公益財団法人神奈川芸術文化財団
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KAAT神奈川芸術劇場へのご寄付をお願いします

KAAT神奈川芸術劇場は、2011年、モノをつくる(芸術の創造)、人をつくる(人材の育成)、まちをつくる(賑わいの創出)の「3つのつくる」をミッションとする創造型劇場として開館しました。以来、皆様により豊かに生きる力をお届けすることが出来るよう、芸術文化の創造発信とそれを担う人材の育成に取り組んでいます。 2021年4月からは、劇作家・演出家・俳優の長塚圭史を芸術監督に迎え、演劇やダンスのファンの皆さんはもちろん、まだ劇場を訪れたことがない皆様にも足を運んでいただけるような“ひらかれた劇場”を目指し、3つの柱のもと、劇場を運営しています。
2025-06-03 14:48
聴覚障がい・視覚障がいの方に向けた鑑賞サポートの提供
気鋭のダンスカンパニー・ケダゴロを率いる下島礼紗と日韓のアーティストによる国際共同作品『黙れ、子宮』。本公演では、きこえない・きこえにくい方を対象に、ヒアリングループの設置を行いました。

活動概要

『黙れ、子宮』は、振付・演出・構成を担当した下島礼紗が自身の肉体にまつわる物語を題材にした、子宮とキンタマを巡る壮大なダンス作品です。

 この公演では、きこえない・きこえにくい方向けの鑑賞サポートとして、ヒアリングループの設置と、補聴器をお持ちでないお客様のためにヒアリングループ受信機の貸出しを行いました。
ヒアリングループは、難聴者の聞こえを支援する設備で、ループ状の電線(ループアンテナ)を公演会場の座席の周りに輪のように這わせ、その輪の中に音声磁場をつくります。ループアンテナからその磁場の中に音声信号を送り、補聴器や人工内耳で「音声」として感知させる仕組みの補聴システムです。
誘導コイル付補聴器や人工内耳をお持ちのお客様は、機器を「Tモード」に設定することで専用の受信機なしで音声を聴くことができます。補聴器や人工内耳をお使いでないお客様、Tモードに対応した機器をお持ちでないお客様には受信機の貸出しを行います。

ヒアリングループ受信機
ヒアリングループ受信機

 本公演では、3日間全4公演で鑑賞サポートを実施する予定でしたが、残念ながらご利用のお客様はいらっしゃいませんでした。KAATでは、ヒアリングループをはじめとする鑑賞サポートに積極的に取り組んできましたが、まだお客様に十分に浸透していないのではないかと感じています。より多くのみなさまに劇場での舞台芸術の鑑賞を楽しんでいただくため、鑑賞サポートのある公演を実施していることがお客様に伝わるよう、効果的な周知広報ができるよう取り組んでまいります。

活動実績

KAAT×ケダゴロ×韓国国立現代舞踊団 『黙れ、子宮』(振付・演出・構成:下島礼紗)
公演日程:2024年12月13日(金)~12月15日(日)
会場:大スタジオ
鑑賞サポート実施公演:全公演で実施(利用者なし)

団体情報
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