キッズドア渡辺由美子⭐︎60thバースデードネーション　子どもから未来をひらこう！

キッズドアは東京と地方の両方の子どもを支援している日本では珍しい団体です

認定NPO法人キッズドア基金と協働して、ゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金という、大学受験を控えた窮家庭の高校生・浪人生の支援をしています

3月にゴールドマン・サックス大学受験給付型奨学金の奨学生を対象に、1年間の頑張りを讃え新しいスタートを応援するために東京・渋谷で祝賀会を行いました
地方の子どものために往復2万円までの交通費を補助することにして、参加者を募ったところ、あまり集まりが芳しくなかったので、往復3万円までにしたところ、どんどん応募が来て、当初の倍以上、50人超の若者が会場に集まりました

1万円の差でこんなに違うのです

小グループに分かれたのですが
私のテーブルは7人いるのに
東京の子は1〜２人
岩手、宮城、山口、鹿児島、広島、群馬などなど

「地元で進学するので、東京初めてです」
という子もいました

「東京どう？渋谷で迷った？」と聞くと、皆口々に「迷った」「電車ありすぎ」「駅広すぎ」と
「駅から駅の間が歩けるのにびっくりしました。地元じゃ絶対歩けない」
と楽しそうに教えてくれる子もいました

この奨学金があったから、受験ができた、目指す大学に入れたと感謝してくれる子も多くとても嬉しかったです
1万円の差が、東京に触れるチャンスを左右する
5万円の奨学金が、受験を左右する
これが、地方の困窮家庭の現状です

１週間ほど前に、キッズドアのHPに、高校生からこんな問い合わせが来ました

「四国の〇〇県の世帯年収250万円の家庭で、ひとり親と新高校二年生である自分の二人で暮らしています。東京の大学に進学したいのですが、お金が足りなくて奨学金を借りようかと思いましたが、もし大学に合格しても入学金や前納金を支払う時期に奨学金が振り込まれないため入学することができません。そのため、どうすれば良いかと、悩んでいます。何か支援を受けられませんか？」

何とでもなると、すぐに連絡を入れました
何とでもなるんです

こんな子どもが日本中にきっとたくさんいるのです
全国の高校生がこんな心配をしなくて良い社会を作るために、これからも頑張ります