ゴリラやゾウが生息するコンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園が世界遺産に登録されました。しかし公園の入り口があるンボモ村はゾウによる畑荒らしが深刻で、村人の生活と自然保護の両立が課題です。そこでゾウによって収穫ができなくなった場合の生計として、JWCSは村人に向けた養蜂教室を始めました。ところが3年計画の2年目で助成団体の事業再編により資金が得られなくなってしまいました。受講生の村人も現地在住の講師も意欲満々です。せめてハチミツの収穫までのあと1年、養蜂教室の継続にご支援をお願いします。
2025-04-24 10:00
養蜂組合「保全のためのンボモのミツバチの友」のこれから

フランス人技術者は、私たちの蜂場の環境やンボモの自然環境は養蜂にとてもよいと言っていました。養蜂教室の講師と受講生15名で作った団体「保全のためのンボモのミツバチの友」は、数人が転勤などの事情で現在ンボモを離れていますが、残ったメンバーで今回学んだ改善点を取り入れてがんばっていこう、村人の蜂蜜の需要に応えようと気持ちを新たにしています。皆さまからいただいたご寄付のおかげで、団体の拠点となる小屋が完成し、必要な用具を備えることができました。本当にありがとうございました。これからは、現地で得られる農業支援の助成金に応募したりして、まずは新しい型の巣箱をできるだけ多く導入することを目指し、また蜜源となるコーヒーの木を蜂場の近くに植えるという試みも考えています。JWCSとしてのこちらでの報告はこれで最後になりますが、マルミミゾウと共存する村人たちの活動を引き続き見守ってください。