全国の動物愛護センターには毎日、たくさんの犬や猫が運ばれてきます。
その多くは産まれて間もない子猫です。
この世界の光を浴びたばかりの希望にあふれた新しい命。
しかし現実は希望からは程遠く、母親から引き離された小さな命は
数日の間に飼い主や新しい家族が見つからなければ、殺処分されます。
10分に1頭。
それは、こうしている今も日本で殺処分されていく犬や猫の数。
悲しい現実をこれ以上続けないために、
今スグ! 私たちと行動してください。
活動・団体の紹介
どうぶつ基金は、1988年に横浜で設立された、非営利な民間の動物愛護団体です。
活動資金のすべてを民間からの寄付でまかなっており、飼い主のいない猫や多頭飼育崩壊の犬・猫の無料不妊手術、里親探しの支援、写真コンテストの開催、啓発活動や署名活動等を行っています。
活動内容について
無料不妊手術
飼い主のいないノラ猫や多頭飼育崩壊の猫がこれ以上増えて殺処分されないように無料で不妊手術を行っています。
里親探しの支援
愛護センターなどから殺処分寸前に救われて犬や猫に新しい家族を見つける活動を支援しています。
知ってもらう活動
日本の犬や猫に対する厳しい現実と、人の心の温かさを知ってもらうために全国で写真展などの広報を行っています。
1日100円、
毎月3,000円のご支援で
1日166円、
毎月5,000円のご支援で
1日233円、
毎月7,000円のご支援で
毎月1頭の猫の去勢手術
ができます。
毎月1頭の猫の避妊手術
ができます。
殺処分寸前に、
センターから引き出された
犬や猫1頭の援助ができます。
活動実績(2023年)
さくらねこTNR(さくらねこ無料不妊手術事業)
2023年度 実施頭数:53,093頭
2004年度~2023年度 不妊手術実施頭数累計:337,945頭
■登録行政数:491件
■一般枠協働ボランティア(のべ):9,747名
※実施頭数は出張手術、多頭飼育救済支援を含む
出張手術による一斉TNR
2023年度 実施回数:1回/手術頭数累計:109頭
三重県動物愛護センター「あすまいる」
【緊急のお願い】資金難に直面しています
どうぶつ基金では、これまで皆様の温かいご支援のおかげで年間を通して無料不妊手術チケットを発行し、数多くの猫たちの命を救ってきました。
おかげさまで、猫の殺処分数は1万頭以下にまで減少し、殺処分ゼロという夢まであと一歩のところまで来ることができました。
しかし、今年度は寄付金の額が激減し、私たちの活動は存続の危機に瀕しています。
ーーー【原因】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▲物価高:インフレの影響で、多くの方が毎月の寄付を中止せざるを得ない状況に追い込まれました。
▲生活困窮者の増加:多頭飼育崩壊が激増し、その影響で救わなければならない命が増えています。
▲コスト上昇 手術費やワクチン代が大幅に値上がりし、1頭当たりの支払額が急増しています。
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どうぶつ基金の理事は給料ゼロです。
また、出張手術などのホテル代や飛行機代は個人で負担しています。
こうして爪に火を点すような節約をしていますが、この物価高には勝てません。
皆様のお力がなければ、私たちの活動は続けることができません。
どうか温かいご支援をお願い致します。
皆様のご寄付があればこそ、無数の猫の命が救われ、殺処分ゼロという夢を実現することができます。
一匹でも多くの命を救うために、どうかご協力をお願い申し上げます。
よくいただくご質問
なぜ継続的な寄付が必要なのですか?
何年もかけ計画的に飼い主のいない猫に不妊手術をする「さくらねこTNR」など、長期的なプログラムを実行するには、主催組織の財政基盤の安定が不可欠です。民間の団体である「どうぶつ基金」は、皆様からの「毎月」の継続寄付があるからこそ、TNRや多頭飼育崩壊の緊急対応など、長期性と緊急性の両方を要する活動に取り組むことができています。「毎月の継続寄付」の有り難みに、深く感謝しております。
税制上の優遇措置はありますか?
