活動・団体の紹介
Be Motherは、海外に暮らす日本人女性が安心して妊活・妊娠・出産・育児に向き合えるよう、医療福祉の専門職がオンラインで支援する団体です
私たちは、海外での妊活や出産に関する情報提供、個別相談、セミナーの開催などを通じて、言語や文化の壁、医療制度の違いなどによる不安や孤独を軽減し、安心して新しい命を迎えられるようサポートしています。
活動の背景、社会課題について
海外での妊活や出産は、言語の壁や医療制度の違い、文化的なギャップなど、多くの困難が伴います。私たち自身も海外での妊娠・出産を経験し、その大変さを実感してきました。その経験を活かし、同じような状況にある方々を支援したいという思いから、Be Motherを立ち上げました。
活動内容の詳細、実績について
- オンラインセミナー:妊活交流会、マタニティ交流会、性教育セミナーなどを開催し、情報共有と参加者同士のつながりを促進します。
- 個別相談:看護師や助産師などの医療福祉専門職が、妊活や妊娠、出産、育児に関する個別の悩みに寄り添い、オンラインで相談を受け付けています。
- 情報発信:海外での妊活・妊娠・出産に関する正確で信頼性の高い情報を、ウェブサイトやSNSを通じて発信しています。
- 研究活動:海外における日本人女性の妊活・妊娠・出産に関する課題を明らかにし、誰一人取り残さない支援を目指した研究を行っています。
代表者メッセージ
「どうして私だけ・・・」と、ジャカルタの空を見上げて、何度も涙を流しました。
私は2011年から10年間、インドネシア・ジャカルタで暮らしていました。駐在妻として現地に帯同したのは、「子どもが欲しい」という思いからです。それまで仕事に打ち込んできましたが、不妊に悩み、治療にも通っていた私は、思い切ってキャリアを手放し、人生の優先順位を“家族”に置くことに決めました。
しかし、ジャカルタでの生活は想像以上に厳しいものでした。仕事もなく、子どももできず、医療へのアクセスも難しい。ましてや当時のインドネシアでは積極的な不妊治療は不可能でした。言葉も文化も異なる土地で、心身ともに追い詰められる日々でした。幸い、3年後に子どもを授かることができましたが、そこからは妊娠や出産、育児に対する不安との戦いが始まりました。病院では言葉が通じず、日本のような支援制度もなく、心細さと孤独感に押しつぶされそうな毎日でした。
そんな中、少ない情報を頼りに、同じような境遇の人たちとつながることで、少しずつ前を向けるようになりました。そして、「私と同じような想いをしている人は世界中にいるはず。自分の経験を活かして、誰かの力になりたい」という気持ちが芽生え、志を共にする仲間とともにBe Motherを立ち上げました。
私たちの活動はまだ始まったばかりです。資金も限られ、継続は決して簡単ではありません。しかし、私たちにアクセスできた方々からは、「安心して妊活や出産に臨めた」「ここがあって本当によかった」といった声をいただいています。
Be Motherは、海外で孤立しがちな妊活・妊娠・出産を、誰もが安心して迎えられる社会の実現を目指しています。そしてそれは、少子化が進む日本社会にとっても、大切な未来への投資だと信じています。
この活動を続けていくために、皆さまのお力をぜひ貸してください。どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道について
皆さまからのご支援は、以下の活動に大切に活用させていただきます。
1. 妊活・妊娠・出産に関する【個別相談の提供】
海外で暮らす日本人女性の悩みに寄り添うため、助産師・保健師・福祉職などの専門職がオンラインで個別相談を行っています。いただいたご寄付は、相談対応にかかる運営費や体制維持のために使わせていただきます。
2. 【情報発信・周知活動】
Be Motherの存在を、より多くの支援が必要な方に届けるため、ウェブサイトやSNS、海外日本人向け媒体を通じた情報発信を行っています。寄付金は、これらの広報・啓発に関わる制作費・運用費として活用します。
3. 【オンラインセミナーの開催】
「妊活セミナー」「マタニティ交流会」「性教育セミナー」など、安心して出産・育児に臨めるような学びとつながりの場を提供しています。寄付金は、講師謝金や運営スタッフ人件費、資料作成費などに充てさせていただきます。
4.【海外出産・育児の体験談の収集と発信】
異国で妊娠・出産を経験した方々のリアルな声を集め、必要とする人に届ける活動を行っています。文化や言葉の壁の中で感じた不安や工夫を共有することで、同じように悩む人たちの「安心」と「備え」につながります。体験談の収録・編集・発信に関わる費用として、寄付金を活用させていただきます。
ご支援くださる皆さまのおかげで、海外に暮らす女性たちがひとりで悩まず、安心して新しい命を迎えることができます。温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。