【ふるさと納税型クラウドファンディング】東山動植物園コアラ応援プロジェクト～コアラのユーカリを守りたい～

名古屋市東山動植物園について

名古屋市の東山動植物園は、約60ヘクタールの広さを誇り、動物園、植物園、遊園地、東山スカイタワーと、とても一日では見て回れないほど様々な魅力にあふれています。動物園では約450種の動物を、植物園では約7000種の植物を、それぞれ展示しており、動物の飼育種類数は日本一です。

当園は1984年に日本で初めてコアラの展示を開始し、1986年には国内で初めて繁殖に成功した動物園です。また、日本動物園水族館協会が取り組んでいる種の保存事業において、コアラの「国内調整園」にもなっています。

コアラについて

オーストラリア大陸にかつて数百万頭いたと言われるコアラですが、山火事や人間の活動による生息地の減少等によってコアラの個体数も減少し、現在は30万頭を下回っていると言われています。2016年からは国際自然保護連合（IUCN）の絶滅危惧種に指定され、2022年には絶滅危険度のランクが上がりました。

野生のコアラが減少している現在、動物園などで飼育されているコアラは希少な存在であり、オーストラリアだけでなく日本の動物園でもその個体数を守っていくことは、将来野生に返すことが必要となった時の保険にもなります。日本のコアラを守っていくことは、野生コアラの絶滅を防ぐことに繋がります。多くの皆さまの応援・支援をいただきながら、日本のコアラの数を増やし、守っていきたいです。

コアラのえさ「ユーカリ」について

コアラの飼育の難しさのひとつの理由として、唯一のえさであるユーカリの確保が難しい事が挙げられます。
ユーカリは日本では自生していないため栽培するしかありません。東山動植物園では、オーストラリアから種を輸入して栽培していますが、近年は様々な事情から輸入が難しくなってきています。

栽培場所は、東山動植物園に近い平和公園のほか、沖縄の名護市、鹿児島県の内野浦町、静岡県の引佐町の4か所で分散しています。これは寒さに弱いユーカリを年間を通して安定的に確保するためです。
コアラは大変な“偏食家”で、ユーカリの種類は600種以上ありますが、 東山動植物園ではコアラが特に好んで食べる20～30種をメインに栽培しています。
ユーカリ確保のために年間6千万円以上のコストがかかっています。

いただいた寄附金の使い道について

平和公園で栽培しているユーカリは、冬に備えて露地栽培だけでなくハウスでも栽培しています。鹿児島や沖縄での栽培も冬の備えのためですが、台風や冷害などの影響があると途端に量が減ってしまいます。そのため、平和公園のハウス栽培はユーカリの安定供給にとって極めて重要です。

ハウスを覆っているフィルムは経年と紫外線によって劣化していきます。劣化してくると太陽の透過率が下がり生育に影響を及ぼします。また、ハウス内部の環境も不安定になり、温度・湿度の管理も難しくなります。簡単に破れやすくなり、温度低下や病害虫の侵入を招く可能性もあります。
平和公園のハウスは全部で12棟あり、フィルムの劣化に備えて、耐用年数を超えないように計画的に更新していっています。しかしながら、近年の急激な物価高騰に対応しきれていない状況で、影響の少ない範囲で計画を後ろ倒しする等で急場をしのいでいます。
ただ、遅れる分だけフィルム劣化の悪影響のリスクが高まっていくため、可能な限り計画どおりに更新したく考えております。

ユーカリハウスのフィルム更新は一例として挙げさせていただきましたが、ユーカリの栽培、東山のユーカリの森の維持、鹿児島や沖縄からの輸送など、ユーカリの確保にかかる費用すべてに皆さまからのご寄附を活用させていただきます。
コアラのユーカリの安定供給のため、皆さまからのご賛同・ご支援をこころよりお願いいたします。

動物園長より

東山動物園長の茶谷公一です。1984年にコアラが初めて東山動植物園に来園してから、今年でもう41年です。来園者からは一番の人気動物であり、姉妹都市であるオーストラリアのシドニー市との友好の絆となっています。
コアラはオーストラリアを代表する有袋類で、一日の大半を寝て過ごし、産まれる赤ちゃんはわずか１ｇという不思議な動物です。そして何より不思議なのは、他の動物が全く好むことがないユーカリしか食べなく、しかも、好みのユーカリの種類（品種）は個体それぞれで日替わりなのです。ユーカリの木は日本国内で自生しいないことから、動物園でコアラを飼育させていくためには、主食であるユーカリの木を何種類も栽培しなければなりません。そのため、隣接の平和公園のほか、静岡、鹿児島、沖縄の圃場でも、あわせて約3万5千本を育てる必要があるのです。
これからも、東山動植物園でコアラが暮らし、仔を産み、そしてずっと先の未来にも皆様がコアラと出会える動物園であり続けられるよう、あたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

お礼の品について

◎コアラうんちペーパーしおり
令和2年のお正月イベントでの配布以来、コロナ禍を経て5年ぶりに復活です！

コアラは一日の大半を木の上で寝ていますが、決して"落ちる"ことはありません。
そんなコアラの「ウン"運"チ」を紙にすき込みしおりにしました。
受験のお供など開運祈願アイテムとしてぜひご活用ください！

