活動・団体の紹介 Grew Bancroft Foundation

グルー・バンクロフト基金は約100年間に渡り、日本の若者たちが国際的な分野で活躍できるように、優れた人材を育成するため、また日米両国民の友好関係の維持強化のために250名以上の留学生を支援してきました。日米相互理解の推進に尽力した二人の駐日米国大使の名を冠し、日本の高校卒業生の米国留学を支援することを通して、日米の良好な関係を維持するとともに国際社会におけるリーダー育成を目的とする公益財団法人です。寄付は所得税の減免の特典を受けられます。また米国にもGrew Bancroft Foundation USAが存在し、米国在住の方でも寄付に対して所得税控除の特典を受けられます。現在、捨松スカラー2名を含めた39名が以下の大学に在学中です。

捨松スカラシップについて
- 女性の社会的地位向上を目指す女性リーダーを育てるための奨学金です。
- 日本の女性が分野を問わず個々の能力を十分に発揮し、豊かで平和な社会の構築に貢献するリーダーとして成長するために海外留学を通して研鑽を積むことを支援します。
- 継続的に毎年1名のスカラーを以下で定める米国東部の伝統的リベラルアーツ女子大学に派遣します。これらの大学への留学を今後4年間学費面で支援するには、学費値上がりを考慮すると$300,000、約4,400万円が必要となります。
- 派遣先大学は、かつて捨松が学び歴史的にも多くの女性リーダーを輩出している、米国東部の伝統的リベラルアーツ女子大学とします。(Seven sisters colleges)
- Vassar College(1969年以降共学)
- Barnard College
- Bryn Mawr College
- Mount Holyoke College (捨松二期生が在学)
- Smith College(捨松三期生が入学予定)
- Wellesley College(捨松一期生が在学)
奨学金給付内容
- 上記の大学に進学する日本の女子1名に、ほぼ授業料全額にあたる奨学金を4年間支給します。(支給金額は寄付状況により決定されます)
- 捨松スカラーは、グルー・バンクロフト基金奨学生としての特典として留学前の準備から留学中のガイダンス、さらには留学後の進路決定まで併走支援を受けられます(詳細はこちら)
応募資格
- 応募時の募集要項の応募資格に加えて、自らを女性であると認識していること。
- 捨松スカラーの募集と選考の方法は、基本的にグルー・バンクロフト基金奨学金と同様とします。
発起人からのメッセージ
2023年の3月、公益財団法人グルー・バンクロフト基金は新しく「大山捨松スカラシップ」を設立しました。その目的は、今から150年以上も前に、日本初の女子留学生の一人大山捨松が自らに課した女性の社会的地位の向上というミッションを引き継ぐために、今、日本の女子学生をアメリカ東部にある長い歴史を持つ名門女子大学に4年間留学させることです。そして、捨松スカラーには、いまだに日本の女性たちの前にはだかるジェンダーギャップの壁に立ち向かい、それぞれの置かれた分野でリーダーシップを発揮するためにリベラルアーツ教育を受けてもらうことです。
手探りで始めた奨学金募金活動でしたが、グルー・バンクロフト基金の関係者や多くの支援者の温かいご協力のお陰で奨学金は集まりましたが、期限までには目標額に到達しません
でした。雲(クラウド)を掴む思いで始めたのが,基金初めてのクラウドファンディングでした。驚いた事に、わずか二か月余りで「捨松スカラシップ」の趣旨に賛同する見ず知らずの方たちからの支援金が、温かいメッセージと共に次々と届いたのです。そのおかげで、厳しい選抜試験を通った第一回捨松スカラーは、希望したボストン近郊にあるWellesley Collegeに入学することが出来ました。
その後の募金活動は、不思議なご縁や様々な幸運な出来事に恵まれ順調に進めることが出来ました。翌年の2024年に選抜された第二回捨松スカラーは、希望したMount Holyoke Collegeに合格し、目下1年生として心理学を専攻しながら充実した大学生活を送っています。昨年の2025年10月に選抜された第三回捨松スカラーもSmith Collegeに合格し、この夏に迫った留学に備えて準備に余念ありません。
現在、第四回スカラーのための募金活動を行っています。しかし、今回は今までにない困難な状況に直面しています。それは、アメリカの大学の大幅な学費値上げと、日本の長期化する円安と物価高です。そのため、前回の金額では十分な奨学金を支給することが出来なくなりました。再びクラウドファンディングを行い、皆様からのご援助が必要です。150年前に大山捨松がともした灯を、次世代に受け継がせて下さい。
ぜひ皆様のご理解あるご協力ご支援を心からお願いいたします。

