この学校は環境の違いに苦しむ子どもたちの大切な受け皿です。
豊田市には2500人以上の外国人の子どもが暮らしており、外国人学校の数も多く存在します。そのうち、日本の小学校に通っていても、勉強についていけない子どもたちが500人以上。
小中学校の多くの生徒が学習言語と生活言語の違いに苦しんでおり、なかなか教科学習がうまくで きない子が多い現状があります。
そんな子供達の受け皿となっているのが外国人学校です。
ジュリアネちゃんは日本の小中学校に通っていましたが、学校の勉強についていけず、中学校2年生まで不登校となっていました。しかし、本校に転校してから1年半、分かる言葉で勉強することにより、学校に行くことが楽しくなり、一日も休まずに教科学習と日本語の勉強をがんばることができました!そして昨年度、無事に中学の勉強を終え、今年から晴れて高校生となっています。
なぜブラジル人学校に通うのか。
「エスコーラ・ネクター」ではこどもの来日日数や学習歴に合わせて、日本語やポルトガル語の教材を準備し、その子にあった勉強に取り組んでもらいます。
日本の学校でいつも「わからない。」「できない。」ばかりを経験してきた子供たちにとって、自己肯定感や自信というのはとても大切な力です。
「できた!」という経験を積み重ねて、学習に対する前向きな姿勢と自信を育める環境づくりを大切にしています。
外国人労働者の労働環境は厳しい状況です。
エスコーラ・ネクターは、ブラジル政府から認可された学校です。しかし、ブラジル政府からの資金的支援はなく、保護者からもらうお月謝のみで学校の給食費、家賃、教員の給与、教材、送迎にかかるガソリンや車両費などの費用を全てやりくりしています。
しかし、子どもたちの保護者の多くは日本の製造業を支える工場労働者で人材派遣会社に属し、期間労働者として各工場に派遣される働き方をしています。
不要になったら、きられる。そんな不安定な生活の方が多いのです。
その中でもご両親は自分の子どもが今日も笑顔で学校から帰ってくることを望んで、自己負担額が多い外国人学校を選びます。私たちはそんな家庭を目の前にして、NPO法人として得られる補助金やフードバンクなどといったご支援にチャレンジしてきました。
しかし、上記は対象となる費用や金額が限られます。さらに、ひとつの補助金を申請するにも、時間と労力をかなり要し、不安定なこともあり、なかなか現状の改善にはつながりません。
そこで、こどもたちの学び場と居場所を奪うことなく、目の前にいる子どもたちのためになんとか学校を続けたいという思いからこのプロジェクトを立ち上げました。
皆さまから頂く毎月の寄付は、主に教室の賃料、教材の購入費、ポルトガル語で学習支援教室をする先生の人件費に使用させて頂きます。
3,000円の定額寄付を10名の方からいただければ、学校に通えない不就学の子ども1名が、安心して教育を受ける環境を整えることができます。
さらに、5,000円の定額寄付を10名の方からいただければ、学校に通えていない15歳以上の子ども2名が、貧困のサイクルから抜け出し、明るい未来を目指すチャンスを得られます。
あなたの温かいご支援が、子どもたちの夢と未来を支える大きな力となります。どうぞご協力をよろしくお願いいたします!
どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。