活動・団体の紹介
認定NPO法人 日本カンボジア文化産業振興会は、タイとカンボジアの国境紛争が撤退して間もない、カンボジア王国プレアヴィヒア州にて産業支援のために2016年より同地域で活動を開始。主な活動としては世界遺産プレアヴィヒア寺院やコーケー遺跡などの観光産業化へ向け、カンボジア政府の現地省庁と共同に推進して来ました。しかし、支援を継続する中で、教育・雇用・技術・職業など、産業の根底の奥底から見える問題を同地域だけでなくカンボジアという国から感じました。内戦終了後も現在に至るまでカンボジア国内の人口の少ない地域では産業も無い状況で人々は暮らしの生計を立てることもできない状況があります。そこで私たちは「一人一人が自立できるような、総合的な支援」を目指して活動を続けています
先生用のトイレですが、低学年の子供たちが共有になって使用されています。
このコンクリート円筒で全校生徒の手洗いを補っています。
井戸水をたった一つのポンプでくみ上げていますが、まったく追いつきません。
このパイプ三本から出る水で手洗いしています。
北陸大学生の５名からのメッセージです
山本海舞
1週間滞在をしてみた感想として、水道設備の乏しさを感じました。
現地の子供達は基本的に雨水を溜めた井戸のような形をした貯水機から水を利用しています。また、学校の周りに流れている川には捨てられたゴミやペットボトルが散乱した状態なので衛生状況も悪いです。
現地での生活に慣れている子供達なので免疫はあるとはいえ、清潔な水を届けてあげるため何かできればと思います
宮本慶駿
テチョウ小学校には洗面所のような場所がないため、手を洗ったりすることができませんでした。子供達はどこから引いているかわからない水や大きな水たまりで手を洗っていたりしていたので衛生的に良くないと感じました。
彼らが安全に生活できるようにそういった設備が必要だと思います
岩 結音
蛇口はあるけど、そこから水は出ないので、決して綺麗とは言えない水を使っています。
この状況をさすがに見て見ぬふりすることはできないなと思います。子どもたちの安全を守るためにもちゃんとした水道設備が必要だと思います。
菅内凜璃子
1週間テチョウ小学校で教育支援をさせていただいて現地の子供たちが水を自由に使用することができず、水道設備がされていないことに胸が痛くなりました。小学校には雨水を貯めた井戸のようなものがありましたが、貯められていた水の量は不充分でした。また学校の周りには捨てられたごみやプラスチックも多く見られ、衛生的にも良くないと感じました。子供たちが少しでも自由に水を使用できるように自分が出来ることに挑戦したいです。
神田美希
1週間テチョウ小学校で教育支援をさせていただいた時に、トイレの設備と水道の設備についてとてもきになりました。あるものを洗いたい時に、子供達が水道まで案内してくれたのですが、水が出ず、でもそれが当たり前のような振る舞いでトイレの水を使って洗ってくれたことが、おどろきでした。他にも、お菓子のゴミや、休憩時間に食べたもののゴミが地面にかなり落ちていることが気になりました。ゴミ箱があるにもかかわらず、子供たちは平気で投げ捨てます。もっと綺麗な環境で教育支援が受けられるようになれば良いなとおもいます。
活動の背景、社会課題について
認定NPO法人 日本カンボジア文化産業振興会は前身である2016年に発足した世界遺産プレアヴィヒア・モノづくりの会から2020年に団体名を改め、限定的な地域の支援活動から、総合的な支援を続けるべく豊富な専門知識と人材を「一人一人の自立ができるようになる」という目的達成のために協力を募り、教育および産業支援活動しています。当団体の発足以来、カンボジアのプレアヴィヒア州を始め、地域にお住まいの方をさまざまな面で支援してきました。当団体が行う活動が効果を生み出したり、活動範囲が拡大することが私たちにとっての成功であり、集める金額の大きさとは関係ありません。みんなが力を合わせてできること、カンボジアジアの未来を創ることを一緒に想像してみましょう。
ヨン校長先生から過去の支援の手洗い場が使えない説明を受けました。
後ろに見えるトイレも新設したまもなく稼働しなくなっています。
活動内容の詳細、実績について
平成 28 年 豆腐事業者視察事業
プレアヴィヒア子供達との交流事業
農地開墾事業
関川村職員視察事業
新規農地稲作生育試験事業
新潟県関川村教育・農業事業視察
京都市・滋賀県豆腐事業視察
コーケーエリア小学校文房具贈呈事業
エコビレッジ住民へ中古衣料寄付
平成 29 年 モノづくり学校視察事業
美術開発教育支援事業
ＩＴ支援事業
モノづくり学校事業
中古パソコン寄付支援事業
