こどもが主役のまちの文化祭「わがままフェス」を開催します!

なぜ、わがままパークをつくったのか
〜 こどもたちの "やってみたい" が言えなくなっている理由 〜
昨年のワークショップに参加した大間々の小学5年生の女の子が、こんなことを話してくれました。
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『学校の色塗りの授業で色が合ってないからダメだよって言われる、、、』
『ねんどの授業で自分が作りたい形を足したら、やり直しになっちゃった、、、』
—
私たちはその言葉にハッとしました。
もちろん学校にも家庭にも、こどもたちを守るためのルールがあります。先生や保護者が「こうしなさい」と伝えなければならない場面があることも、よく分かっています。それでもこどもたちの中には、「もっとこうしたい」「やってみたい」という気持ちが確かにあります。

昔は、その気持ちを受け止めてくれる場所が地域の中にもありました。近所の大人や友達、地域行事の中で、「やってみたら?」「面白そうだね」と背中を押してくれる人がいたのです。しかし今、人口減少や核家族化、地域とのつながりの変化によって、こどもたちが学校や家庭以外で多様な大人と出会い、「どうしたい?」と問いかけてもらえる機会は少なくなっています。だからこそ私たちは、わがままパークをつくっています。


わがままパークが生まれたきっかけ
わがままパークは2024年6月にみどり市が主催した 「リノベーションスクール@みどり」に参加した8名のメンバーによって立ち上がりました。
リノベーションスクールは3日間という短い期間で、遊休不動産を題材に事業プランを具体的に検討する実践型のスクールです。対象物件は、赤城駅から徒歩4分の場所にある、20年以上使われていなかった空き家です。小料理屋「小はぎ」と母屋の2棟の空き家に加え、駐車場と庭を含む、敷地全体で約450㎡の遊休不動産。周辺の住民への聞き取り調査では、「こどもが遊べる場所がない」「気軽に集まれる場所がほしい」といった声が多く寄せられました
そこで私たちは小はぎ・駐車場・庭を私設公園に、そして母屋を民泊施設とするプランを立案し、遊休不動産のオーナーや地域の方々に向けて、ながめ余興場にて公開プレゼンテーションを行いました。


そこからはメンバーや周辺の商店街の方々の力を借りながら、残地物の片付けや草むしり、オーナーさんとの賃貸契約、地元マルシェへの出店など…やり方を模索しながら少しずつ、できることをやっていきました。地域で活動する中で気づいたのは、公園だけではなく、まちにこども達の主体性や「やってみたい!」を育む場や機会が少ないということでした。

転機となるOTALABとの出会い
きっかけはワークショップのヒントを求めて、前橋市でマチスタントの田中さんが主催するストリートファニチャーエキシビションに、メンバーが訪問した時のこと。川沿いに並んだいくつもの展示作品の中でふと目に留まったのは、建築ユニットOKAAAの「Nami stool」でした。「ワークショップでこんな椅子が作れたら素敵だね」とメンバー同士で話し、田中さんに繋いでいただいた先にいたのが椅子の制作者であり、武蔵野大学工学部建築デザイン学科の講師でもある太田裕通先生でした。

太田先生率いる太田研究室(通称:OTALAB)の専門領域は建築・都市計画及びデザイン学で、対話を軸とする社会プロセスとしての建築・都市デザインの研究・実践に取り組まれています。
太田先生にわがままパークの活動についてお伝えしたところ興味をもっていただき、「OTALABの学生と何か一緒にできるかも」と、建築学生とこども達が協働で行う「パークづくりワークショップ」のプロジェクトが始動しました。
学生ならではの柔軟な発想と建築の専門的な知識を活かして、わがままパークを一緒につくることは、私たちにとっても刺激になり、非常に魅力的な展開だと感じました。
地元の大間々高校や、周辺大学の学生さんたちとも連携も視野に入れ、まちに県外の大学生が関わることは、地域の人たちにとっても新しい出会いや変化のきっかけになると考えました。
東京在住のメンバーも、ここみどり市大間々町に惹かれてこのプロジェクトに関わるようになった一人です。東京から電車で約2時間というアクセスの良さは、首都圏の学生が“関係人口”としてみどり市とつながるための、大きなポテンシャルになると感じました。

パークづくりワークショップ始動!!
2025年には、「空き家を公園に見立てて、こどもたちの手で「わがまま」を形にしたパークをつくろう」をテーマに、小学3年生〜6年生を対象とした全5回のパークづくりワークショップを実施。
大間々町・みどり市・県内の近隣地域から総勢10人のこどもたちが集まり、OTALABからは太田裕通先生と学生15名(大学院生5名、学部4年生10名)が参加しました。
まち歩きで興味を引く面白いスポットを探したり、自分たちの理想のパークを紙粘土で工作したり。
100個以上のアイデアを出し合い、出たアイデアをもとに学生達が模型にして、また対話を重ねて、、、最終的にはアイデアが沢山詰まった10の遊びスポットと1/20スケールの大きな模型が出来上がりました。


8月2日の大間々祇園祭にあわせて10の遊びスポットをお披露目し、市長や新聞社、神奈川県に住む大家さんご夫妻、近隣住民など、総勢50名に見守られながら発表を行いました。参加当初はモジモジと言葉数も少なかったこども達は、この頃にはしっかりと前を向き、「これが私がおすすめする遊びスポットです」と堂々と発表していて、そこには確かな主体性の芽吹きがあったのだと、私たちが思い描いていた以上の光景が広がっていました。



