活動・団体の紹介

避難所近くの耕作放棄地を活用して農作物を作り、子ども食堂の食材や災害時に野菜が食べれる環境づくり、普段は地元で野菜の販売を行い、食支援を行うために地域の方々と協働しながら栽培する。また、耕作放棄地の有効活用のために、借主と貸主をつなぐネットワークを地元の農家さんと築いています。
地元の高齢者や災害時の避難所での生活を支えるため、農作物を栽培し、災害時に必要な野菜を提供する仕組みづくりに取り組んでいます。地域の子ども食堂での活用や、災害時のキッチンカー材料の提供、さらには原発から30km圏外であるにもかかわらず、風評被害が影響を及ぼす状況を想定し、事前に放射能線量を計測し、安全な食材の提供を確保します。

地元の農家や苗業者へのサポートも募り、地域の農業や漁業も被災が予測される場合に備え、事前に流通網を整えています。このような取り組みを通じて、地域全体が災害に強く、健康で持続可能な未来に向けて歩みを進めています。

活動の背景、社会課題について

私たちの団体は日常から地域社会に貢献し続けています。子ども食堂の活動や、自ら育てた野菜を子供たちに提供するという思いから、このプロジェクトは始まりました。

さらに、当団体メンバー2人が東日本大震災の被災地を視察し、地元の方々からのお話を聞く中で、災害後1ヶ月経っても野菜が不足していたこと、原発から30km圏内の野菜が摂取できなくなったこと、そしてボランティアや業者も恐れて入ることができなくなったことを知りました。

この状況に刺激を受け、我々は耕作放棄地を活用し、自立できるまちを作ること、災害に強いまちを築くことを考えました。その結果、5人のチームメンバーが集まりました。子供たちが求められ、地元の高齢者からの知恵を学ぶことで、自己肯定感を持つことができるようになり、農業を通じて新たなコミュニティが生まれ、宇和島市に残って活躍していくきっかけとなればと願っています。

活動内容の詳細、実績について

子供たちと一緒に、耕作放棄地を活用して美味しい野菜を育てています！このプロジェクトは、自然との共生を大切にし、未来の世代に緑豊かな環境を残すことを目指しています。この活動の魅力は何かというと、まず第一に子供たちが自然と触れ合い、大地と向き合う貴重な機会を提供することです。彼らは土を耕し、種をまき、愛情を込めて育てた野菜たちを収穫する喜びを味わいます。

また、耕作放棄地を活用することで、地域全体の美化にも貢献します。荒れ地が美しい野菜畑に変わり、新しい活力が溢れる風景が広がります。さらに、このプロジェクトは持続可能な生活を育む一環として位置付けられています。有機栽培によって、農薬や化学肥料の使用を最小限に抑え、地元の健康を守ります。

私たちの目標は、子供たちが自然に感謝し、食物の大切さを学び、将来のリーダーとして環境に配慮した行動を取ってくれることです。
そして、この野菜が災害時に大きな意味を持ち人を助けれるかを知って欲しいと考えています。

代表者メッセージ

耕作放棄地の土地を整備・改良し、作物の栽培を進めることで、学生、地域住民、そして当団体の間でコミュニティが形成される見込みです。さらに、多世代交流を通じて、地域の子供たちは生き抜く知恵を得るだけでなく、昔からの遊びや保存食作りなどの貴重な知識を受け継ぐことができます。

愛媛県宇和島市の住民の約半数が高齢者であるという状況を考えると、このプロジェクトは特に意義深いものとなります。単身の高齢者が多く、孤独や孤立を減少させる効果も期待されます。さらに、災害時における野菜の不足に備え、事前に放射線量を計測し、安全な作物を提供します。これにより、愛媛県の野菜を安心して食べることができるようになり、風評被害にも対抗できるようなるでしょう。

子ども食堂での利用を通じて、地元の住民が自ら育てた野菜を調理し、食事を通して自己肯定感を育む場を提供します。また、地元の農家の方々に指導を受け、その知識を地域外にも広めていくことで、より強靭なまちづくりに繋がることが期待されます。このプロジェクトにより、災害に強く、生き抜く力を持つまちへと発展することが期待されます。

寄付金の使い道について

耕作放棄地を整備する重機レンタルや肥料、農業資材、有償ボランティアの謝金、食育や防災イベント費用として利用させて頂きます。

この活動に参加してくれる皆さんのご支援が不可欠です。一緒に、未来を育む手をつなぎましょう！耕作放棄地で子供たちと一緒に野菜を育て、地域社会を活性化し、持続可能な未来への第一歩を踏み出しましょう！