この度はクラウドファンディングにご協力いただきまして、まことにありがとうございました！
直接、自治体へ義援金を贈るなど、他にも選択肢がある中で、私たちの基金を利用していただいたこと、とても意義深く感じております。

私たちが預かった寄付金は直接支援者に届くというものではなく、地域で活動する団体が利用し、その活動をもって被災者や被災地域を支援するというものです。
この1クッション入ることの意義は、地域に関係人口を増やすだけでなく、地域の団体の経験値をあげることにもつながり、地域の支援力・受援力向上に繋がっていくと信じています。特に今後想定される南海トラフ地震などにも少なからず対策として効果があると思っています。

現在募集中の助成プログラムは色々と使い勝手が良いものとなっていますので、近くの活動をされている方に共有していただけると幸いです。

火は消えましたが、支援は長く続きます。
特に元の山に戻すようにするならば、木を植えるだけでも10年以上の月日がかかります。
16年前の笠松山の火災でも10年計画でやっていたそうですが、結果はもう少し時間がかかったそうです。そして植えた木が育つまでにはもっともっと時間がかかります。
今回はそれ以上の面積が焼失しました。より長いスパンでの地域の復興が今から始まります。

震災は時間とともにどうしても風化してしまいます。
それを忘れないようにたびたび思い出していただけるように、私たちも情報発信をしていきたいと思います。
ご寄付いただいた皆様、近くの方も遠くの方もたくさんいらっしゃいました。
心を寄せていただいたことに深く感謝し、これからも見守っていただきますようよろしくお願い申し上げます。

　理事長　今井　博志