お披露目した遊びスポットは実際に施工していくことも報告。2026年9月現在、わがままパークにはすでにこども達と作った3つの遊びスポットが出来上がっていて、現在4・5つ目の施工を進めています。


この町で受け継いでいきたいもの
冒頭でも触れましたが、昔はこども達の「やってみたい!」を受け止めて挑戦させてくれる場所や機会が地域の中にもありました。しかし今、人口減少や核家族化、地域とのつながりの変化によって、こどもたちが学校や家庭以外で多様な大人と出会い、「どうしたい?」と問いかけてもらえる機会は少なくなっています。
一方でこの数か月の間にも、50年続いた定食屋さんが店を閉じ、ご近所の方が亡くなり、この町の日常が少しずつ変わっていく姿を目の当たりにしてきました。
みどり市が実施した卒業生アンケートでは、「将来みどり市で働きたい」と答えた若者はたったの24.4%。(※大間々官民共創デザインわがままブックより引用)

でもこのまちに住む私たちからすると、道を歩けば声をかけてくれる人がいる。 「最近、こどもたちは元気?」そんな何気ない会話が自然に生まれる、温かな地域です。このまま若い世代が町を離れ、人と人とのつながりや、この土地で受け継がれてきた文化が少しずつ失われていくのだとしたら、私たちはその流れを少しでも変えたいと思いました。
だから私たちはこの場所を、イベントから始めるのでも、空き家活用から始めるのでもなく、こどもから始めます。こどもの頃に、「どうしたい?」と問いかけられ、自分の「やってみたい」を地域の中で応援してもらえた経験は「この町には自分の居場所がある」という感覚につながると信じているからです。その感覚を育むためにやっているのがわがままパークであり、それをより具体的にするのがこの冬に開催する『わがままフェス』です。

わがままフェスとは?
12月12日(土)に開催する「わがままフェス」は、こどもたちが考え、つくり、地域のみなさんと一緒に育てる、まちの文化祭です。
今年のテーマは「パークもフェスもこども達でつくろう!」です。ワークショップには県外・市内外から12名の小学生が参加し、昨年度はメンバーの補助役だったOTALABの学生達が、今年はワークショップの設計から当日の運営までを担っています。
今年8月には大間々祇園祭にあわせて「わがままパークの夏祭り」を開催。「こんなお店をやってみたい」「こんな遊びをつくりたい」と、こどもたちが自分たちのアイデアを自らの手で形にすることに挑戦しました。


そして12月12日(土)のわがままフェスでは、夏祭りの振り返りをもとに更にアイデアを出し合い、祭りをバージョンアップさせます!どんなブースが並ぶかはこども達次第…。
【わがままフェス】
日時:12月12日(土)13:00〜16:00
場所:わがままパーク(〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々925-1)
入場無料
地域のみなさんには、楽しみながらこども達の背中を見守っていただけたらと思います。
ぜひたくさんご来場ください。
支援金の使い道
<目標金額は70万円>
みなさまからいただいたご支援は、わがままパークを安全に、そしてこどもたちが思いきり挑戦できる環境をつくるために活用します。
わがままフェスを盛り上げるだけではなく、残りの遊びスポットの施工やワークショップを継続していくために必要となる設備や固定費をまずは必要としています。

最後に
これまでの活動で、まちづくりは人づくりであり、志と情熱と資本がそろわなければ続かないことを噛み締めています。続けていく上での一番の課題はお金。資金面のやりくりには本当に頭を悩ませます。今はメンバーの手出しで、貯金を切り崩しながら運営しているのが現実です。今年度は助成金やOTALABの研究費にも頼りながらやっていますが、来年どうなるかはわからない。1日も早く運営費を賄える収入源が必要です。
来年度の展開を目指して現在、わがままパークの収入の柱となる民泊およびコワーキング事業を整えている段階ですが、その整備や法人化にもやはりお金が必要です。こどもたちが「自分のアイデアが形になる瞬間」に立ち会える場をこのまちに残すことは簡単ではありませんが、それでも挑みたいことです。過疎のまちで「このまちには自分の居場所がある」という希望を育んでいくために、私たちは挑戦を続けます。
わがままフェスをきっかけに、来年はわがままパークをこども達が「もっとこうしたい」「やってみたい」と思うことを否定されずに実践できる場所としてさらに成長させていきます。OTALABとのワークショップをはじめ、まだ完成していない残りの遊びスポットの施工も進めていくし、関わるこども達の数も増やしていきたいです。特に学校や家庭でモヤモヤを抱えている人がいれば、まずはここへ来て欲しい。そしてこどもに限らず学生も、若者も、大人も、世代関係なく自分や他者の「わがまま」を尊重しあい、対話を重ね、自分たちのアイデアをみんなで形にしていくハッピーなムーブメントを、このまちに波及させていきたいです。
そしてこの小さな成功体験の積み重ねによって「自分たちの住むまちを、自分たちで豊かにする」そんな希望を一人でも多くの人がもってくれたら、このまちは、この世界はどんどん豊かになっていく、そう思うのです。
まずはここ大間々、わがままパークから。一緒に豊かな未来を描きませんか?
あなたの手を、支援を必要としています。どうぞよろしくお願いいたします!!
応援メッセージ


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