無料・契約なしで来られる、無料学習教室「地域の学び舎プラット」です。市川市を拠点に40年以上の学習支援の実績を持つNPO法人ダイバーシティ工房が、40名以上のボランティアのみなさんと、地域の関係機関のみなさんの協力を得て運営しています。私たちと一緒に、人のあたたかさをもっと社会に広げていきませんか?
ダイバーシティ工房は、
「すべての子どもたちが多様な価値観に出会い、自立して生きていける社会」を目指して、市川市を拠点に低学力・発達障害の子どもを対象にした学習支援や保育園、コミュニティスペースなどの事業を展開しています。
NPO法人ダイバーシティ工房HP http://diversitykobo.org/
私たちは、これまでの活動の中で、自立に向けて危うさを抱える子どもたちとたくさん出会ってきました。
・家に帰りたくないと言って、本当に家出をする子
・学校に行かず、SNSで出会った人と夜遅くまで遊びに行っている子
・学力が低く、経済的に私立高校は選べないため行きたくない高校に行かざるを得ない子
などなど、ほんの1例ですが、一歩まちがえれば足を踏み外してしまいそうな危うい状況にいる子どもは、決して少なくありません。
こういった不安を抱える子どもたちと出会い、彼らが将来に希望を見出して、前向きに進路を選べるような環境をつくることが、私たちの使命です。
プラットでは現在、事前申し込みや契約なしでも来られる、「無料学習教室」を週2回運営しています。
※①毎週金曜日の18時~20時半(小4~中3・食事付き)、②毎週月曜日19時~20時半(中3・食事なし)
無料・申し込み不要で開催しているワケ
「困難さを抱える子ども・家庭」を支える役割を果たしうる既存の制度・サービスは様々ありますが、それらを利用するためには、
「費用がかかる」 「保護者の同意・申し込みが必要」 「対象が限定的」 「情報が届きづらい」
といったハードルを越えなければなりません。
昨今、子どもの貧困に注目が集まり、全国で無料の学習支援事業が実施されています。
しかし、行政が担う事業は「対象者が限定的」「申し込みや事前の面談が必要」など子どもが支援につながるためには様々な条件があります。
また、子ども食堂など、自主事業としての取り組みも各地でありますが、自費で行うために運営負担が高く、十分な頻度での開催が難しかったり、困難さがある子どもに情報が届くようなネットワークがなかったりと、様々な課題があります。
私たちも事業開始当初は、他事業も同時に行う中で、
場所を用意して、子どもを集めて、ボランティアを集めて研修をして、毎回食事を提供して、不登校等の相談にのって、進路選びや受験のサポートを行って…
と、とても大変な思いをしてきました。
でも、だからこそ私たちのように既に地域の中で子ども・家庭の支援を行う基盤を持った組織が、こうした領域の活動に取り組み、成果を出していくことがとても重要であると考えています。
2019年現在、無料の学習支援事業を開始して3年目になりますが、
・保護者の抱える大変さから、サービスを探したり、申し込んだりする余裕がない
・家庭内の状態が悪く、サービス利用に向けた意志疎通が難しい
・子どもが勉強に困っているが、親に遠慮して「塾に行きたい」と相談できない
といった、従来のサービスでは出会いづらかった子どもたちが来てくれるようになりました。
無料・申し込み不要にした成果として、2018年度に参加した40名の子どものうち、半数を超える子どもたちは、友達や同級生のお母さんからの紹介、地域の相談機関からの紹介など、保護者からの申し込みでない形で参加しています。
ただ、一方でやはり収支面での難しさがあり、無料で実施することで、現在運営に毎月約25万~30万円のコストがかかっています。
さらに、課題を持った子ども・家庭も多いため、現状の運営に加え、"対応が難しいケースに時間を割くこと"や、"「遠くて通えない」という声に対応していくこと"が、次の課題として見えてきました。
★「プラット応援団になる」ボタンから、ご支援のメニューを見ることが出来ます!
子どもは、環境との相互作用によって成長すると言われています。つまり、日頃の周囲の人や物との関わり方によって、結果が変わってくるのです。だから、その子にとって安心していられる環境があることが不可欠です。
それに加えて、自信がない子どもは、物事への取り組みが消極的になりがちです。当然、取り組む機会が少ないということは、成長する機会の損失につながります。
例えば、本を読むのが好きな子は、本を読む習慣ができます。本を習慣的に読んでいれば、本から様々な知識を得ることが出来ます。
一方で、字を読むことが苦手で本を読みたがらない子は、実際に本を読む機会が格段に少なくなります。結果として、本でなければ得られない知識を身につけることができないのです。
取り組みの機会が少ない=成長するための相互作用が起きづらい、という状況が問題であると捉え、ただ勉強を教えるということではなく、どんな自分でも気にかけて、あたたかく接してくれる環境を作ることを大切にしています。
そして、関わっているボランティア・スタッフの全員が、そういった環境をつくっています。
現状の無料学習教室運営の収支は、年間約300万~360万円(毎月約25万~30万円)のマイナスです。他事業の収益からの補填や、助成金で賄っていますが、補填の財源については変動要因が大きくあり、不安定な状況であると考えています。
加えて、より専門性の高いサポートが必要な子ども・家庭や、現状では支援が行き届いていない子ども・家庭もまだまだたくさんいるはずです。
まずは、これからもいまの学習教室に子どもたちが通えるようにするため、赤字分の資金源を確保すること。
そして次に、拠点の増加や、同様の事業をやりたい人へのサポートを行っていきたいと考えています。
2019年度内にみなさまからいただいたご支援は、
100%子どもの支援に直結する費用に使用します
【具体的な支出項目】1.教室開催に直接かかる費用
▶運営スタッフ人件費、食材費、ボランティア交通費、家賃・水道光熱費、備品・消耗品(教材含む)
2.当日の教室開催以外でかかる費用
▶相談支援にかかるスタッフ人件費(生徒・保護者への相談支援、医療・福祉機関、学校等との連携)、ボランティア採用・研修にかかるスタッフ人件費、模試受験費、広告宣伝費(リーフレットの印刷等)
月1000円のご支援で子ども約4人分の食事が提供できます
月2000円のご支援で
子どもに寄り添って勉強を教えるボランティアが1日約2~4名参加できます
月5000円のご支援で
調理・学習ボランティア合わせて約5~10名が参加できます
★ご支援のメニューは、「プラット応援団になる」ボタンからご確認いただけます!
子どもに対して、学校でできることは限られています。また、学校以外の時間は、家庭の力に強く依存しています。
そういった難しさをカバーするための公的制度は対象者が限られており、申請や手続きも簡単ではありません。また、予算や運営体制の不十分さにより、理不尽さを感じる状況があることも少なくありません。
子どもだけでなく大人も、いつ社会からこぼれ落ちてもおかしくない、いまの社会状況の中で、
制度や仕組みがダメだったら、”人の力” で、子ども・家庭を支える「地域の家」をつくればいい。
働いている私たちもみんな、子ども時代に気にかけてくれる大人に救われた経験をたくさん持っています。
現場で活動している私たちだけでは、できないことが山ほどあります。社会の力で子どもを支えるために、みなさまのお力を、どうか私たちに託してください。
みなさまのご支援を、お待ちしています。
1年に1度、活動報告書をお送りいたします。
そのほか、活動報告会や夏祭りといったイベントのご案内や、不定期で活動についてのメールマガジンを配信いたします。
※こちらは、毎月の継続寄付のお申込ページです。
単発でのご支援をご希望の方は、以下のページから「プラット応援チケット」をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
お申し込みは「プラット応援団になる」ボタンをクリック
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。