◎ユーカリアップサイクルタンブラー（飲み口がスライドする蓋付き）
平和公園で栽培したユーカリが51％、残りの49％が再生プラスチックでできたSDGs100％のアイテムです。

平和公園で露地栽培しているユーカリの半数は２月頃に台切り剪定という作業をします。剪定により台を作り、多くの芽を出させる作業です。この作業により、枝数を増やし１株当たりの収穫量が増え、さらに樹高を下げることにより風等による倒木被害を抑えられるという、大きなメリットがあります。

台切り剪定で出てくる大量のユーカリの幹については、通常はチップ化してボイラー燃料等にされているところ、今回はその一部をアップサイクルしてタンブラーにしました。東山動植物園の人気動物５種類のデザインを用意しています。

内部は植物繊維由来の細かな凹凸があり、この凹凸がビールの泡をきめ細かくしてくれ、まるでサーバーで注いだような極上泡が楽しめるそうですよ。

※ふるさと納税の返礼品です。市内在住者にはお送りできませんので、ご了承ください。

◎定期観覧券引換券
ふるさと納税限定デザインの定期観覧券と引き換えできます。
引き換え時に3種類の中からご選択いただきます。
定期観覧券の有効期限は1年間で、有効開始日は引換日から3か月以内を指定できます。
※ふるさと納税の返礼品です。市内在住者にはお送りできませんので、ご了承ください。

◎ユーカリアップサイクルＴシャツ
コアラの食べ残したユーカリと家庭から排出される紙製容器から再生和紙を作り、裁断し撚りをかけて紙糸化、それを綿と一緒に編みこんでＴシャツにしました。

非常にグルメなコアラは与えられたユーカリも柔らかい先端の葉しか食べません。非常に苦労して栽培および調達しているユーカリですが、そのほとんどが廃棄され、台切り剪定の幹と同様にチップ化されています。今回この一部をアップサイクルしてＴシャツにしました。東山動植物園で現在飼育している9頭のコアラをイメージしたデザインをプリントしています。

なお、再生和紙を原料に含むため、お手入れの方法には注意が必要ですので、必ず下記リンク先をご一読ください。
お手入れについて – TSUMUGI

※ふるさと納税の返礼品です。市内在住者にはお送りできませんので、ご了承ください。

◎希望動物舎へのお名前掲出
動物舎前の人止め柵や動物舎内の壁面に、プラスチック製の看板を、本名のみ五十音順で掲出します。（掲出予定期間：2026年4月1日～2027年3月31日）
※看板サイズは縦9cm×横25cm程度を予定しています。

◎ユーカリの森ツアー
ご寄附の決済時にご応募いただいた方の中から、15組30名様をユーカリの森ツアーにご招待いたします。
2026年4月18日(土)AMでの開催を予定しておりますが、現場の状況によって日程が変更になる可能性がございますこと、ご了承のうえご応募ください。

ふるさと納税について

本プロジェクトは「ふるさと納税型クラウドファンディング」です。

ふるさと納税制度とは、自治体への寄附額のうち2,000円を除く金額が所得税・個人住民税から控除される制度です。（例：30,000円の寄附をした場合、合計28,000円の税金が控除）
名古屋市は「ふるさと納税ポータルサイト」で通常のふるさと納税を受け付けております。
名古屋市:寄附の申込み（返礼品を希望する方）（市政情報） (city.nagoya.jp)

本プロジェクトに対する寄附金も「ふるさと納税」の対象となりますので、寄附額から2,000円を超える分について税の控除が受けられるため、実質自己負担額2,000円でご寄附いただけます。

※総務省の告示により、名古屋市内にお住まいの方には、ご寄附いただいても返礼品を送付できませんが、返礼品の送付を伴わない名古屋市への寄附や税額控除は可能です。

※控除対象額には上限があります。また、寄附する人の収入や家族構成に応じて還付・控除額は変わります。控除される寄附金の上限目安は以下URLから確認ができます。
総務省｜自治税務局｜ふるさと納税など個人住民税の寄附金税制 (soumu.go.jp)

控除を受けるためには、寄附した翌年の1月10日までに「寄附金税額控除に係る申告特例申請書（ワンストップ特例申請書）」を名古屋市に提出する、もしくは名古屋市からお送りする「寄附金受領証明書」を添付のうえ、寄附をした翌年の3月15日までに確定申告をする必要があります。

ワンストップ特例申請提出先：
〒464-0804
名古屋市千種区東山元町3-70
名古屋市緑政土木局　東山総合公園管理課　宛て

※令和7年のワンストップ特例申請を希望される方は、名古屋市公式ホームページより申請様式をダウンロードして、印刷・ご記入のうえ、郵送いただくようお願いいたします。（1月10日必着)
名古屋市:ふるさと納税ワンストップ特例制度（市政情報） (city.nagoya.jp)

寄附金受領証明書について
決済後に「寄附金受領証明書」をメール発送いたします。「寄附金受領証明書」は、寄附金税額控除の適用を受ける際に必要となります。大切に保管してください。
※「寄附金の受領日」は入金していただいた日になります。
※「寄附金受領証明書」はご寄附時にご登録いただいているお名前、ご住所で発行いたします。