■ プロジェクトの概要
認定 NPO法人グッドライフは、
2025年6月20日に、アフリカのザンビア共和国にある「メヘバ難民キャンプ」で行われる「世界難民の日」イベント内で、難民の子供たちに100着の柔道着を寄付します。
また、その翌日の2025年6月21日には、メヘバ難民キャンプ内で、ザンビアで初となる日本人メダリストの冠大会「中村美里杯」を開催します。
メヘバ難民キャンプで寄付させていただく柔道着は、
国内の多くの柔道家のみなさん中学校の武道教科で使った柔道着をお持ちのみなさん、
のご協力を得て、100着以上を集めていく予定です。
・ この柔道着を、難民キャンプまで輸送する費用
・ メヘバ難民キャンプ内の大会の開催費用
として、クラウドファンディングで資金を集めたいと思っています!
【プロジェクトをやろうと思った理由】
ザンビアは、アフリカの中でも特に柔道が盛んな国のひとつ。柔道で有段者となると軍や警察に就職することができ、スポーツ以上に女性でも自立に繋がることができます。
しかし、ザンビア、特に難民キャンプでは十分な指導環境や道具が不足しており、子どもたちはその可能性を活かしきれていません。
私たちは、スポーツを通じて笑顔と希望、自立できるための手段を届ける活動を続けています。今回の大会をきっかけに、日本とザンビアの間に、より持続的で相互支援的なつながりを築きたいと考えています。
プロジェクトで実現したいこと
2025年6月、ザンビアの難民キャンプで開催される「世界難民の日」の公式イベントの一環として、以下の柔道イベントを開催します:
6月18日:柔道ワークショップ in ルサカ
首都ルサカで、現地柔道指導者や選手を対象に、日本のトップ柔道家による特別稽古を実施。
6月20日:世界難民の日・柔道着寄付セレモニー
5,000人規模の式典会場で、日本から届いた柔道着の贈呈を実施。
6月21日:中村美里杯 in Meheba
ザンビア柔道協会も注目する、難民キャンプで初めてとなる柔道大会を開催します。
特別ゲストに中村美里さんを迎え、未来ある子どもたちと熱い1日を作ります!
■世界難民の日 in メヘバ について
毎年、6/20 は、国連の定める「世界難民の日」です。
世界中で、UNHCR ( 国連高等難民弁務官 )が主催するイベントが行われます。
※2000年以前は、「アフリカ難民の日」として、アフリカの難民たちを支援する国際デーになっていました。
■世界難民の日 in メヘバ 2024
2024年6月20日、ザンビアのメヘバ難民キャンプで、イベントが開催されました。
ザンビアの副大統領、近隣諸国の閣僚、日本大使館職員などが、貴賓席に並ぶ中、
推定 5000人くらいの人々が集まり、歌やダンスでイベントを祝福しました。
このイベントの一番最初の出し物として、会場の真ん中で披露されたのが、柔道の演武です。
受け身から始まり、乱取り、師範の演武などが、多くの観客の前で披露されました。
このような大切なイベントの出席者であっても、
帯がない、柔道着が破れている、そもそも道着がない、子供たちが沢山いました。
私たちは、日本を代表して、ザンビアの難民キャンプの子供たちに、
60着の柔道着を寄付させていただきました。
このことは、国際柔道連盟(International Judo Federation)などで、大きく報道されました。
※参考:
1 ) 国際柔道連盟の記事 ( 2024/6/21 )
>> World Refugee Day Brings Smiles and Judogi
2 ) セカンドライフの記事
>> 世界難民の日 in ザンビア 2024 の記事 ( セカンドライフ )
ザンビアでは、今もまだ、多くの柔道を目指す子供が、道着に袖を通すことができません。
一度だけの支援では、効果は限定的で、柔道着などの資材だけではなく、技術やメンタルなどの日本ならではのサポートが、より強く求められています。
継続的に、柔道着をザンビアに寄付することと、本物の技術と心を伝えることができる日本の柔道家からの支援が必要です。
■ザンビアと柔道

< 世界難民Day の様子。多くの軍関係者、警察関係者が、柔道の有段者です >
このようにザンビアでは柔道の位置はとても高く日本の柔道家はとてもリスペクトされています。
ザンビアでは、警察・軍関係の仕事は、安定してとても良い職業だと認識されています。
そして、警察、軍で働く人々の多くは、柔道の有段者です。
柔道の黒帯を取得すること = 就職に有利になる事が、柔道人気の秘密です
■ 日本の指導者をメヘバに呼びたい!

