公益財団法人CIESF

一対一だから届く。繋がる。育つ。カンボジアの 子どもたちの日本留学を応援する奨学金

公益財団法人CIESFは「地球益があたりまえの未来を実現する」ために、カンボジアに2016年から幼小中一貫校CIESF Leaders Academy(以下CLA)を運営しています。   CLAでは、カンボジアの将来を担うリーダーの育成を目的とし、日本の教育を参考にした新しい教育モデルをカンボジア人と協働して創り上げています。カンボジアの教育省も、このカリキュラムがカンボジアの公立学校のモデルになることを期待しています。 また、カンボジアにはまだ十分な中等教育の環境が整っていないため、日本の高校への留学を目指しています。

めざす学習者像

建学の精神 地球益を目指す志をもったリーダーを育てる

グローバル化が進み、様々な文化的背景を持つ人と関わる機会が増えてきています。自国だけ良ければよいという考えではなく、地球益を考え、世界に貢献できる人になるための教育を行っています。CLAでは、幼稚部からただ単に日本語を習得するだけでなく、「探究日本」という授業を通して、日本人が長年大切にしてきた精神や文化を学んでいるため、多くの子どもは日本に強い興味をもっています。12年間CLAで学んだことを活かし、卒業後には日本へ留学してさらに知見を広めてほしいと考えています。

今回の奨学金の目的

CLAは、授業料は無償ですが、教材費として月額105ドルの負担を各家庭にお願いしています。
この教育活動に賛同し、入学を希望されるカンボジア人が多くおりますが、カンボジアの一般家庭にとって105ドルは高額です。家計を切り詰めて通わせる家庭も多く、収入も安定しないため、教材費を支払うことができず、学び続けることができない家庭が複数あります。

そこで今回、日本留学を夢見て日々勉学に励むCLAの子どもたちのための新たな給付型の奨学金制度を設けることにしました。題して『一対一だから届く。繋がる。育つ。カンボジアの子どもたちの日本留学を応援する奨学金』です。この奨学金制度は、経済的理由で学びを断念せざるを得ない子どもたちが、夢を追い続けられるよう支援することを目的としています。皆さまの温かいご支援が、未来のリーダーを育む力となります。ご支援よろしくお願いいたします。

※公益財団法人であるシーセフへの寄付は、税制優遇措置の対象になります。

本プロジェクトへの参加は、公益財団法人CIESFへの寄付となり、当財団が寄付金の受付及び領収証発行を行います。また、本プロジェクトの寄付は寄付金控除の対象になります。
寄附金控除をお受けいただくためには、確定申告の際、税務署が定めた書類に、当財団発行の領収証を添付していただく必要がございます。2025年12月までにいただいたご寄付の領収書は、2026年1月中にご登録いただいたメールアドレスへお送りいたします。

奨学金概要

『一対一だから届く。繋がる。育つ。カンボジアの子どもたちの日本留学を応援する奨学金』

  • 対象 CLAの小学2年生(5期生)から小学6年生(1期生)までの子ども15名 ※まずは金銭面が厳しい家庭を優先
  • 実施期間  対象の子どもが中学を卒業するまで
  • 更新 自動更新(解約の場合は、2ヶ月前までにお知らせください) 
  • 用途 子どもの教材費 1名につき5000円
  • 金額 ・法人として支援する方は、月10000円(子ども2名)になります。                                       ・個人として支援する方は、月5000円(子ども1名)または2500円(子ども1名に対して2名で支援いただきます)になります。

教材費を支援することで、カンボジアの子どもたちの学びを支え、共に成長を見守ることができます。日本の里親として、教材費を支援することで、カンボジアの子どもたちが夢に向かって学び続けることができる環境を提供することができます。あなたの支援が、未来を切り拓く大きな力となります。子どもたちが希望を持って学び続けられるよう、ぜひご協力をお願いいたします。

