ハワイ州観光局はこの度、ハワイの⽂化継承および海洋保全活動などを⾏う⾮営利団体(以下NPO)を⽀援する「Support Hawaiʻi」(サポートハワイ)のライブ配信を2021年1⽉9⽇(⼟)から開始します。⽇本の皆さまが、新型コロナウイルス感染症の影響で財政難に直⾯しているハワイのNPO団体が催行する⽂化を学ぶオンラインツアーに参加することで、その参加費(1,000円税込)のすべてが各団体の活動資⾦として寄付される仕組みになっており、⽇本にいながら現地ハワイNPO の活動を⽀援することができます。
寄付⾦の使⽤⽤途︓ビショップミュージアム内の貴重なコレクションの保管や継続的な運営のために使用されます。
こちらに寄付いただいた皆様には1月23日に配信したビショップ ミュージアムのオンラインツアーのアーカイブ映像をご覧いただけます。
ビショップ ミュージアムのオンラインツアー(アーカイブ動画)詳細
ツアー内容: 今回のツアーではミュージアムの創立者であるビショップご夫妻と、バニース パウアヒ王女の家系であるカメハメハ王家にフォーカスして、カーヒリ・ルームの展示とライブラリー&アーカイブスからの画像を併せてご紹介致させていただいております。
ツアーに関する詳細:https://www.allhawaii.jp/article/4560/
ビショップ ミュージアムのアーカイブ映像の視聴方法:ご寄付いただいた方には指定のメールアドレスに2-3日営業中にYouTubeリンクをお送りさせていただきます。
カメハメハ王家と深いつながりをもつ博物館であるビショップ・ミュージアムは、ホノルル郊外にあるハワイ州最大の博物館です。設立は日本が近代国家への扉を開いたばかりの明治時代、1889年にさかのぼりますが、カメハメハ王家最後の直系子孫であるバニース・パウアヒ王女が亡くなり、夫であるチャールズ・リード・ビショップ氏がその追悼のために設立しました。
博物館は当時、ハワイの子供たちの教育を目的としてパウアヒ王女が築いたカメハメハ・スクールの敷地内に建てられました。そして1960年代にカメハメハ・スクールが丘の上に移転した後、パシフィック・ホールとハワイアン・ホールを中心とした壮大なスケールの博物館へと発展しました。敷地のはずれには、カメハメハ・スクール当時の建物、ビショップ・ホールが現在も残されています。
博物館のコレクションの中には 、パウアヒ王女が相続した王家伝来の美術工芸品を始め、太平洋諸島ポリネシア全域の文化に関する美術工芸品、文献、写真など、2,500万点を超え、世界的にも価値の高い貴重なコレクションが展示されています。
写真 ↓左)チャールズ・リード・ビショップ氏 ↓右)バニース・パウアヒ王女
ビショップ ミュージアムは、ハワイと太平洋諸島ポリネシア全域の文化に関する美術工芸品、文献、写真など2,500万点以上を所蔵し、世界的にも価値の高い貴重なコレクションを展示しています。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、観光客減少に伴い、ビショップ ミュージアムへの訪問者も減少しました。そのため、入館料の収入減となり、博物館の維持、運営のために継続的に支える資金が必要であり、現在は、コロナ禍において捻出することが難しい状況となっています。
皆さまからの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
ビショップミュージアムへのご支援いただき誠にありがとうございます。
ビショップ ミュージアムは、ハワイ州最大の博物館として、太平洋地域の重要な文化を展示物やプログラムや自然史に関するコレクションを通して世界に向けて学びの場を提供しています。また、当館では様々な科学的リサーチを行い、その結果を共有することで太平洋地域の生物多様性の保全と持続可能な未来を確保するための情報提供、提案なども行っています。
ビショップ ミュージアムが収蔵するコレクションは、9つの分野で2500万点以上にも及び、世界的にも価値の高い貴重なコレクションです。その中には、2200万点以上の生物標本、200万点以上の文化遺物、115,000点以上の歴史的出版物、100万件の写真、映画、芸術作品、音声録音、原稿など、大半は、次世代へと継承すべきかけがえのない資料です。
私たちは、太平洋に浮かぶ島の住人として、私たち独自の視点や知識を世界の皆さまとシェアさせていただけることを光栄に思っています。
皆様がビショップ ミュージアムへお越しいただける日を心よりお待ち申し上げます。2021年が皆様にとって素晴らしい年になることを心より願っております。
Aloha (心より愛をこめて)
ビショップ ミュージアム プレジテント兼CEO メラニー・イデ
皆さまからのご寄付は、ビショップ ミュージアムの運営、維持のために使用させて頂きます。