日本駆け込み寺とは
新宿・歌舞伎町に構える日本駆け込み寺は、2002年5月20日に玄秀盛が開設して、20年間で5万件以上を超える相談や問題を解決しています。
「たった一人のあなたを救う」ためにDV、借金、家出、自殺、いじめ、貧困、ストーカー、出所者などなど、人生のさまざまな、あらゆる問題を抱えた人々の相談を受け付けています。
日本駆け込み寺の「救う」は、一人一人の相談や問題をすべて聞き、無限にある解決方法からひとりひとりにあった解決案を提示しています。2022年6月に代表理事・天野将典に交代し、「いのちのワンストップ支援」で、「日本駆け込み寺」をさらに活動を拡大しています。
相談や悩みから解決を導きだし、自立的に立ち直れる「救う」活動を進めています。
日本駆け込み寺の「救う」について
新宿・歌舞伎町に居を構えて、四半世紀目前、あらゆる社会問題の縮図が見える街で、全国各地から寄せられる相談を解決し、「救う」を実践してきました。
最近、駆け込み寺に来る相談は、「今」つらかったり、苦しかったり、生きてることに疲れたという人が多いです。どうやって生きていけばいいのかわからないと言います。
相談者に対して、具体的な解決方法を言って、次の道筋をつける「駆け込み寺」スタイルは不変のものとして変えません。
ただ、時代に即した「救う」方法を模索することも、変わらず追求していきます。
相談した人たちが、いつか駆け込み寺を再訪したとき、「こんな夢ができた。どうしたらこの夢が叶うだろう」と思える場所づくりも大事です。つまり、相談が終わりじゃなくて、次のステップに進む何かを求めて、また来てくれる場所にしていきます。
日常を楽しめる人たちの集まりにもなってくる。日本駆け込み寺がその磁場となって、人と人が交流して、横のつながりが増えていく。相談者が依存させるような「救う」支援ではなく、自立するまで途切れず面倒をみる「救う」活動をしていきます。
世代、組織を超えて横断的に巻き込む
10代、20代、30代……、90代……と悩みや相談内容が違うのは当たり前です。たとえば、70代の人たちが50代の時に悩んだことを50代の相談者と話せる環境をつくる。世代間の垣根を超えた交流の場をつくっていきたい。
そして、いろんな人や団体を巻き込みます。目の前の人たちを救えなくて、世の中は変えられない。社会システムから変えることを第一にして動くことも大事ですし、目の前にいる困っている人を助けていくことも大事です。日本駆け込み寺は、同時にやっていきます。
本当に生活に困っている人たち、声を上げれない人たちは、「現状を変えたい」となかなか声を上げられない。それを聞き取り、しかるべきところへ届けることができるのが日本駆け込み寺であると自負しています。
生きていくっていうことが難しくなるんじゃないかと思う。その難しさから「逃走」するんではなくて「闘争」します。その直面した難しさにがまんできず、外へ行く人は多いだろう。新宿・歌舞伎町に構えて、課題に向かい合って対峙していこうと思います。
寄付金の使い道について
皆様からいただいた寄付金は日本駆け込み寺の活動の全てに使用させていただきます。
3,000円のご寄付で子どもたち7人に栄養バランスが整った食事と、安心して食事のできるあたたかい居場所を提供できます。
5,000円のご寄付で複雑な悩みをかかえる相談者3人に適切なアドバイスを提供することができます。10,000円のご寄付で命の危険がある人や行き場がなく困っている人に安心できる居場所と食事を提供することができます。(シェルター1泊)