公益財団法人神奈川芸術文化財団
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KAAT神奈川芸術劇場へのご寄付をお願いします

KAAT神奈川芸術劇場は、2011年、モノをつくる(芸術の創造)、人をつくる(人材の育成)、まちをつくる(賑わいの創出)の「3つのつくる」をミッションとする創造型劇場として開館しました。以来、皆様により豊かに生きる力をお届けすることが出来るよう、芸術文化の創造発信とそれを担う人材の育成に取り組んでいます。 2021年4月からは、劇作家・演出家・俳優の長塚圭史を芸術監督に迎え、演劇やダンスのファンの皆さんはもちろん、まだ劇場を訪れたことがない皆様にも足を運んでいただけるような“ひらかれた劇場”を目指し、3つの柱のもと、劇場を運営しています。
2025-06-03 14:53
聴覚障がい・視覚障がいの方に向けた鑑賞サポートの提供
KAAT神奈川芸術劇場と、KAAT芸術監督の長塚圭史が参画する演劇ユニット「新ロイヤル大衆舎」のコラボレーション公演第2弾『花と龍』。 北九州・若松港を舞台に、ゴンゾと呼ばれる荷役労働者たちが独特の気風を誇りに活躍していた激動の時代を描いた物語です。 本公演では、ヒアリングループの設置、タブレット端末による字幕の提供、受付での手話・筆談対応などの鑑賞サポートや、多くの方が一緒に舞台を楽しめるよう配慮した「やさしい鑑賞回」を実施しました。

活動概要

 KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』では、公演期間中の全公演での鑑賞サポートとして、ヒアリングループの設置、イヤーマフ・上演台本・ワイヤレスガイドイヤホン(状況説明の流れる音声ガイドではなく、舞台上の音を拡張して聞くことができる、きこえにくい方向けの補聴機器)の貸出しを全公演で行いました。

 2公演で実施した「鑑賞サポート回」では、全公演で行う鑑賞サポートに加え、受付での手話通訳、事前説明会、ポータブル字幕タブレットの貸出し(字幕の提供)を行いました。
また、初めての試みとなる「やさしい鑑賞回」では、鑑賞サポートとリラックスパフォーマンスの要素を取り込み、通常公演よりも音や光を抑える、客席を真っ暗にしないなどの配慮を行い、劇場デビューの方、静かに鑑賞することに不安のある方、強い音や光が苦手な方等にも楽しんでいただける公演を目指して取り組みました。

具体的には、「やさしい鑑賞回」ガイドの配布、劇場内の音量・照明の調整、客席内フリーエリアやカームダウンスペースの設置、フィジェット・トイやイヤーマフなど鑑賞サポートグッズの貸出し、コミュニケーションボードの利用などを行いました。
まだ至らない点も多く、改善できることや課題は残されていますが、年配の方や障害のある方にもご来場いただき、当初目指していた「多くの方が一緒に舞台を楽しめる」場づくりに一歩近づくことができたように感じています。

客席内のフリーエリア
客席内のフリーエリア
コミュニケーションボードを持ったスタッフ
コミュニケーションボードを持ったスタッフ

「やさしい鑑賞回」の取組の詳細は、以下のページにレポートをまとめていますのでぜひご覧ください。

【やさしい鑑賞回】KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』での取組み ~前編~

これからも、あらゆる方に劇場にお越しいただき、舞台芸術を楽しんでいただけるよう、取組を続けてまいります。

活動実績

KAAT×新ロイヤル大衆舎 vol.2『花と龍』(演出:長塚圭史)
公演日程:2025年2月8日(土)~2月22日(土)
会場:ホール

■鑑賞サポート実施公演:2月14日(金)14:00 、15日(土)12:30
・14日(サポートが必要な方の申込み(社会連携ポータル課での受付)):4名
・15日(サポートが必要な方の申込み(社会連携ポータル課での受付)):12名

■やさしい鑑賞回実施公演:2月19日(金)14:00
・サポートが必要な方の申込み(社会連携ポータル課での受付):61名

ご利用の方のアンケート、SNSでの反応から

・本当に素敵な鑑賞ができました。
・鑑賞サポートの方がいてくれて安心して観られました。
・また演劇きてみたいと思いました

団体情報
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