フェア・プラスは、障がいのある人たちや発展途上国の貧しい人たちが自立した生活を送れるよう、関係する個人・団体、みんなが思いを共有して、協力して事業を目指すため設立されました。
フェア・プラスは、分野の壁を乗り越えた幅広い市民団体(NPO等)が協力し、また行政、企業、大学などセクターの壁を越えた連携を図り、活動しています。
フェア・プラスは、デザイナーなどの専門家の協力を得て、当事者の人たちが、各々の強みを生かして、百貨店や専門店で販売する魅力的な製品を作り・販売し、収入の得られる、働きがいのある仕事を作り出すことに取り組んでいます。
http://www.fairplus.org/
農作物の収穫が少ないフィリピンの山村マリナオ村の人たちは、アバカを大切に育て、アバカの繊維で日用品を編みながら生計を立てていました。 自然豊かな森が広がるマリナオ村のアバカの繊維は透明感がある白さを持ち、品のある艶が特長。繊細で美しい「マクラメ編み」と呼ばれる伝統の技術は、子育ての時間の中で育まれ、子どもと共に成長し、次の世代へ受け継がれてきています。
フェア・プラスは、この美しい「アバカ・マクラメ編み」技法を生かし、日本の着物などの伝統文化との融合を図った商品を開発、国内で紹介、販売することに取り組んできています。マリナオ村で作られたアバカ名古屋帯などは日本の着物ファンに愛され、その売上高により、マリナオ村の人たちの収入向上、生活向上に貢献してきています。
かつては絶え間なく人の行き来があり華やかな商業の地であった京都・西陣で、衰退する伝統産業“西陣織”を、障がいのある人たちの手によって守っていきたいと取り組む西陣工房。フェア・プラスは、京都の伝統を伝え、京都を訪れる多くの人に好まれる商品作りに協力しています。
フェア・プラスは、障害者の人たちがひたむきにお菓子作りに取り組む第三かめおか作業所に協力し、百貨店で販売する洋菓子開発に取り組んでいます。
一般市民の人たちの障がい者の人たちへの偏見をなくすため、フェア・プラスは障害のある人たちのドキュメンタリー映画の上映会にも取り組んでいます。
全世界をパンデミックに巻き込んでいる新型コロナウイルス感染の拡大。フェア・プラスが支援してきているフィリピンの山村マリナオ村も、フィリピン政府の方針でロックダウン(都市封鎖、外出禁止令)されました。
畑へも働きに行けず、日用品も購入できない厳しい状況に置かれた多くの村の人たちのは、日々の食事にも困る生活を送っています。
フェア・プラスは、アバカ・マクラメ編み生産者の人たちが暮らすマリナオ村サンラモン集落の人たちを、食料の提供、小学校への寄付などにより支援を行っています。
フェア・プラスの活動へのご理解とみなさまの温かいご支援をお願い致します!