2025年9月末に発生したマグニチュード6.9の地震に続き、11月には台風25号がフィリピン・セブ島を直撃し、記録的な豪雨と洪水によって甚大な被害をもたらしました。
家屋が流され、奨学生の中にも自宅を失った子どもたちがいます。事務所周辺でも行方不明者の捜索が続き、島全体が深刻な危機に直面しています。
DAREDEMO HEROでは、これまで進めてきた「地震被災地支援」を基盤に、今回の台風被災者支援へと活動の範囲を拡大します。
食料・水・医療品などの緊急支援に加え、被災した学校や地域への教育・生活支援を通じて、人々が再び安心して暮らせる環境を整えていきます。
皆さまからお預かりするご寄付は、セブ島全域で被災した人々の命と生活を支えるために大切に活用させていただきます。どうか、立て続けに災害に見舞われたセブ島の人々に、希望と再生の力を届けるために、ご支援をお願いいたします。
2025-11-28 15:22
清掃用具貸し出し事業とソーラーライト設置
台風25号の影響で大きな被害を受けたタランバン地区では、避難所として使用されていた学校が授業再開に伴い縮小され、避難者は体育館へ移動しました。
テントの不足により、1つのテントに2世帯以上が生活するなど厳しい環境が続いています。
住民からは「一日も早く自宅に戻りたい」という声が多く聞かれますが、清掃に必要な道具を購入する余裕がありません。
そこでDAREDEMO HEROは、清掃用具の貸し出し事業を開始しました。
貸し出し管理は同地区で被災した奨学生の保護者が担当し、今後は高圧洗浄機など必要な器具も順次追加していく予定です。
また、電気の復旧していない地域には公共のソーラーライトを設置し、暗闇の中を子どもたちが歩く危険を軽減しています。
地域の皆さんが安全を確保しながら、自立的に復興へ向かえるよう支援を継続してまいります。
