2025年1月19日には、ガザでの一時停戦・人質の解放・物資搬入が発効しました。 この停戦が本格的な停戦に結びつくよう、これ以上人々の犠牲が増えないよう、現地の人たちはもちろん、世界中が切望しているところです。
しかし、2025年3月18日、ラマダン期間中のガザへの大規模攻撃が再開され、犠牲者がまた増え続けています。2023年10月から15ヶ月以上続いているガザでの未曽有の人道危機では、4万8千人以上のパレスチナ人が死亡し、また11万人以上が負傷しました。 そのうち70%は子どもと女性です。
ガザ地区の人口220万人の9割以上が国内避難民となり、水・食料・医薬品など全ての生活必需品も不足し、衛生状態がよくないテント生活が長引き、ポリオの蔓延も懸念されてきました。
一時停戦になっても厳しい状況は当面続くと思いますので、大変厳しい状況の中でも生き抜こうと必死の努力を続けている子どもたちや家族に寄り添った支援を 今後も続けてまいります。
私たちパレスチナ子どものキャンペーンは、2023年10月22日から現地提携団体とともにガザでの緊急支援活動を開始し、炊き出しなどの支援を継続しています。
過酷な状況のなかで、懸命に生きる人々のために、どうか皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。
2025-03-22 12:00
ご寄付の御礼と支援活動の報告(3月)

先月はご寄付をいただきありがとうございました。パレスチナ子どのキャンペーンの支援活動にご協力いただき、心から御礼申し上げます。ご寄付はご指定の使途で活用させていただきます。
非常に多くの人々がガレキとなったガザ市や北部、南部などに戻っています。しかし停戦合意が進まない中、ラマダンが始まった3月初めより食料や物資、燃料の搬入、水供給などがイスラエル軍によって止められ、人々の生活はこれまで以上に厳しくなっています。また、イスラエル軍の散発的な攻撃で犠牲者が増えはじめています。このお手紙を出そうと準備したところで、イスラエル軍がガザに大規模な空爆を開始したと報じられ大変深刻な状況です。
皆様からのご支援のおかげで、当会では昨日まで給水と炊き出し、物資配布、保健医療、子ども支援などの活動を続けてきました。燃料や食料が底をつくのではないかという不安はぬぐえませんが、可能な限り支援活動を続けます。季節の変わり目、どうぞご自愛くださいませ。
2025年3月18日 認定NPO法人 パレスチナ子どものキャンペーン


レバノンでも、昨秋の侵攻の被害を受けた脆弱な難民世帯に食料を配布しました