捨松スカラーからのメッセージ

この度は大山捨松スカラシップにご支援いただき、ありがとうございます。お陰様で、無事ウェルズリー大学での最初の学期が終わろうとしています。皆様のご寄付が、自分一人では成し得なかった大切な一歩を踏み出す大きな助けになりました。
ウェルズリー大学では、美しいキャンパスと温かい人に囲まれ、刺激に溢れた、今までで最も充実した日々を送ることができています。毎日、この素晴らしい環境に身を置ける幸せと、それを支えてくださる皆様への感謝の気持ちで一杯です。
今後とも、大山捨松スカラシップへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
一期生 ウェルズリー大学2年(Class of 2028)

2期生の中冨春香と申します。Mount Holyoke Collegeで半年間学び、刺激的な毎日を送っています。アメリカでの学び舎は、私にとって知的好奇心を最大限に広げることができる夢のような環境です。特に心理学の脳の発達や、哲学のディスカッションの授業に参加することが楽しいです。
約140年前にVassar Collegeを卒業した大山捨松は、明治の男尊女卑の壁に阻まれながらも、日本で初のバザーを開催しました。障壁がありながらも、自ら何ができるかを試行錯誤した捨松のしなやかな思考力と志は、女子大の校風の中で育まれたものだと、現在同じ環境に身を置きながら思います。
この度は捨松の名前を冠した奨学金にご縁をいただき、そして多くの方々にご支援を賜り誠にありがとうございます。夢見ていたアメリカ大学での生活は、皆様のご支援があってこそ実現したものだと思っています。まだお会いしていない多くの方々が捨松奨学金に託した夢と希望を背負って、謙虚な気持ちで、挑戦し続けたいです。

三期生で、今年の秋からマサチューセッツ州のSmith Collegeに進学予定の前田望亜です。渡米するのは先ですが、それまでの約半年は学業面でも、また精神的にも成長して渡米できるよう準備をしています。何よりも、大学生活で新しい学びを身に付け、成長していくことを楽しみに日々をして過ごしています。
このように毎日期待感を胸に過ごせているのも、皆様のご支援のお陰だと感じています。捨松基金生になっていなければ、アメリカの大学で学ぶという私の夢も実現できなかったからです。
そのため感謝の気持ちを忘れずに、渡米後も学業はもちろんのこと、女性リーダーとなれるような、日本では得られない経験をどんどんつかみにいきたいと思っています。
捨松スカラシップがこれからも、アメリカのリベラルアーツ大学を目指す学生に機会を与えてくださることを願っています。
グルーバンクロフト基金、捨松スカラシップへのご支援を、どうぞよろしくお願いします。
捨松総会の活動
過去3回に渡り、セブンシスターズの卒業生をお迎えして、受験生に対して母校の説明を行っています。




第四期募金額(2025年9月より)は3月18日現在2,911万円です(目標達成率66%)
| 支援額 | 氏名(敬称略、GBはグルーバンクロフト基金卒業生) |
| プラチナ(500万円以上) | 匿名(支援者)前田正吾(GB) |
| ゴールド(100万円~500万円未満) | 足立淳一郎(GB) 川村喜久(支援者)渡辺純子・啓子・佐渡涼子(支援者)匿名(支援者) |
| シルバー(50万円~100万円未満) | 久野明子(発起人)安田信(支援者)匿名(評議員) |
| ブロンズ(10万円~50万円未満) | Peter Grilli(支援者)本間圭一(GB) 下田啓(支援者)森田一成(GB)匿名4(支援者)匿名(GB) 八木矩子(支援者)高木潔子(支援者)小林公成(評議員) |
| フレンズ(10万年未満) | 楊広祐(GB)Takeshi Watanabe(支援者)中野暁弘(GB)Mike Stebbins(支援者)葛岡伸子(GB)武田裕煕(GB)上原さら(GB)長谷川留美子(支援者)中地美枝(GB)有賀亜砂子(支援者)ステルター智根(GB)西村幹子(評議員)大平徹(GB) 松崎日南(GB) Crystal Brunelli (Wellesley卒業生)John Lemly (支援者)辻田綾(Barnard卒業生)若尾和子(支援者)匿名(GB) |