CLAの子どもたちの紹介

リッティーくん(11歳

自分の考えを持ち、探究心が強く、東南アジアと日本の歴史を調べることが好きなリッティーくんの将来の夢は世界史や地理の先生になることです。

Q. リッティーくんはCLAのどんなところが好きですか?

A.  CLAの授業も好きですし友達と遊ぶのも大好きです。新年の行事をしたり、博物館へ行ったりといった活動があることも好きです。お父さんには、弟が通っている別の学校に一緒に通わないかと聞かれたことがありますが、CLAが好きなのでCLAに通い続けたいと答えました。

Q.  リッティーくんの好きな科目は何ですか?

A. 好きな科目は、理科、クメール語、探究日本、算数、そして体育の授業です。歴史についてももっと勉強したいです。CLAの先生の教え方が好きです。宿題をくれますし、授業中に質問を先生がいっぱいしてくれるのも好きです。答えられる時と答えられないときがありますが。英語は自分でYouTubeをみて勉強しました。ちょっとずつちょっとずつうまくなってきました。

リッティーくんのご両親にCLAについて聞いてみました。

Q.  CLAにお子様を入れたきっかけは何ですか?

A.  妻は最初、以前の校舎で日本語を勉強しており、『みんなの日本語』1・2を習得しました。その時、プノンペンに幼稚園から中学校までの日本の教育方式を取り入れた学校が設立されることを学校スタッフから聞き、慌てて子どもの入園を考えました。また、私の親戚は日本で働いた経験があり、日本語や日本文化が好きなので、子どもをCLAに入れました。日本人は優しく、日本は発展しており、技術も世界一だと言っても過言ではありません。さらに、子どもには日本語を流暢に話せるようになってほしいと願っています。CLAは市内から非常に遠いですが、教育システムが優れているので、通わせる価値があると思います。何度か子どもに転校の話を持ちかけたこともありますが、やはりCLAが好きで、他の学校にはあまり興味を持っていません。

日本の支援者の皆さまへ一言お願いします。

CLAと子どもに対するご支援、誠にありがとうございます。子どもの将来に向けて、子どもが日本に行けるようにと願っておりますので、皆さまのご支援は非常にかけがえのないものです。

右から二番目が甚平を着たリッティーくん。CLAでは日本の文化に親しむことができる環境があります。

リッティーくんの担任の先生にリッティーくんのことについて聞いてみました。

Q. リッティーくんはどんな児童ですか?

A.  穏やかで温厚、誰にでも優しく接することのできる児童です。探究心が強く、東南アジアと日本の歴史を調べ、分かったことを一生懸命日本語で話してくれます。その時の目はキラキラと輝き、「ぼく!わかったよ!知ってるよ!」という気持ちが伝わってきます。 将来、世界史や地理の学者になりたいと言っています。例えば「学者」や「大陸」と言う難しい言葉も、カンボジア人の先生に自分から訳してもらって日本人の先生に伝えてくれました。「やりたいこと」「知りたいこと」を子どもらしく追求する児童です。彼の純粋な知的好奇心をずっと持ち続けて学んでいってほしい、そんな気持ちにさせてくれる児童です。

そしてリッティーくんは将来日本で勉強することを夢見ています。まずはCLAで日本語をしっかり勉強したいと目を輝かせて伝えてくれました。

モニニッ​ちゃん(9歳)

