アフガニスタンでは、紛争や自然災害、新型コロナ、政変による経済制裁が重なり、国民の約半数にあたる約2,290万人が人道支援を必要としています。生活再建の兆しは見えず、多くの人びとが日々の暮らしに希望を持てずにいます。さらに、隣国パキスタンに滞在していた約170万人ものアフガニスタン出身者やその子孫たちが、突然の通告により帰還を余儀なくされ、殆どの人が家財も持たずに国境を越えました。その数は今も増え続けており、ジェンが活動するナンガルハル県では、もともと高かった支援ニーズが更に膨れ上がり、地域に深刻な影響を及ぼしています。
ジェンはこの厳しい状況の中、男女を問わず収入を得て暮らせるよう、生計支援活動を実施しています。特に働く機会を持つことすら難しい女性たちは家族を守りたいという思いで一歩を踏み出し、裁縫や商売の技術を学んで子どもを学校に通わせ、生活に少しずつ希望を取り戻し始めています。
「自分の力で暮らしたい」と願う人びとの挑戦を支え、子どもたちが学校に通える未来を実現するために、どうかこのクラウドファンディングにご協力ください。あなたのご支援が、希望ある社会を築く大きな力になります。
2025-05-29 12:38
アフガニスタン事業担当 松浦からのメッセージ

ジェンの活動に関心を持ってくださり、ありがとうございます。
紛争や迫害を逃れて隣国に移り住んだものの、そこでもやはり身の危険(逮捕や強制送還)に直面して、一度は離れた母国にやむを得ず戻るという選択を迫られる・・・そんな状況に置かれた人びとがアフガニスタンには何十万人もいます。
もしあなた自身や大切な人が、同じ境遇に置かれたら――そう想像してみてください。
今回みなさまにご支援をお願いしたいのは、やむを得ず帰還した人びとが、帰還先で自立した生活を送れるようにするためのプロジェクトです。困難に直面しながらも、生きるために前進しようとする人びとに、あなたの力が必要です。
一緒に、希望の灯をともしてください。