NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター

「アートのまち」黄金町エリアにパブリックアートを増やして、まちの賑わいにつなげたい

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支援総額
321,000
128%
目標金額 250,000
ネクストゴール 500,000
サポーター
23
終了しました
2024年12月01日 00時00分 まで
黄金町エリアマネジメントセンターは、横浜市中区の「初黄・日ノ出町地区」を主な活動エリアとし、「アートによるまちづくり」を主軸とした日常的なまちづくり活動を進めるNPO法人です。 より多くの方にアートを楽しみ、親しみを持ってもらえるように、まち中で鑑賞できるアート作品を増やしたいと考えています。まち中のアート作品を増やす事で「アートのまち」をより広く発信し、もっと多くの人々がこのまちを訪れ、アートだけではないこのまちの更なる魅力にも触れてもらうことで、まちのにぎわいに貢献できると考えています。

黄金町エリアマネジメントセンター

黄金町エリアマネジメントセンターは、横浜市中区の初音町、黄金町、日ノ出町を合わせた通称「初黄・日ノ出町地区」を主な活動エリアとするNPO法人です。「アートによるまちづくり」を主軸とした日常的なまちづくり活動を進める団体として、2009年に発足しました。かつて違法風俗店舗が立ち並んでいたまちを二度と昔に戻さないよう、地域・行政・警察・大学・アーティスト等と連携しながら、アートを通じて創造的で特色ある「界隈」の形成を進めています。

また、黄金町エリアマネジメントセンターは主に東アジアの複数地域のアート団体と継続的に交流を行う「国際交流事業」にも取り組んでいます。毎年、さまざまな団体とアーティストの交換派遣や、海外アーティストの受け入れを行なっています。

撮影:笠木靖之
撮影:笠木靖之

活動の背景、社会課題について

初黄・日ノ出町地区はかつて違法な風俗店舗が建ち並び、危険なまちとして知られていました。2003年に地元町内会が中心となって「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」が結成され、警察や行政へ働きかけを行い、2005年の「バイバイ作戦」によりそれらの違法店舗は一斉摘発されました。警察による摘発後、空洞化したまちと分断したコミュニティをアートの力で再生すべく、協議会や横浜市、神奈川県警、京浜急行電鉄、横浜市立大学などさまざまな団体により黄金町バザール実行委員会が発足し、2008年に「黄金町バザール2008」の開催に至りました。その成果を踏まえ、2009年に当団体、黄金町エリアマネジメントセンターが設立され、多くの方々の協力を得ながら今日まで初黄・日ノ出町地区のまちづくりに携わっています。

初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会では今でも毎月、地域住民や警察、地元小学校、当団体やアーティストが一緒にゴミ拾いをしながらまちを見回る「防犯パトロール」を行っています。その他にも壁の落書き消し等の美化活動や地域の商店会主催のマルシェ等の街のにぎわいづくり等、さまざまな活動を通して初黄・日ノ出町地区の防犯に取り組んでいます。そして、このまちづくりの活動も20周年を迎えました。特に大きな変化として、近隣の子どもたちが楽しそうに遊ぶ声が響き渡るになったことを喜ぶ声をよく聞きます。しかしながら、スプレー塗料による落書きはあとを絶えず、今も地域では落書き消し作業が継続的に行われています。

地元の商店会や近隣のパン屋などが並ぶマルシェ
高架下鋼板の落書き消し

また、黄金町エリアマネジメントセンターでは、「アートのまち」のイメージ促進として窓面にアーティストの作品を展示できる「ウィンドウ・ギャラリー」の整備や京浜急行線高架下の鋼板に壁画を作成する等、まち歩きの途中で作品鑑賞を楽しめる環境づくりに取り組んでいます。

ただ、「ウィンドウ・ギャラリー」への作品設置はアーティストの任意というところもあり、なかなか活用されず数年間空い

空のウィンドウ・ギャラリー

たままのスペースもいくつかあります。特にイベントもない時期は「アートのまちと聞いてきてみたけどあまり作品がないね」と言われることもありました。

そのため、黄金町エリアマネジメントセンターでは、初黄・日ノ出町地区でより多くの方にアートを楽しみ、親しみを持ってもらうために、まち中で鑑賞できるアート作品を増やしたいと考えています。落書きを消した鋼板に壁画を描いたり、屋外からみられる彫刻や絵画、映像を建築物に投影するプロジェクションなど、集まった額によって作品を増やします。まち中のアート作品を増やす事で「アートのまち」をより広く発信し、もっと多くの人々がこのまちを訪れ、アートだけではないこのまちの更なる魅力にも触れてもらうことで、まちのにぎわいに貢献できると考えています。

まちなかで制作するアーティスト

活動内容の詳細、実績について

黄金町エリアマネジメントセンターの大きな事業の一つが、年に一度、初黄・日ノ出町地区のまちを舞台に現代アートの作品を展示するアートフェスティバル「黄金町バザール」の開催です。初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会との共同主催で、2008年からの継続的な開催で少しずつ地域外の方々にも知られるようになってきました。

また、「アートによるまちづくり」の基盤となっているのが、年間を通じて実施している「アーティスト・イン・レジデンス」事業です。元違法風俗店舗をアーティストやクリエイターのスタジオにコンバージョンし活用するとともに、京浜急行電鉄株式会社の協力をもとに建設された高架下の文化芸術スタジオをアーティストの活動拠点として運用することで、創造的な人材の育成と集積を目指しています。現在、約50組の国内外のアーティストやクリエイターが、黄金町エリアにスタジオを構え、日常的にリサーチや制作を行なっています。

黄金町を拠点に活動している若手アーティストに対して、黄金町エリアマネジメントセンターは作品発表や販売の機会提供、自身の技術や知識を伝える講座やワークショップの実施協力、海外のレジデンス施設への派遣など、さまざまな活動支援を行っています。

まち中で気軽に鑑賞できるアート作品を増やすため「ウィンドウ・ギャラリー」の整備や高架下鋼板への作品設置なども今までに行なってきました。2021年には、初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会と高架下鋼板の落書き消し作業を行い、その跡に、黄金町アーティスト・イン・レジデンスに参加している神田茉莉乃氏が壁画を制作しました。

神田茉莉乃《街中の白昼夢》2021、撮影:吉本直紀

団体HP
https://koganecho.net/

団体からのメッセージ

近年ではテレビや雑誌、新聞等さまざまなメディアで「アートのまち」として紹介いただく機会が増えてきました。これは当団体の活動だけでなく、地域住民の方々はもとより、まちに関わるさまざまな団体や個人の皆様、アーティストたちの地道な活動の賜物だと思っています。この地域について、「アートのまち」というイメージをきっかけにもっと多くの方に、より多くの魅力を知っていただきたいと思っています。ぜひ、あたたかな応援をよろしくお願いします!

寄付金の使い道について

今回のクラウドファンディングで集まった資金は主に展示作品の制作に使用します。塗料などの材料購入のほか、制作費(作業代)を支払うことで若手アーティストの活動支援につなげます。

団体情報
NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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