こんにちは。アフガニスタン女性支援プロジェクト「EJAAD（エジャード）」です。私たちはこの４年間、アフガニスタンの伝統的な刺繍の製作を通じて現地の女性たちの仕事作りを目指して活動してきましたが、2021年8月の政権崩壊により現地の社会情勢は急激に悪化しました。
1000万人以上の人が食料支援を必要としている中で、私たちにできることは限られています。しかしこれまで現地の人たちと繋がってきた私たちだからこそできる直接の支援を届けてまいります。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします！
2022-02-10 23:17
2月の支援計画～明日から巡回診療をはじめます
2月の人道支援の計画をお知らせします。
医療支援は2月11日から。食料支援は2月12日からスタートするという連絡が現地から届きました。
食料支援は、前回とほぼ同じく、米、小麦粉、砂糖、食用油、ミルク、豆、茶葉をセットにして必要な家庭へ届けます。
新しい取り組みの医療支援については、小児科のベテラン医師の協力を得ることができたため、当初の計画よりも拡大して実施することになりました。
乳幼児および妊産婦を中心に週1回、約60人を診察し、2月～3月の2か月間で計480人の健康状態を確認し、必要に応じて治療します。
ドクター（左） 治療用の薬のリスト（中央）
カーブルから離れた農村部に通って巡回診療してくれるようなベテランの医師はなかなかいませんが、Najib医師はEJAADの活動に賛同して引き受けてくれました。
「女性は男性ドクターに診てもらうのを敬遠するのでは？」とアブドゥルさんに問いかけると、「それは間違った先入観だ。ドクターに関しては男女隔離は求められない。命を救う特別な職業だから」という答えが返ってきました。
この食料配布と巡回診療により、一人でも多くの子どもや女性たちの命と健康が守られ、元気に春を迎えられることを願っています。
現地からの報告が入り次第、またお知らせいたします。