しっかり者のモニニッ​ちゃんは、家では率先して兄弟の世話をし、学校では国語が得意で自分の意見をハッキリ言うことができます。

モニニッちゃんにCLAのことについて聞いてみました。

Q.  CLAのどんなところが好きですか?

A.  他の学校と違うからです。遊び場があって走れるし景色がきれいだからです。

Q.  授業で得意なことと苦手なことは何ですか?

A.  得意なことは歌をうたったり踊ったりすることが得意です。暗記することも得意です。頑張りたいことは、クメール語や日本語、特に算数です。算数が少し難しいと感じています。

モニニッちゃんのご両親にCLAについて聞いてみました。

Q.  CLAにお子さまを入れたきっかけは何ですか?

A.  そもそも私は日本という国が大好きなんです。ルールがきちんと守られ、子どもたちはみずから整理整頓できて、話をしっかり聞き、時間を守ることが徹底されています。このような秩序や規律がある点が、日本の魅力だと感じています。CLAに関しては、子どもが自分で考えてから話すことが大切にされており、学校外の他の子どもたちと比べて、特に思考力の面で優れていると感じました。また、学校内外を問わず、子どもたちは皆と仲良く、誰にでも平等に接することを大事にしています。例えば、スクールバスのドライバーやクラスメート、先生に至るまで、誰もが平等に尊重されるという姿勢に感銘を受け、ぜひ子どもを入園させたいと思うようになりました。

Q. ご両親は将来モニニッちゃんを日本に留学させたいですか?

A. 子どもを日本に留学させたいと考えています。日本の教育は非常に高水準で、世界的にも認められています。まずは日本で学んで、次に英語圏にも行ってほしいと願っています。現在、留学にかかる費用について検討しており、家を売ってでも子どもの留学費用を捻出したいと思っています。現時点では経済的に余裕はあまりありませんが、子どもの教育にはしっかり投資したいと思っています。

日本の支援者の皆さまへ一言お願いします。

日本の皆さまにはいつもご支援いただきありがとうございます。現在だけでなく、CLAを設立した当初から多大なご支援をいただき、心より感謝しております。皆さまのご支援は、カンボジアの教育に大きく貢献しています。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

担任の先生にモニニッちゃんについて聞いてみました。

Q. モニニッちゃんはどんな児童ですか?

A.  明るいけれど大人しい、そして優しく、コツコツ頑張るタイプの児童です。例えばクラスメートたちが休み時間に遊びに行っても、担任の先生が作業をしているのに気づくと自然と手伝いに来てくれたりしますし、授業でのグループワークで、チームメートが間違っても優しく教えることができます。また、一日の最後に目標をふりかえる時間では、まわりが「できた!」と言っていても、自分ができてないと思えば「できてない」と、まわりの声に流されずに考えられる児童です。

一番左の水色のワンピースをきているのがモニニッちゃん。

モニニッちゃんの将来の夢を聞いてみました。

Q.  将来は何になりたいですか?

A.  お医者さんになりたいです。自分の叔母がお医者さんで、仕事が大変なので手伝いたいです。あと日本に行っていろんな知らないことを勉強したいです。

それぞれが夢を持ち、日々勉学に励むCLAの子どもたち。彼らは将来日本に留学したいという夢を抱いています。皆さまには、そんな彼らの学びを長期的にサポートしていただきたいと思っております。カンボジアの子どもたちが夢に向かって学び続けることができる環境を提供することができます。あなたの支援が、未来を切り拓く大きな力となります。子どもたちが希望を持って学び続けられるよう、ぜひご協力をお願いいたします。

活動・団体の紹介

私たちはカンボジアでCIESF Leaders Academy(以下CLA)という幼小中一貫校を運営しています。
カンボジアには、公立(国立)学校、インターナショナルスクール、NGOが運営する学校などがあります。しかし、その実態をみてみると、多くの改善が必要です。公立学校では、十分な教具教材がなく、教師が一方的に板書するのを生徒が書き写すだけという授業方法が多く見られます。「私の出身校では教具というものを見たことがなかった」と話すカンボジア人教師もいます。インターナショナルの学校は、高額な授業料によって運営維持されており、一般的な生徒が通える学校ではありません。また、学校に通えない生徒のために、外国人が自国の教師を派遣して学校を運営するNGOもありますが、こういった援助の形式は、いつまで、どのくらいの支援が続くかわかりません。
CLAの目的は、カンボジア人の、カンボジア人による、カンボジア人のための持続可能な教育を創造することです。

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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