夜の世界で生きる女性たちを孤立させない

夜の世界で孤立・困窮している女性は、お金や住まいの問題、心身の不調、家族との関係など、様々な困難を抱えています。 そのために、不安の中で、明日を選べない状況に追い込まれてしまいがちです。 あなたのご寄付で、彼女たちに「今日の安心」と「明日の選択肢」を届けることができます。
2024-01-08 15:46
【12月の活動報告】2023年の年間相談件数、過去最高の4,521件に
昨年は風テラスを応援していただき、ありがとうございました。 今年も引き続き応援よろしくお願いいたします。 2023年は、一年間で過去最高の4,512件のご相談をお受けしました。

【12月の活動報告】

新年あけましておめでとうございます。

昨年は風テラスを応援していただき、ありがとうございました。

今年も引き続き応援よろしくお願いいたします。

それでは、12月の活動報告をお届けいたします。


■夜職サミット2024 困難女性支援法の施行前夜に考える「歌舞伎町の路上売春」、1月14日(日)開催!



2024年1月14日(日)13時30分~16時30分に、歌舞伎町にて夜職サミットを開催いたします!


今回のお題は、困難女性支援法の施行前夜に考える「歌舞伎町の路上売春」です。

歌舞伎町の路上売春の現場で日々女性たちの支援を行っているNPO法人レスキュー・ハブ理事長の坂本新さん、そして夜の世界を「生き場所」とする女性たちの蠱惑と渇望を描いた小説『トラディション』を上梓されたばかりの鈴木涼美さんをお招きして、巨大歓楽街の路上に立つ女性たちの現状と背景にある課題を、困難女性支援法の前夜に、徹底的に語ります。


お誘い合わせの上、奮ってご参加ください!


お申込みはこちら


また、毎日新聞デジタル、及び12月29日(金)の毎日新聞朝刊(都内版)に、夜職サミットの告知記事を出して頂きました。

新聞記事は以下のリンクでご覧ください。


歌舞伎町の路上売春、現状を報告 1月14日に「夜職サミット」


■12月の相談者数351人


12月は累計351名のご相談に対応しました。

10月・11月と比較するとやや落ち着いていますが、今月も多くのご相談がありました。

また、通常のご相談とは別に、休眠預金活用事業の相談会では、12月中に270件のご相談がありました。休眠預金活用事業の相談数は、通常の相談者数と同程度の件数になるほど、伸びています。

年明けもすでに多くのご相談をいただいています。新年もスタッフ一同、全力でご相談に対応したいと思っております。


12月の相談の内訳

生活困窮・家賃滞納    86件
店舗トラブル       69件
税金・確定申告      50件(今年最多)
食料支援           22件(あわせてヒアリングを実施しました)


12月は年末のため、税金・確定申告のご相談が多かったです。

また、就労支援施設など外部の機関と連携をとり、ご相談に対応することもありました。


■12月の食糧支援



12月も、先月に引き続き、食糧支援を多く行いました。

お腹だけでなく、心も満たされるよう、スタッフが一枚一枚書いたメッセージも添付しております。


2021年から3年間続けてきた食糧支援ですが、今年度で終了することとなりました。皆様のご支援のおかげで、多くの女性の心の拠り所となることができました。改めて御礼申し上げます。


まだ、単発のご寄付食品のご支援も受け付けております!

食料のご支援に関しましては、風テラスAmazon欲しいものリストから受け付けておりますので、よろしくお願いいたします。


風テラスAmazon欲しいものリストはこちら



■12月11日(月)、オンライン活動報告会を開催しました



12月11日(月)19時~20時に開催したオンライン活動報告会に、過去最高の33名の方にご参加頂きました。

風テラスからは、理事長の坂爪、事務局スタッフ、弁護士・ソーシャルワーカーの相談員、プロボノのメンバーらが参加し、相談事業の現状と課題、相談のデータ、相談者の方からの声、支援の事例、今後の展望などを発表いたしました。

夜の世界で孤立・困窮している女性の支援に対する皆様、そして社会の関心の高さを改めて感じました。
質疑応答の時間にも、たくさんのご質問をお寄せくださり、ありがとうございました。


