活動・団体の紹介

　こんにちは！ブラジル野球応援団の福田雄基（フクちゃん）です！
　2016年（当時25歳）から始めたこの活動も、今年で8年目となりました。
　活動の合言葉は『野球で繋がる世界の輪』
　この活動を始めてから、ブラジルのたくさんの子ども達と出会い、その笑顔、その成長を見守ることもでき、とても幸せな経験をさせていただいてます。
　そして、たくさんの友達、先輩、後輩、知人、面識もない方々からも、多大なるサポートをいただき、今日までこの活動をずっと続けてこれました。
本当にありがとうございます。muito obrigado.

　今年の活動のメインは、11月2、3日の野球大会です。
　小学校低学年の子ども達が参加する大会なのですが、僕が寄付を始めた8年前は７チームほどしか参加できませんでした、、、
　しかし今年は、なんと約30チームが参加する予定です！！
　今まで寄付した野球用具がブラジル各地へと行き渡り、ブラジル野球の裾野を広げることができたと実感しております。

活動の背景、社会課題について

　この活動を始めたキッカケは、2016年のリオ五輪を訪れた際、オリンピック会場のすぐ裏の街で、裸足でサッカーをする子どもを見たことから始まりました。
「なんで、オリンピックが行われてる国で、こんなに貧富の差が激しいんだ？」「日本でいったら代々木の子どもが裸足でサッカーしてるのと同じじゃないか？」そんな疑問を持ちながら、オリンピック期間中に少しでもブラジルのスポーツ事情を知ろうと思ったのです！
　現地では少しでも目立つように、日本の法被の格好をしながらオリンピック会場付近をブラブラしていると、たくさんの方が声をかけてくださり、その中には日系人の方もいて、ブラジルのスポーツの現状や文化、歴史などを教えていただきました。

　さらに、仲良くなった日系人の方から、ブラジル野球連盟の会長さんをご紹介していただき、ブラジル野球の現状をお聞きすると、やはり野球用具の入手が困難で、野球をやりたくてもできない人がたくさんいると知った僕は、居ても立ってもいられなくなり、リオ五輪現地視察の半年後（2017年3月）、野球用具を直接届けるため、再びブラジルに旅立ちます。
　そこで、ブラジル現地（サンパウロ）の野球施設を見学させてもらえたり、ボロボロのボールやグローブで練習する子ども達の姿を目の当たりにして、この活動への熱意が高まりました。

　ブラジルは平均月収５万円と言われる国です。お金がないと野球用具が買えないし、ブラジルで野球用具を売ってるお店を、いまだに見つけたことがありません。

　ブラジルの子ども達が野球用具が欲しければ、日系人の親戚や知り合いがブラジルに来るときに買ってきてもらうか、ネットで購入してアメリカから届くのを待つしかないです。
　ただ、ネットで買うと関税が100%かかるので、10万円くらいする時もあります。

　日本では当たり前のように、市民球場や県営球場があり、野球ができる環境はたくさんありますが、ブラジルでは野球場がある街の方が少ないので、公園や空き地で練習をするしかありません。
　そんな環境の中でも野球をやりたい子ども達がたくさんいて、グローブを順番に交代しながら楽しそうに野球している姿をこの目で見てきたので、１人でも多くの子ども達が「自分のグローブで野球ができるように」という思いを胸に、今日まで活動を続けてきました。

過去の活動実績

　今までの活動を簡単にまとめた動画です。お時間ある時にご覧いただければ幸いです。

＜この活動を通じて＞
　動画の中にも載っていますが、この活動を続けてきた中で、現地の方から言われて、思わず泣いてしまった出来事を２つお話しさせてください。

① 2019年（1000万円騙され、人生ドン底）
　ほとんどのお金を失い、人生どん底の時、たくさんの方のサポートをいただき、初心に帰るべく、再びブラジルに野球用具を持っていきました。
　訪問したのは、1回目の活動から交流のあり、野球用具を寄付し始めてから、野球をやりたい子どもたちがたくさん増えた、サンパウロ郊外にあるグアララペスという地域です。
　到着後すぐに僕の歓迎会を開いてくれて、お肉やお酒を振舞ってくださいました。そこで、僕が寄付したグローブで野球を始められた子のお父さんから
「グローブがあるから、キャッチボールができる。キャッチボールができるから、友達ができる。子ども達は練習がない日でもグラウンドに来るんだ。ユーキのおかげで、友達ができたってうちの子も喜んでるよ。本当に感謝しかない。」と言っていただきました。

　大金を騙され、心を失っていたその頃の僕には、すごく重く感じた言葉です。こんな俺でも必要としてくれてる人たちが、こんなにもいるんだと、、、

② 2022年（コロナ禍で2年半ぶりのブラジル訪問）
　2年半ぶりのブラジル渡航でした。アニャンゲーラという地域を訪問し、子どもたちに挨拶して、記念撮影をしようとすると、現地の会長が、子ども達の前で僕に話し始めます。
「ユーキがやってることはボランティアじゃない。子ども達の未来をつくってることなんだ！！」
「ブラジルでは非行に走ってしまう子ども達が多い、、、」
「2年前にユーキがグローブを寄付してくれなかったら、今、ユーキの目の前にいる子ども達の多くは、ここにいなかっただろう」
「でも、ユーキのおかげで、今、こうして野球が一緒にできている」
「野球を通して、友達ができて、挨拶や礼儀、リーダーシップなど多くのことを野球から学んでいる」
『この子たちの未来をつくってくれて、本当にありがとう』

