活動・団体の紹介
NPO法人エデュケーションエーキューブは、子ども達が自分らしく幸せに生きていける社会の実現をミッションに、全ての子ども達が参加できる公正な教育環境を提供を目指して、学校に代わりに安心して通える「オルタナティブスクール」を展開しています。
活動の背景、社会課題について
日本では、7人に1人の子どもたちが相対的貧困に苦しんでいます。この貧困は、子どもたちの教育格差を広げ、将来の可能性を制限しています。教育は子どもたちの未来を変える力を持っていますが、学校に通えない子どもたちは日本全国で24.4万人と増加しており、義務教育さえも受けることができない子どもたちが存在しています。子どもたちの学ぶ権利を守るためには、経済的な背景に関係なく、学ぶことができる学校以外の場所が必要となっています。
活動内容の詳細、実績について
NPO法人エデュケーションエーキューブは、学校の代わりに安心して通えるオルタナティブスクール「スタディプレイス」を福岡県内4拠点とオンラインで運営しています。スタディプレイスでは、ICT(情報通信技術)を活用した個別最適化学習や、社会で必要となる知識やスキルを身につけるためのカリキュラムを提供しています。また、経済的な背景に関係なく、すべての子どもたちが学べる独自の奨学制度もあります。
代表者メッセージ
認定NPO法人エデュケーションエーキューブ(Education A³)の活動へご理解とあたたかいご支援をいただき、誠にありがとうございます。たくさんの皆様のご支援のお陰で設立から10年を迎えることができました。日本における子どもの貧困の状況は、ひとり親世帯だからとか、生活保護世帯だからという表面的な情報だけで子どもの状況を判断する事は難しいと感じています。経済的に余裕がないから着ている服がボロボロであるとか、食事が取れないから痩せているとか、外から見えやすいものではありません。外からは経済的な厳しさを感じられない子ども達が学校に通うことができず小中学校の義務教育すら受けることができなかったり、経済的格差がもたらす教育や体験の格差から高校や大学への進学を諦めなければいけなったりする状況がこの豊かに見える日本に存在しています。私たちは、子どもたちへの同情論だけでなく、少子化が進む日本にとって次世代を担う子ども達を社会に輩出していくため、教育への投資は日本に必要な社会的投資であると考えています。経済的格差がもたらす教育や体験の格差を是正し、全ての子ども達が自分らしく幸せに生きていくことができる社会に近づけていきたいと思っています。
寄付金の使い道について
お預かりさせて頂いた寄付は、経済的困難を抱えているひとり親世帯や生活保護世帯の子ども達を対象に授業料の50〜70%を免除する「奨学制度」や公的支援のないオルタナティブスクールを持続可能にし、拡大していくための活動費として活用させていただきます。