50年後の日本で、映画『女性の休日』旋風。口コミでロングラン上映へ
「職場で女性に期待されるのは低賃金の下支え」「リーダーには女性がほとんどいない。発言も期待されない」「家事育児分担が夫と妻であまりにも違いすぎる」ーー。50年前の北欧・アイスランドで、膨れ上がる“もやもや”を抱えながら、女性たちは日々忙しくしていました。
「もし、女性たちが一斉に家事も育児も仕事も『お休み』したら…?人口の半分がいなければ社会が回らないことを証明できるんじゃない?」。そんな呼びかけに応え、50年前のアイスランドで、なんと国の9割もの女性が立ち上がり、前代未聞のムーブメント「女性の休日」が実施されました。首都はもちろん、国の20カ所で「性別によって決められる不平等を変えたい」と、9割の女性たちが集まって意思表示をしたこの一日が、のちに実際に国の制度を変え、政治や司法を変え、性別役割を当たり前だとする「空気」を変え、アイスランドが16年連続ジェンダー平等1位を独走する原点となったのです。
1975年10月24日の運命の一日に至るまでを描いたドキュメンタリー映画『女性の休日』が、半世紀後の2025年10月、日本で公開されました。するとたちまち話題となり、全国各地のミニシアターで今もロングラン上映が続いています(上映館情報)。
参考記事:9割の女性が家事や仕事をボイコットしてアイスランドが変わった日 男女平等への道は50年前、右派も左派もつながった「女性の休日」から始まった(共同通信)
観客の心を動かした「ポジティブなメッセージ」が全国各地に伝播
日本の観客の胸を打ったのは、ジェンダー不平等な社会を変えたいと思い立ったアイスランドの女性たちが、男性たちも巻き込んで、ものすごく明るくポジティブにこの偉業を成し遂げたこと。この「右派も左派もなく、みんなが連帯できるよう、笑顔で広げたシスターフッドの輪」に胸を打たれた有志が、「女性の休日プロジェクト」実行委員会を結成。それぞれ自主的にこの映画を見て、語り合う会を各地で始めました。「実は内心、女性差別だと思っていたこと」「変えたいけど一人では難しいと思っていること」ーー“ジェンダーもやもや”をシェアし合う会が、映画館だけでなく、書店やスナック、お寺に公民館、はたまた自宅でと、全国津々浦々で開かれています。

私たちが変えたい景色、今の日本の成長を阻むジェンダーギャップの問題
学力が高く、教育も受けている日本の女性たちは、この社会で正当に評価されているでしょうか? 収入格差や家事育児時間の格差はいつまで経っても解消されていません。また、リーダー層における女性割合も低く、「先進国で最もジェンダーギャップが激しい国」であり続けている背景に私たちが変えなければならないものは、たくさんあるはずです。制度があっても「空気」が女性の社会進出を阻んでいる側面もあるのではないでしょうか?
| ジェンダー平等の実装に向けての障壁となっているのは、性別役割分業を固定化させている制度の問題だけでなく、これまでの慣習や一人ひとりの無意識の思い込み=「日本の空気」の問題も大きいのでは? |
| アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見) 育児休業から復帰した女性を補助的な仕事に配置してしまう、リーダーシップは「長時間労働」「決断力」「論理的思考」を持つ男性的な資質である、など長年の慣習によって形成された組織の文化・固定概念を、現場社員自身も内面化してしまっている。 心理的安全性とインクルージョン(包摂性)の欠如 制度はあっても、「時短勤務を取ったらキャリアに響く」「男性が育休を取ったら評価が下がる」という暗黙の空気や同調圧力が存在し、制度利用がためらわれる。 トップ層のコミットメントの弱さ 従来の価値観を持つ管理職が制度の利用を無意識に抑制してしまう |