と言われ、何かすごく壮大なことをしてるんじゃないかなと鳥肌がたち、嬉しくて涙しました。

サンパウロ市から表彰状（2023年12月）

　昨年の活動の際に、今までの野球振興に対して、サンパウロ市から表彰していただきました。
写真左：アニャンゲーラ会長　ヒダカさん
写真左から2番目：サンパウロ市議会議員　シオカワさん
写真右：ジガンテス会長　グスターボ渡辺さん

今回の活動詳細

活動期間：2023年10月30日〜11月5日（日本時間7日）
10月
30日　17時5分　成田 出発　※シカゴ経由
31日　7時15分　サンパウロ到着
　　　ブラジル野球連盟挨拶
　　　ジガンテス・アニャンゲーラ
　　　＜ニッケイパレスホテル宿泊＞
11月
1日　ブラジルアカデミー訪問
　　＜アカデミー宿泊＞
2/3日　ブラジルアカデミーにて、野球大会
　　　  約30チームに野球用具の寄付
　　　＜バスでグアララペス移動＞
4日　グアララペス
　　    ＜夜行バスで移動＞
5日　ニッケイ新聞取材
　　  ブラジル野球連盟挨拶
　　  21時45分　サンパウロ出発　※シカゴ経由　
7日　15時　成田 到着予定

今回も４泊９日の旅です！！笑　
（飛行機で２泊、夜行バスで１泊）

昨年までの活動との違い

　今までは毎日、いろんな地域（チーム）に足を運び、野球用具を届けてきました。
　昨年の活動では、1週間でブラジル国内 1,745km（約日本半周分）を移動し、８チームへ野球用具の寄付を行いましたが、より多くのチーム、子ども達に野球用具を１度に渡せることができないかブラジル野球連盟と話し合った結果、今年は11月2、3日で行われる大会に参加する全チームに、大会会場で野球用具の寄付をすることになりました。
　１チームに寄付できる野球用具の数は少なくなってしまいますが、それでも現地のチーム関係者からは、感謝の言葉をいただいており、まだ僕が繋がっていないチームも多数あるので、現地でまたさらに親交を深め、より多くの子ども達の力になれたらなと思います。

代表者メッセージ

　この活動を始めた当初、クラウドファウンディングで集まった金額は6万円でした。実績もない25歳にお金を支援してくださる方がいないのは当然です。
　それでも自腹を切って、ブラジルへの思いを発信し、行動し続けた結果、2回目の活動で20万円、3回目で43万円、4回目で51万円、、そして前回の活動では、64万円を達成することができました！！本当にありがとうございます。
　多くの方から、「リターンいらないから、この活動に関わらせてくれてありがとう！」や「ブラジルに行ける時間はないから、俺の代わりにグローブを届けてほしい」「子ども達の笑顔の写真楽しみにしてます！」などの嬉しいお言葉をいただきます。

＜人生の価値観＞
　「人にお金を使うなんてもったいないよ！」とか「福田は何で稼いでるかわからないから怪しい！」とか言われようが、自分で稼いだお金で、この活動を続けることが、僕の人生の『宿命』だと思っています。
　誰かの役に立とうと行動していれば、巡り巡って自分に返ってくることは、僕の人生で証明してみせますし、人が死んだ時に残るものは、もらったものよりも、与えたものだと思っているので、今回の活動も、１人でも多くの子ども達を笑顔にし、子どもたちの未来をつくれるように頑張ってきます！！　
　僕はプロ野球選手になれなかったので、日本の子ども達に『夢を与える』ことができないけど、ブラジルをはじめとして、世界中の野球をやりたい子ども達に、野球用具をプレゼントして、『子ども達の未来をつくる』ことが『夢』です。
　子ども達の笑顔のため、未来をつくるために頑張りますので、応援していただければ幸いです。

寄付金の使い道について

◆目標設定　550,000円
①航空券 ANA / ユナイテッド エコノミークラス 337,200円　※前回より価格高騰
②ホテル代　30,000円想定　
（無料で泊めてくれる場所もあります）
③バス代　0円
（現地の方のご好意で出していただけます）
④移動費　0円
（現地の方のご好意で送迎していただけます）
⑤飲食代　20,000円（5日間 計算）
⑥リターン品購入　20,000円想定 ※前回18,335円
（無償でいただけるものも多いです）
⑦リターン配送料　10,000円想定 ※前回 9,820円
（手渡しの人もいました：別途交通費）
⑧野球用具追加荷重料金 80,000円想定
（前回11万円だったので少しコンパクトにします）
⑨congrant システム手数料 52,800円（税込）
※決済手数料とは別
合計　550,000円

◆ネクストゴール設定　770,000円　（＋220,000円）
子ども用グローブ　40個購入
（１個あたり 税別5,000円想定）
※目標金額より多くいただいた分は、子ども達のグローブ代に当てさせていただきます！！
合計　770,000円