どうぶつ基金への寄付は、税制優遇措置の対象となっています。所得税、法人税、相続税において、それぞれに定められている条件を満たすことで、優遇措置を受けられます。申告に必要な領収書をお送りしております。
金額を変更することはできますか?
はい。金額の変更をご希望の場合はこちらのフォームよりご連絡ください。
※手続きが間に合う月からの手配となります。あらかじめご了承ください。
停止はできますか?
はい。ご寄付はいつでも停止できます。こちらのフォームよりご連絡ください。
※金融機関口座からの引き落としの場合は振替日の1ヵ月前まで、クレジットカードからの引き落としの場合は振替日の1〜2ヵ月前(カードの種類によって異なります)までにご連絡をお願いいたします。ご停止については、手続きが間に合う月からの手配となります。
代表挨拶
声なき弱者の代弁者でありたい
日頃よりどうぶつ基金の活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。
どうぶつ基金は、多くの方々の温かいご厚意と貴重な寄付に支えられ、これまでに36万頭を超える猫たちに無料不妊手術(TNR)を行ってきました。そのおかげで、設立当初に約33万頭だった猫の殺処分数は、2022年には約1万頭にまで減少しました。
これは、殺処分される犬や猫をゼロにしたい、彼らの命を奪うことなく共に生きる道を模索したいという高い志を共有してくださる自治体、ボランティア、獣医師、そして、心優しい皆様のご支援があってこそ成し遂げることができたのです。
日本は、長い間、殺処分という方法で野良犬や野良猫の問題を解決しようとしてきました。しかし、今の状況をご覧になってください。 想像を絶するほど多くの犬猫たちの命が失われてもなお、問題は解決に至っていません。これは、殺処分という手段がいかに短絡的で無益なものであるかを示しています。
動物愛護の意識が高まる中、日本の犬や猫を取り巻く環境は少しずつ変わりつつありますが、日本社会は動物愛護においてまだ最低限のラインにも達していません。それどころか、社会情勢の悪化がより一層の厳しさをもたらしているようにも感じます。
生きることを許されず、命を奪われた犬や猫たち、そして今この瞬間にも命の危機に瀕している犬や猫たち。どうぶつ基金は、いついかなる時も彼らの味方であり続け、代弁者としてさまざまな問題に対して臆することなく大きな声を上げ続けます。
また、私たち人間の生活を支えてくれている牛や鶏などの産業動物や、生息環境をどんどん奪われている野生動物たちの問題についても、どうぶつ基金独自の視点から見つめ直し、彼らとどのように共存していくのか、そのヒントとなる情報を発信していきたいと考えています。
これからのどうぶつ基金の新たな展開にもぜひご注目ください。
いつも、人の活動や身勝手な行動によるしわ寄せを受けるのは、何の罪もない動物たちです。そのような理不尽なことは、一日でも早く終わりにしなければいけません。
その想いを胸に、どうぶつ基金は今後も歩みを止めることなく活動を続けてまいります。引き続き皆様の温かいご支援を賜り、声なき彼らの命を救うために、共に歩んでいただければ幸いです。
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久
寄付金の使い道について
公益財団法人どうぶつ基金の活動資金は、その90%以上が個人の方を中心とした民間からの寄付となります。国や地方自治体からの補助金・助成金は一切受けておりません。活動資金の独立性を保つことで、いかなる方面からも干渉や影響を受けない、公平・公正で自由な活動が可能になります。
2023年度
収入の内訳
支出の内訳
総収入:351,434,737円
- 民間からの寄付:337,684,559円
- チャリティグッズ販売:5,249,431円
- その他:8,500,747円
総支出:370,168,845円
- 不妊手術助成費用:306,500,898円
- 里親さがし助成金:10,404,498円
- 広報活動費:18,316,418円
- 事業管理費:34,310,683円
- 一般管理費:636,348円