活動の背景、社会課題について
ランニングシューズの消費
昨今、ランニングブームの到来により、スポーツメーカーは多くのランニングシューズをリリース、販売している最中、シューズの入れ替わりも激しく、消費合戦が起こっており、毎年世界で200億足を超えるシューズが生産され、95%が廃棄されると言われています。
一般的にランニングシューズ1足あたりの走行距離は約500~800kmとされています。しかしながら、そこに至るまでに廃棄もしくはタンスに眠ってしまう事がほとんどです。
新しいシューズに興味を持つ、販売、購入する事は決して間違ったことではありません。しかしながら、”まだ使えるシューズ” が有効活用できれば!との思いから本プロジェクトを計画しました。
ケニア・スラムの貧困
ケニアには首都ナイロビだけでも約200のスラム、その中で生活する人口は250万人超と言われております。スラムでの生活は劣悪で四畳半に満たないトタン屋根の家屋(夏は熱がこもり暑く、冬は風を通すため寒い)で家族共々生活をしております。
電気、水道、ガス等の公共インフラも十分に整っておらず、水は都度購入、ガスはプリペイド式のガスないしバイオエタノールのタンクを活用する事もできますが、お金がなければもちろん使用する事はできません。そのため、お湯は剥き出しの電熱棒を使って沸かしますが、使用に伴う事故が多発しております。また、ゴミの収集は有料であるため、収集されないゴミは道端に投棄され、山のように積み重なり、衛生環境の悪化、汚臭が深刻な状況にあります。
一方、格差も深刻で、人口の約0.1%の富裕層の資産は残りの層の資産を超えると言われております。格差の一面として、ケニア最大 ”キベラスラム”の真横では富裕層がゴルフを楽しむ様子が見て取れます。
”まだ使える”シューズを“ランニングの聖地”ケニアへ。
ケニアで活動するチームメイトを中心に(主に)関西のクラブチームから、靴箱に眠る ”まだ使える” シューズを収集し、ケニアへ持ち込み。集まったシューズを直接配布しようにも、サイズが合わない等々、シューズは足を選びます。なかなかマッチングは難しい、、、そこで、当地の青空バザーで収集したシューズをスクール生と共に出品し、売上をキベラスラムにある”マゴソ・コミュニティー・センター(MCC)”へ寄付します。活動を通じて、スクール生に ”物を売って、お金を稼ぐ” という経済活動を体験して、学んでいただきます!
マゴソ・コミュニティー・センター(MCC)とは?
ケニア最大”キベラスラム”にある学校&コミュニティーセンター。1階には洋裁学校、美容学校、店舗、2階にはMYC Tech Academy (プログラマー養成学校)とスラムの若者たちが活用できるミーティングホール、シェアオフィスがある。
キベラスラムの若者たちには様々な才能があるのに、チャンスが乏しいためにその才能を活かせず、仕事がなく、貧しすぎて進学もできず、そのせいでまだ若いうちから絶望してギャングや犯罪の道に進み早くに命を落とす若者も多いです。そんな若者たちが、才能を花開かせることができるように、共に学び、技術を身に付け、起業したりなど、活動の拠点となる憩いの場。
スターヒルズAC
スターヒルズACは大阪府枚方市を拠点に活動している陸上競技チームで、2009年に創設しました。 学生からマスターズまで登録しており、メンバーの年齢層は小学生からマスターズまでと幅広く、健康増進を目的とする人や陸上を楽しくやりたいと思う人、競技志向の人など様々な人が活動しています。
★★主な実績★★
大阪選手権 優勝数回
近畿選手権 優勝数回
日本選手権&日本選手権リレー 出場実績
世界マスターズ 入賞実績
その他卒業生の全国大会出場実績多数
代表者メッセージ
寄付金の使い道について
収集目標100足に対するコストは以下となります。余剰金はMCCへ寄付いたします。
・シューズ収集(着払い郵送料等):約20,000円
・大阪⇒成田空港までの輸送費等:約15,000円
・日本⇒ナイロビまでの輸送費等:約65,000円
・合計:約100,000円