樋口季一郎(1888~1970)は、シベリア出兵から大東亜戦争終戦まで陸軍の情報将校を務めました。ハルビン特務機関 長だった1938年にはユダヤ難民救済に尽力。その人道主義は近年国際的に評価されています。キスカ島撤退作戦では、海軍の協力のもと、銃器の海中投下を許可して約5000人の完全撤退を実現しました。
終戦に際しては、中立条約を一方的に破棄してまず南樺太、 日本降伏後の8月18日には千島最北端の占守島に侵攻してきたソ連軍に対して「断固反撃」を指令、スターリンの北海道侵攻計画を粉砕して日本の国土分割を阻止しました。
しかしながら、残念なことにこのような功績は、広く知られていない状況です。
私たちは、樋口季一郎中将の活動の歴史的意義を永く後世に伝えるために「一般社団法人樋口季一郎中将顕彰会」を設立して募金活動を始めております。集まりました寄付金を基に、中将の生まれ故郷である淡路島の伊弉諾神宮に令和4年10月に銅像の建立及び除幕を行いました。来年以降に第五方面軍司令官としてソ連からの攻撃に対する防衛作戦を指揮し、分断を防いだ北海道に銅像を建立します。
そのためには皆さまの更なるご支援が必要です。募金活動は、日本全国のみならず、広くイスラエルやアメリカのユダヤ人社会にも呼びかけ、国際的な友好の輪を広げたい所存です。 ご協力のほどをお願い申し上げます。