あきらめと貧困の連鎖を断ち切る、子どもたちの夢を支える農業を

私は物心ついた時から父親がいませんでした。
9歳の頃から、家族を支えるために農業を手伝うようになりました。
毎朝3時に起きて水を汲みに行き、学校が終わると畑に戻り、日が暮れるまで働く。
そんな生活を17歳まで続けていました。

その後、街のIT系専門学校に進学しましたが、パンデミックの影響で中退することになり、再びTaptapに戻って農業を始めました。

学校に行くことを諦めたことはありません。
ただ、家族を支えるために働くことを優先せざるを得なかったのです。

今、私がここで目指しているのは、土を育てる方法を学ぶことです。
化成肥料や農薬に頼ったやり方から抜け出し、コストを減らしながら持続可能な農業を実現したい。
そして、ここで得た学びを地域の農家にも広めていきたいと考えています。

私にとって農業は、ただ家族を支える手段ではなく、地域の未来をつくる挑戦そのものです。