
風テラスを応援いただいている皆様、こんにちは。
春らしい、あたたかい日が増えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今月の活動報告をお届けいたします!
■休眠預金活用事業「自殺ハイリスク領域におけるゲートキーパー育成&アウトリーチ支援事業」に採択されました!
この事業は、自殺につながる状況・立場に追い込まれた人に、適切な支援が届くことを目指した、休眠預金活用事業です。
自殺領域の相談が急増している一方で、支援を行う「民間の担い手」が不足しており、民間の担当者が知識や経験をつけることにより適切な支援ができるよう、ゲートキーパーの育成と、アウトリーチ支援事業に支援が行われるもので、実施期間は、2025 年 5 月 1 日から2028 年 2 月 29 日の約3年間です。
借金・多重債務、生活困窮などの背景を抱えて性風俗に従事している方の中には希死念慮や自殺のリスクが高い方も少なくありません。
そのような方々への相談体制を強化し、一人でも多くの方が相談につながることで、生きづらさを緩和できる社会になることを目指して事業を進めます。
資金分配団体:READYFOR×OVA 休眠預金事業 ⇒詳細はこちら
■風テラスメンバーによるスタッフトークイベントを開催しました!
3月9日と20日の2回にわたり、風テラススタッフが、団体のことや相談事業のことなどをゆるやかにお話しするクロストークイベント(⇒イベントの詳細 はこちら)
を開催しました!
3月9日 橋本久美子(ソーシャルワーカー)/ 鈴木愛子(弁護士)/ 上田広大(ソーシャルワーカー)
3月20日 徳田 玲亜(代表・弁護士) / 中島満香(理事・経営者・コンサルタント) / 米盛菜美(事務局長)
風テラスに関わることになったきっかけや活動に携わるなかで得たこと、今後力を入れていきたいことなど、メンバーそれぞれの思いを語りました。
風テラスの事を身近に感じて頂ける、そんなイベントになったと思います!
■アムネスティインターナショナルの雑誌記事に取材協力しました!
ライター(左)の取材に対応する風テラスメンバー
国際人権NGO「アムネスティインターナショナル」の雑誌(2025年3月号)に、風テラスの弁護士とソーシャルワーカーが取材協力しました。ホスト依存の問題を切り口に、日本における性風俗産業の現状や女性の人権意識などについてレポートがまとめられています。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。(記事はドイツ語です。ブラウザの翻訳機能を使うこともおすすめします)
アムネスティ・マガジン2025年3月号
⇒記事はこちら (全文閲覧可能)
■D×P(ディーピー)とのコラボイベントに登壇しました!
2025年3月17日、若年層の貧困をサポートするオンライン相談「ユキサキチャット」を運営している認定NPO法人D×P(ディーピー)とのコラボイベント「女性の生きづらさの背景に何があるのか~風テラス×ユキサキチャットの相談員が語る現場から伝えたいこと」(⇒詳細はこちら)を開催しました。
「女性の生きづらさの背景に何があるのか」をテーマに、ユキサキチャットと風テラスの相談員が、社会的孤立や孤独に直面する人々について相談現場のリアルを語りました!
「1時間では語り切れなかった!」「もっと話を聞きたかった」という声もあり、DPの皆さんとは今後もコラボができればと思っています。
■3月の相談の傾向と件数
3月は累計327名のご相談に対応しました。
〈3月の通常相談内訳より〉
・次の仕事を探したい 13件(先月8件)
・家賃滞納、賃貸トラブル 13件(先月2件)
・店舗トラブル 53件(先月51件)
・借金 34件 (先月21件)
・気持ちを聞いて欲しい 62件(43件)
今年に入って200件台だった相談件数が3月は300件を超えました。
新年度になる季節柄、新しい仕事を探したい方からの相談や、気持ちが落ち着かず話を聞いて欲しい、といった内容の相談も多かったです。
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3月は、風テラスのメンバーが一丸となって、様々な活動を行いました。
同じ目標に向かって、一つ一つの活動に真剣に取り組むメンバーの姿を、誇りに思う年度末となりました!
新年度になり、忙しくされている方も多いかと思います。お身体に気をつけてお過ごしください。
(プロボノ・山本)