■活動内容・実績
大阪府のオーケストラとして1989年に発足し、2011年に公益財団法人日本センチュリー交響楽団として大阪府から独立。2019年12月に楽団創立30周年を迎えた。現在、飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザーを務め、2021年4月より久石譲が首席客演指揮者に就任。
ザ・シンフォニーホールで開催するシンフォニー定期演奏会、ハイドンの交響曲全曲演奏・録音プロジェクト「ハイドンマラソン」に加えて、豊中市立文化芸術センターでの「豊中名曲シリーズ」と、大阪府下2拠点で定期的な演奏会を開催している。ジャンルを超えた様々な形態のコンサートにも積極的に取り組み、2021年の「獺祭プロジェクト」では多方面から注目を集めた。
依頼公演、室内楽コンサート、学校公演等を合わせて年間200回を超える公演を行っている。ハイドンマラソンのライブ録音「ハイドン交響曲集Vol.1、Vol.8」や飯森範親との「大地の歌」がレコード芸術特選盤に選ばれ、また2度にわたり大阪府文化祭奨励賞を受賞する(2015年度、2018年度)など、演奏活動は高い評価を得ている。
オーケストラ体感コンサート「タッチ・ジ・オーケストラ」、特別支援学校コンサート、ユースオーケストラの運営といった次世代への教育プログラムも積極的に行い、「豊中まちなかクラシック」(豊中市)、「ルシオール街かどコンサート」(滋賀県守山市)等、わが街の身近なオーケストラとして楽しんでもらうための地域連携事業にも力を入れている。
「優れた演奏により地域の力を発信する」「オーケストラによる感動と癒しを提供する」「優れた才能を発掘し次世代の育成に寄与する」「国際相互理解や平和に積極的に貢献する」の4つの理念をもとに、演奏を通して多くの人々の心に明るい夢が広がることを願い、新しい時代のオーケストラとして発展を目指し活動している。
また、若い学生の方々に気軽に生のオーケストラの演奏会に足を運んでもらえるよう「学生年間パスポート」の新設や会員サービスとして会場送迎バスの運行など、新しい取り組みも注目を集めている。