※オリンピックコーチのハンフリー氏です。子供たちや障害を持つ子にも柔道を教えています。いつか、講道館に行くことが夢だと語ってくれました。
このようにザンビアでは柔道の位置はとても高いです。
ですが、彼らは日本人指導者からの指導を殆ど受けたことがありません。
ザンビアなどのアフリカ諸国の多くは、かつてフランスなどのヨーロッパの植民地であったこともあり、ヨーロッパの柔道協会(特にフランス柔道協会)からの支援・指導が多いです。
しかし、日本の講道館、加納治五郎、精力善用などの言葉はよく知られており、日本人メダリストは、リスペクトされています。いつか講道館に行くことは、多くのザンビア人柔道家の夢です。
パリオリンピックの柔道の代表だったサイモン選手も、そのコーチのハンフリーも、日本柔道に憧れて、講道館に行くことが夢だと語ってくれました。
このような経緯があり、次回の寄付(2025年)の時には、柔道着の寄付だけではなく、
日本人の指導者を呼んで、本物の柔道の指導を受けさせてあげたい!と思いました。
■ 世界難民の日 in メヘバ 2025
そして、今年、2025年にもメヘバ難民キャンプで柔道着の寄付を行います。
2025年は、6/20の世界難民の日の翌日の6/21 に、
メヘバ難民キャンプ内で大会を開催することになりました。
その大会には、北京オリンピック銅メダリストの、中村美里さんをお呼びしました。
昨年の想い通り、日本からの優秀な柔道の指導者を呼んでの活動を行えます。
■ 井上康生さんからも応援して頂いてます
今回の寄付にあたり、シドニーオリンピック金メダリストで、東京オリンピック男子柔道監督のの井上康生さんが理事を務めるNPO法人JUDOs様より、沢山の柔道着を寄付して頂きました。
ザンビアの柔道普及に向けて、井上康生さんより、動画コメントを頂きました。
■ クラウドファンディングで得た資金の使い道
1)柔道着100着をザンビアのメヘバ難民キャンプに輸送
100着 x 3000円 = 300,000
2)中村美里杯 ( 2025/06/21 ) 準備費用
会場準備、スタッフ、設営一式 400,000
渡航・宿泊費 450,000
合計 1,150,000 円
Next Goal 1,4500,000
追加で100着の柔道着を寄付します!
3000 x 100着 = 300,000
リターンについて
皆さまのご支援に感謝を込めて、以下のようなリターンをご用意しています
- お礼のメール/感謝状
- 現地での大会、ワークショップの特別レポート
実施スケジュール
- 2025年4月〜5月:渡航準備、柔道着の梱包・発送、広報
- 2025年6月18日:ルサカ・ワークショップ実施
- 2025年6月20日:世界難民の日セレモニーで柔道着寄贈
- 2025年6月21日:中村美里杯 in Meheba 開催
- 2025年7月:ご支援者へのリターン発送、活動報告
最後に
このプロジェクトは、単なる柔道大会ではありません。
それは、希望やつながりを未来に届ける「きっかけ」です。
難民キャンプの子どもたちが、スポーツを通じて笑い合い、未来を語り合う。
その姿を、皆さんと一緒に作りたいと願っています。
どうか、私たちの活動に力を貸してください。
ご支援、よろしくお願いいたします。