一般社団法人あすにはが目指す「つなぐことで生まれる」社会変革
私たち一般社団法人あすにはは、「誰もが息苦しくなく自分らしくいられるジェンダー平等社会」を目指している団体です。全国各地で1000名を超えるメンバーがいます。「女性の休日プロジェクト」実行委員の一員として、全国をつなぐポジティブなアクションを一つにまとめ、発信したい!そう考えた私たちは、公式サイトを立ち上げ、各地のイベント情報をまとめて掲載。この映画に接した人たちが何に気づき、何を変えたいと思っているのか、「ジェンダーもやもや」の投稿を呼びかけ始めました。さらに連帯の輪を一つにするために企画したのが、3月8日の国際女性デーに合わせ、東京・丸の内を起点に全国をつなぐ「女性の休日」WEEKです。
国際女性デーに合わせた「女性の休日」WEEK
国際女性デーには毎年、女性のエンパワメントを目的とした様々なイベントが開催されます。今年、私たちはこの3つを柱に立てました。
▼3月6日 (金):国際女性デー記念イベント「映画『女性の休日』から考える働き方未来会議」16:10~17:00 トークセッション|17:00〜18:00全国リレートーク
社会を変える力を持っている企業・組織のリーダー、自治体の首長の皆さんなど、様々な立場からジェンダー平等を推進しているトップの方々にご登壇いただき、昇進、昇給含めジェンダー格差をなくす働き方の平等と家庭内ワークシェアリングはどうすれば叶うかをトークしていただきます。その後、この日に日本版「女性の休日」を試みている全国各地の拠点をつなぎ、首長や女性グループのリレートークで横の連携を深める機会を提供します!(オンラインは無制限でYouTube配信)

リレートークには、渕上玲子日弁連会長をはじめ、各界のビッグゲストも「仕事・家庭の平等を目指すMy宣言」をしに集まってくださる予定です!以下からぜひ配信をご覧下さい。
協賛:株式会社ワーク・ライフバランス
後援:NPO法人ファザーリング・ジャパン様、日本弁護士連合会、一般社団法人 新経済連盟
▼3月6日 (金)〜12日:「女性の休日」コラボカフェ&アート展示@Marunouchi Happ. Stand & Gallery
| 日本経済を牽引するビジネスの中心地、東京・丸の内。平日はオフィスワーカー、週末は家族連れで賑わう中通りのギャラリーカフェ「Marunouchi Happ. Stand & Gallery」(東京都千代田区丸の内2-5-1丸の内2丁目ビル1F)を借り切って、「性別によらない働き方と家庭内での平等」について啓発する「女性の休日」コラボカフェを実施します。 ◯「女性の休日」にインスパイアされた女性アーティストたちによるアートの展示 ◯ジェンダー平等にちなんだ本を紹介するブックフェア ◯「女性の休日」オリジナルグッズの販売 ◯編み物ワークショップ |

この試みは単年で終わるものではなく、2027年以降も継続したいと考えています。初年度の2026年は、「不当だと思っていた“もやもや”を恐れずに声に出せる」「変えたい景色を日本各地から声を集め、みんなで考える」、改善の基礎をつくる「連帯の年」にしたいと考えています。
ご支援の使い道
いただいたご支援は主に以下の用途に使わせていただきます。支援者の皆様には活動報告メールで3月中に会計報告を行います。もし余剰金が出た場合、次年度の国際女性デー企画・実施のために繰越す予定です。
| 女性の休日プロジェクトサイト | ドメイン・サーバー費用、デザインなどの人件費 |
| オリジナルグッズ制作費 | ロゴ、ステッカー、プラカードなどのデザイン・制作費 |
| 3/6(金)映画「女性の休日」から考える働き方未来会議 | 会場費、制作会社への委託費、配信設備(テクニカル機材・人件費)、装飾 |
| 3/6(金)東京駅前 飲食・アートのコラボ ※近日詳細を公開! | 展示・装飾費、アート制作費、コラボメニュー開発・材料費、ワークショップ運営費・人件費、 |
他団体の企画も含め、全国の「女性の休日」関連イベントをプロジェクトサイトでご紹介しています。全国各地との連帯の輪を広げる私たちの試み、ぜひご支援下さい!

あすにはが運営する「女性の休日プロジェクト」のサイトでは、全国をつなぐ試みとして、他団体の主催も含めて今後予定されている「女性の休日」関連のイベントを、マップ化してご紹介していきます!国際女性デー前後に予定されている「女性の休日」関連イベントは2月14日現在、34か所!日本全国で開催し、お花を咲かせましょう。

金額3,000円 |

金額8,000円 |

金額10,000円 |

金額20,000円 |

金額300,000円 |

金額1,000,000円 |

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