2004年、横浜市の創造都市構想のリーディング事業として始まったBankART1929は、歴史的建造物や港湾倉庫等を文化芸術活動の拠点として活用し、移転を繰り返しつつも、都市とアートを開く活動を継続してきました。しかし2024年11月に横浜市から発表された、2025年度以降のBankART Stationの場所(新高島駅B1F)の運営者公募にBankART1929は採択されず、来年度から市の補助金が打ち切られることが決定、BankART Station 及びKAIKOは今年度末をもって終了することになりました。 20年にわたる横浜市との関係性を変えざるを得なくなった現在の課題として、3月末までに既に決まっている事業を展開しながら2施設を完全撤収するために荷物の移動先と資金を自前で調達しなければならないこと、同時に来年度以降の活動拠点と経済構造を急ピッチで再構築しなければならない、という差し迫った状況があります。
現在のBankARTはこれまで活動を共にしてくれたアーティストやクリエイター、関係者や観客の皆様方とともにつくってきた運動体です。その蓄積を未来につなぎ、さらに自由に拡がっていくため、芸術活動やまちづくりを大切にしている多くの方々と共に活動継続していくために、初のクラウドファンディングに挑戦します。このピンチをチャンスに変えるべく、ご支援の程よろしくお願い致します。
2025-02-24 17:00
井原宏蕗さんから応援メッセージをいただきました!
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応援メッセージ Vol.54
井原宏蕗(彫刻家)
本文はこちら→
私は3.11のときにBankART で有志の卒業制作展に参加していました。横浜でも震度5以上の震れを観測した大地震を展示会場で経験し、公共交通機関がストップし、停電した国道1号線を歩いて、8時間以上かけて家へと帰ったことを覚えています。
そんな衝撃的な瞬間を共有したBankARTとの関係ですが、その展示がきっかけで池田さんが作品を気に入って下さり、それからご縁が始まりました。東京を拠点に活動する私にとって、常にべったりというわけではないですが、それでもいつも気にかけてくれて、忘れたころにまた呼んでくれる活動の原点のような場所だと思っています。
今回、急な決定によりBankARTが変化を余儀なくされたことに、大きな驚きを感じています。それでもBankARTは今までのように変化をしながら、愛されていくでしょう。これからどうなっていくのかを楽しみにしながら、引き続き活動をご一緒できたら嬉しいです。
井原宏蕗
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