<2020年からご支援くださっている参加者のご感想>

・代表一人での活動だったのが本当に組織化してきましたね。

・真摯に相談に向き合う相談員の方々の生の声を聴けて良かったです。

・相談員の皆さんがどのような想いで活動に参加されているのかも次回はぜひ聞きたいです。


皆様からの温かいご支援・ご声援・ご寄付を励みに、来年以降も一人でも多くの女性と繋がれるよう、そして現場の声を社会に届けていきながら、夜の世界と昼の世界に橋を架ける役割を果たせるよう、スタッフ一同、頑張ってまいりたいと思います。


改めてのご案内になりますが、ご支援・ご寄付はこちらからお願いいたします。


【継続寄付】夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい


単発・追加のご寄付はこちら


■群馬県助産師会研修会で「性風俗と妊娠葛藤相談」をテーマにした講演を行いました



2023年12月16日(土)、前橋市のぐんま男女共同参画センターにて開催された群馬県助産師会研修会にて、理事長の坂爪が講師を務めました。


性風俗と妊娠葛藤相談をテーマに、性風俗の現状と課題、働く女性の背景にある福祉的課題、特定妊婦と母乳風俗店に関する事例などを取り上げながら、約120分、講義とグループディスカッションを行いました。


助産師の皆様をはじめ、性暴力被害者サポートセンターの関係者や医療・行政関係の方もお越し下さりました。


参加者の方からは、「デリヘルで働いているシングルマザー、メンズエステで働かれている女性からのご相談を受けることがあるけれども、そうした仕事がどのような業務内容で、どの程度の収入を得られる世界なのか、そして具体的にどのようなリスクのある世界なのか、全くわからなった。今回の講義を聞いて、イメージを持つことができた」というご感想を頂きました。


今回の講義・グループディスカッションが、今後の現場での支援のお役に立てば嬉しいです!



■オンライン自助グループ「女の子たちの60分フリー」



12月も、先月に引き続き、LINE通話グループにて開催いたしました。

風テラスのスタッフが司会をし、少人数のメンバーで語り合います。夜の世界で生きる者同士が今の気持ちやこれまでの体験、今後の情報について話し、分かち合いました。


LINE通話グループで話す形式にも慣れ、参加してくださる方も顔なじみが多くなりました。

今回は、「みんなに聞きたいこと」を話しあいました。それぞれが自分のことを話しつつ、他の参加者の話を聞く時間もあったため、自助グループの良さが出ていたと思います。


自助グループは、月1回ペースで行なっており、1月も開催予定です。

詳しくは、女の子たちの60分フリーのXアカウント(@60_min_foryou)をご覧ください。

少しでも、夜職の女性たちにとって癒しの場になるよう、精進してまいります。



■マンガ「あしたの嬢」22話 掲示板やSNSでの誹謗中傷、どうすればいい?



掲示板やSNSでの誹謗中傷は大変多いご相談です。

どういった内容が誹謗中傷にあたるのか、

開示請求や慰謝料請求の手続きはどうなっているのか、

誹謗中傷にどう対応したらよいのか、

こうした疑問をマンガ形式でわかりやすくまとめています。

無料ですぐ読めますので、よろしければマンガをご覧ください。


⇒マンガはこちら



■夜の世界と社会をつなぐNPO理事長の月報



今回のテーマは『「あなたが見たいもの」を映し出してくれる世界の中で、どう戦うべきか』です。


2023年、風テラスは多くのご相談をいただいたほか、休眠預金事業も始まり、転機となる年でした。

理事長の坂爪も、それに比例して講演・取材等が多くなり、忙しくしておりました。


坂爪が考える「風俗とは何か」。そこから今風テラスがやるべきことを考え、改めて表明しています。


ぜひご覧ください!


理事長noteはこちら


*****


皆様の応援のおかげで、2023年も多くの女性に支援を届けることができました。

年始から、落ち着かない世の中ですね。被災された方も、そうでない方も、心穏やかに過ごせますよう、お祈りしております。

どうぞお体に気をつけてお過ごしください。


(インターン・横田知子)

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
このページは寄付・ 会費決済サービス「コングラント」で作成されています。