください。寄附金税制(埼玉県指定NPO法人に対するもの) - 埼玉県
国税庁のホームページもご参照ください。寄附金を支出したとき|国税庁
※この寄附金を寄附金税額控除の控除対象寄附金として条例で指定している地方団体に寄附金を支払った年の翌年の1月1日現在お住まいの方は、確定申告書を所轄の税務署へ(個人住民税の寄附金税額控除の適用のみを受けようとする場合は「道府県民税・市町村民税 寄附金税額控除申請書」をお住いの市町村へ)提出することにより、所得税の寄附金控除及び住民税の寄附金税額控除の双方の適用を受けられます。
(注1)所得税の寄附金控除及び住民税の寄附金税額控除の双方の適用を受けようとする場合は、所得税の確定申告書の提出が必要です。確定申告書に本証明書を添付し、住民税の寄附金税額控除の適用を受けられます。
(注2)所得税の確定申告書を提出しない給与所得者又は年金所得者で、住民税の寄附金税額控除の適用のみを受けようとする場合は、「道府県民税・市町村民税 寄附金税額控除申請書」に必要事項を記載の上、寄附金を支払った年の翌年の1月1日現在お住いの市区町村へ申告してください。
活動の背景、社会課題について
日本では毎年9万人以上、1日当たりに換算すると約250人、およそ6分に1人の方が心臓突然死で亡くなっています。その原因の多くは「心室細動」と呼ばれる重篤な不整脈で、この不整脈が起きると心臓は震えるだけで血液が送り出せなくなり、「心停止」といわれる状態になってしまうのです。
2011年9月29日に小学校の体育の授業中に突然心停止の状態になってしまった桐田明日香さんも、呼吸をしているようにみえたことから現場で胸骨圧迫の実施もAEDの使用も行われることなく11歳の若さで9月30日に逝去されました。
彼女の悲しい死を契機につくられたASUKAモデルに沿った救命法を、私たちは「わからない、わからない、GO!」という単純なメッセージとして普及啓発をしております。目の前で倒れている方の「反応が正常かわからない」、「呼吸が正常かわからない」、そんなときは心停止と判断して「胸骨圧迫の実施とともにAEDの依頼をGO!」という内容を学び、突然襲ってくる悲しい現場から1人でも多くの方の生命が救われることを目的として「さいたまPUSH」を設立しました。
この講習会はヨーロッパ蘇生協議会が提唱する「Kids Save Lives」という理念に基づいて、幼児から家族で参加ができること、高校生以上の市民であれば指導ができることを特徴としています。
ヨーロッパ各国では「Check-Call-Compress」のアプローチに従う救命訓練について4歳から基礎教育を受け、10〜12歳までには胸骨圧迫を習得、14歳までには人工呼吸を習得、13〜16歳までにはAEDの使用方法の習得ができるように、毎年学習の機会を設定することが義務化または推奨されているのです。
そんな子供たちの成長に合わせて継続可能な学習の機会を提供しながら、救命の連鎖の各輪の充実とその連結の強化をめざして、さいたま市、埼玉県、そして日本の救命率の向上を目指すこと、それがわたしたちのNPOの使命と考えております。
みなさまが勇気をもって現場で行動してくれた大切な生命を引き継ぐ救急隊や病院の医師や看護師には、さらに高度な救命処置が求められます。救命の連鎖の最後の輪である「二次救命処置と心拍再開後の集中治療」も心停止を起こした方が救命のみならず社会復帰を果たして日常生活を取り戻すために大切な内容です。また、病院を含む医療関連施設でも突然の心停止は起きることであり、その予防と対応は患者安全医療として求められていることでもあります。
しかし実際には、救命に携わる可能性が高い医療者であっても、このような学習に参加ができる機会は限られています。私たちのNPOでは市民の方との連携を意識したこの4つ目の輪に相当する学習の機会を、日本救急医学会やアメリカ心臓協会の資格付与ができる医療者向けトレーニングコースとして提供しております。医療職ごとに受講できる内容は異なりますが、広く受け入れておりますので、希望がございましたらぜひ受講を検討、お問い合わせください。
活動内容の詳細、実績について
特例認定NPO法人つなぐいのちの輪バイタルネットジャパンは、以下の講習会や啓発イベントを提供しております。講習会の詳細や予定は弊会のホームページよりご確認ください。
・PUSH講習会
さいたま市立中央図書館:毎月1回 さいたま市教育委員会共催
さいたま市立公民館市民講座:毎年5回 さいたま市教育委員会共催
健康ハートの日 救命啓発セミナー:毎年8月10日頃 鉄道博物館協力
たまサポ/彩の子ネットワーク:毎年8月ごろ 埼玉県県民活動総合センター(伊奈町)
World Restart A Heart Day:毎月10月16日頃
さいたまPUSH指導者養成講習会:年に1-2回を予定
・日本救急医学会 ICLS講習会:毎月2回
・アメリカ心臓協会講習会
HeartSaver CPR/AED ファーストエイドコース:2か月ごとに1回 NPO愛宕救急医療研究会共催
BLS/ACLS/PALS/ACLS-EPコース:関東地方を中心に全国の公民館や大学、医療機関などで適宜開催
各インストラクターコース:上記会場で不定期開催
その他、大学の救命に関する授業や、小中学校の命の授業、幼稚園や保育園、病院や企業などの各施設から依頼に合わせた講習会も提供しております。
依頼講習会のお問い合わせもお待ちしておりますのでご連絡ください。
代表者メッセージ
公益財団法人日本AED財団の「減らせ突然死プロジェクト委員」の一人として、急病や突然の心停止が起きても、子供たちも参加しながら市民の皆さまと医療者が一緒になって、円滑で強固な救命の連鎖を築き、1人でも多くの方が救命される安全で安心な施設やまちづくりを目指して、NPO法人つなぐいのちの輪:バイタルネットジャパンを設立いたしました。
おかげさまで、弊会は令和7年3月28日に埼玉県より特例認定NPOの承認を頂きました。
今まで同様に皆さまに参加および指導がいただける救命・救急の講習会を開催しながら、皆さまに必要として頂ける活動を広げていきたいと考えておりますので、引き続きあたたかいご支援を賜れますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