古着寄付事業
スラエム村地元交流事業
博物館オープン補助事業
大豆育成調査事業
算法少女映画上映開発教育支援事業
モノづくり学校視察事業
平成３０年 モノづくり学校支援事業
中古パソコン寄付支援事業
世界遺産プレアヴィヒアユネスコ認定 10 周年記念事業
医療衛生支援事業
スラエム村テチョウ小中学校開発教育支援事業
日本カンボジア友好６５周年記念事業認定
平成３１年 カンボジア政府公式訪問事業
中古パソコン寄付支援事業
プレアヴィヒア州教育現場視察日本語学校調査業
中古衣料寄付支援事業
医療衛生調査事業
サッカートレーニング支援事業
開発教育美術支援事業
音楽授業支援事業
令和元年 カンボジア整体衛生調査支援事業
医療衛生調査事業
世界遺産認定11周年記念事業
サッカートレーニング支援事業
開発教育美術支援事令業
中古衣料寄付支援事業
カンボジア政府公式訪問事業
蹴球体育授業支援事業
中古パソコン支援事業
音楽授業支援事業
令和２年 縫製自立支援事業
中古パソコン寄付支援事業
ナチュラルプロジェクトサポート支援事業
農業人材育成事業
IT交流支援事業
令和３年 中古パソコン支援事業
テチョウ小学校 STEM 教育事業
IT 交流支援事業 光こども園とテチョウ小学校のビデオ交流
農業人材育成事業
ナチュラルプロジェクトサポート支援事業
令和４年 ナチュラルプロジェクトサポート支援事業
トビタテ！留学JAPANサポート事業
IT交流支援事業
農業人材育成事業
令和5年 テチョウ小学校 STEM 教育事業
中古パソコン支援事業
IT 交流支援事業
農業人材育成事業
日本カンボジア友好７０周年記念事業認定
日本AESEAN友好５０周年記念事業認定
北陸大学国際コミュニケーション学科の学生たちと5年生クラスの全員
代表者メッセージ
私は２０１５年秋にカンボジアのプレアヴィヒア州にある世界遺産プレアヴィヒア寺院へに、最貧困州の産業支援が実行可能かという政府関係の依頼により自力で訪問しました。率直な印象は、何もないエリアだった。道・人・インフラなど、当たり前の使えていたものが何もなかった。ただ自然の中で強く生き続けているカンボジア人を見たことにより、私がもしこのエリアでお手伝いできるなら、日本の仕事を止めなければ来れれないと思いました。資金も何もない中でNPOを設立して支援する形を作りました。当初から農業・小学校・貧困エリアの村の人たちに、丁寧に日々交流して問題を見つけ解決をしてきました。お金だけではなく、現地の要望を聞きながら時間をかけて実行してきました。その中で子供たちの教育支援は、日本の大学生や高校生が現地を訪問し支援をすることを基本にここまで続けてきました。しかしカンボジアの小学校は基本的に国からの予算もないので、修繕等が容易にできません。私たちは極力自力で支援をしてきました。今回は新校舎が出来上がる前から水の問題が酷くなってきていました。この８月に北陸大学生が支援で訪問した時点で、水の使える場所がコンクリートの円筒升に入った水だけでした。資金がなく、トイレ関係など何もかもが水の無い状態になっていました。大学生も手洗いにも困りましたが、子供たちは衛生的に最悪の状態でした。これを改善するには、資金が必要になります。ヨン校長先生からは、なんとか資金援助をしてほしいとお願いされました。２年前ぐらいに日本から支援した施設もありますが、すべて水も止まり手洗いもトイレも使えない状態です。これを改善し、最低でも当たり前ができる施設の改善をしたいと思います。是非とも、皆様のご協力を心からお願いいたします。北陸大学生の有志５名が、このテチョウ小学校の件をサポートしたいと志願してくれました。これからの問題も細かく対応できるようにしたいと思います。
寄付金の使い道について
資金の使い道ですが、現地の水関係施設の補修、井戸水の増設、トイレの補修、手洗い施設の補修などに使います。
いたるところに足りない衛生環境があります
新校舎のトイレです。
タンクはやぐらを組んであげたいのですが、予算がなくポンプアップしています
きちんと稼働してないため、とても不便な状況です。
手洗いもまったく使用できていません。
金額5,000円 |
金額10,000円 |
金額30,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
金額150,000円 |
金額300,000円 |
金額5,000円 |
金額10,000円 |
金額30,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
金額150,000円 |
金額300,000円 |