2025年度 前半の取り組み
2025年は、福島県相馬市でのサッカー交流プログラムからスタートしました。本事業は、東日本大震災関連の支援活動として長年継続しており、2026年1月の実施も決定しています。
春には、ナイジェリア連邦共和国から初めての留学生アビデミさんが来日し、女子バスケットボール部で活躍、全国大会にも出場しています。また、マリ共和国出身のアルマムさんは3年生として学業とスポーツに励み、夏には日本語能力試験N3に合格しました。
エリトリアからスポーツ奨学生として来日し星槎道都大学を卒業後、世界こども財団の職員となったケセテさんは、星槎の各校舎で国際理解を目的としたゼミ授業を継続し、6月には昨年に続いて、エリトリア大使館からのご依頼をいただいて、港区の公立小学校でエリトリアを紹介する「国際理解教育」の出張授業も実施しました。
7月には、福島県大熊町の子どもたちを山梨県道志村に招き、2泊3日の「FGC Presents 大熊こぐまキャンプ in 山梨県道志村」を実施しました。自然の中で思い切り遊ぶ体験を通じて、心身の成長を促す新たな震災支援の取り組みとなりました。

2025年度 後半の取り組み
8月には、コロナ禍以降初めてブータン王国を訪問し、パラリンピック委員会へ競技用車いす5台を寄贈しました。併せてオリンピック委員会とも協議を行い、次の支援プログラムに向けた準備を進めています。
横浜で開催されたTICAD9(第9回アフリカ開発会議)では、エリトリア大使館の依頼を受け、ブース担当として来場者に向けて同国の紹介を行いました。
ウガンダ共和国での「KOMOREBI小学校」への継続支援として、2025年度は、5年生までの教室増設が実現しました。このご縁から、大阪・関西万博のウガンダ・ナショナルデーにもご招待いただき、KOMOREBI小学校関係者の皆様と出席しました。
また、11月には第11回SEISA Africa Asia Bridgeにブース出展等で参加しました。

活動報告会の開催
12月12日には、箱根の湯本富士屋ホテルにて2025年度の活動報告会を開催しました。法人会員・協力企業の皆様を中心に約60名が参加し、今回は初の試みとしてオンライン配信も実施しました。
当日は土屋恵三郎理事長からの挨拶のほか、今年度の主な活動を報告し、支援を受けている留学生も参加し、日頃の支援に対して御礼の言葉が伝えられました。また、長年にわたり東日本大震災支援に携わってこられた 学校法人国際学園の小柳さんから、貴重なお話を伺う機会もありました。

これらの活動は、日頃よりご支援くださっている皆さまのお力によって支えられています。心より感謝申し上げます。2026年度も引き続き、子どもたちの未来につながる活動を進めてまいります。
⚫︎ より詳細な 2025年度活動報告書はこちらからご覧いただけます。

