記事に取り上げられている認定NPO法人箱崎自由学舎えすぺらんさは、2005年から続くフリースクールです。ちくご川コミュニティ財団は「休眠預金等活用事業」を通して、えすぺらんさ含む３つの団体と一緒に不登校の子どもたちの支援事業に取り組んでいます。

不登校の子どもがいる家庭への公的な支援を考えるための「研究部会」が今年5月に発足しました。会を立ち上げた「えすぺらんさ」のほか、フリースクール運営者、高校の校長、大学の教授、弁護士、不登校の子どもの保護者、そして当財団もメンバーです。

フリースクール、オルタナティブスクール、ホームエデュケーション。
不登校の子どもたちに、安心して学べる居場所があることを、ありのままのあなたを両手いっぱいに受け止める大人たちがいることを知ってほしい、と願う民間団体がたくさんあります。
一方、その利用は無料ではありません。入会金、月謝、交通費、教材費。学ぶためにかかるお金が重なり、親が費用を払えず、フリースクールなどでの学びをあきらめてしまう子どもが少なくありません。

公的な学校に通っていない子どもにも、フリースクールなど学びの場を利用するための費用を後押しする、給付型奨学金の仕組みが全国に広がりますように。
民間財団の私たちが挑戦するこの基金は、地域を、社会を変えるための糸口なのです。