はじめまして
こどもゆめプロジェクト代表の上村と申します。私たちは5年前に京都府南部に位置する宇治田原町に移住をして、夫婦でこども向けの家具作りや、リフォーム業を営んでおります

こどもの成長に寄り添う家具作りをコンセプトに作品作りをしています

こどもゆめプロジェクトとは
3年前から【こどもゆめマルシェ】というイベントを宇治田原町で開催しています。マルシェのきっかけは当時6歳の息子の「僕もお店やさんがしたい。町中の人を笑顔にしたいねん」の一言をきっかけに、こども達と一緒に作りあげるマルシェをしようと考え、町の方々の協力のもと、こどもゆめプロジェクトを立ち上げました。

こどもゆめマルシェではこども達が考えたお店が並び、こども達自ら、こども店長さんとなり接客や販売をしました

初めは緊張して”いらっしゃいませ”の一言が言えなかった子も、周りのこどもたちの姿に刺激を受け、だんだんとお大きな声を出せるようになったり、一人で初めてのお買いものデビューを果たした子もいました。

こどもたちが色々なことに挑戦できるきっかけ作りの場になっていることを肌で感じました。
活動の背景と町の現状
◇宇治田原町
宇治田原町は、人口約8,300人。日本緑茶発祥の地として茶生産が盛んで、町のあちこちに茶文化が息づいています。


自然豊かで子育てもしやすい環境だと感じる一方、2024年に宇治田原町が消滅可能性都市に選ばれました。
1.人口減少

2.少子化
町内の出生数は年々減少しており、2023年の出生数は28人。少子高齢化が確実に進んでいます。

3.空き家の増加
町内の人口減少が進むにつれて町の空き家は増加しています。町内を歩いてみてもここ数年で空き家が増えたことを実感します。

4.食べる力=生きる力 食べることの大切さ、楽しさ、感謝をこども達と学びたい
私は幼い頃、まちの喫茶店や食堂で近所の大人達と一緒にご飯を食べたり、おしゃべりをしたり、時にはお箸の持ち方を注意されたり、、近所の人と食を共にした記憶が強く残っています。家庭の食卓とは別に、町のコミュニティの中で、季節の食材を教わり、地域の特産を知り、食事のマナーや食べる楽しさを感じていたように思います。息子が通う幼稚園では週1日、親子登園の日があります。その日はこども達と保護者が一緒になり、畑仕事をしたり、季節の手仕事をして、おしゃべりをしながらご飯を食べます。【同じ窯の飯を食う】という言葉がある通り、食を共にするたび、こども達や保護者との心の距離が近くなることを実感します。こども達と味噌づくりなど季節の手仕事をして、一緒にご飯を食べる。忙しい生活の中で、無理なく楽しく、食育の機会を増やしたいと感じています。

空き家の改修
約1年前から空き家を探し巡り、湯屋谷地区にある1軒の空き家を紹介していただきました。

1階は納屋。2階は10畳ほどの和室があります。
空き家の中は20年分の思い出に溢れていました。先ずは掃除と整頓作業から始めました。

地域の方々にお手伝いしていただきながら、約半年かけて掃除をしました。


元々は納屋だった場所は、地元の方々に協力をいただき、土間打ちをしました

地元の大工さんにもご協力いただき内装工事を進めました。家の歴史を感じる柱や壁、建具などなどはそのままに。元々の家が持つ温もりを残すことを大切にしました。

空き家を再生したコミュニティーカフェ【まちまちcafe】
2025年3月10日、改修途中ではありましたが内覧会を行いました。"まちまち"な人が集まり、町に住む人やモノの魅力がつながる場所をイメージして【まちまちcafe】と決めました。

今後の活動



おとな も こども も 気軽に集い、温かいご飯やお茶を飲みながら、たわいないおしゃべりができる場所にしたいです。こども達の笑顔と成長を 町のおとな達が見守れる環境を作りたいと考えています。味噌作りや、お漬物、ころ柿作りなど、季節の手仕事をこども達と一緒にできる機会を作ります。

町の人に助けていただきながら、町の食材を使いながら。こども達に美味しいごはんを届けられるカフェを目指しています。ハレの日のごはんではなく、いつもの食卓の一つに、まちまちcafeで食べるごはんを選んでもらえたらいいなと思います。お父さんもお母さんも、おじいちゃんおばあちゃんも。ちょっと楽ができる食卓。その分、こども達とのおしゃべりの時間が増えたら嬉しいです。料理を作るのが得意な人。美味しいお野菜を作れる人。そんな町の方々の支援の輪を広げ、繋げていくことで、まずは週1日をこども食堂DAYとして運営していきたいと考えています。

まちまちcafeは空き家を改修して生まれた場所です。新しいものを作り出すのではなく、今あるものを、今の町や生活に合わせたリノベーションを少し施すことで、大きく生まれ変われると実感しています。町の空き家と、宇治田原町に移住を希望している人とを うまく繋げることができれば、新たな循環が生まれ 町が賑わう未来を描けます。まちまちcafeでは 人、モノの循環が巡る場所を目指しています。私自身が5年前に宇治田原町に移住してきた移住者ですので、移住相談についても気軽に受けさせていただきます。

町内の農家さんのお野菜や、クリエーターさんのワークショップなど、楽しみなイベントを沢山企画していきたいと思います。それ以外にも、趣味で描いてる絵の展示会をしてみたい。編み物を教えて欲しい。料理に挑戦してみたい。などなど、一緒にやってくれる「人」と「場所」そして応援し合える環境をみんなで作り上げていきたいと考えています。
支援金の使い道

〈目標金額〉80 万円
使い道1:安全なこどもスペースを作る
こども達が安全に遊べて食事をゆっくりと楽しめるこどもスペース拡張に使います。実体験で申しますと、お店が混みあってくると、我が子の泣き声や、立ち歩いたりすることに、ついつい周りのお客さんの目を気にしてしまい、早く退席したい...と思います。私と同じ思いをしているお母さんも少なくないかと。。そこで、まちまちcafe2階にある長年使われていない和室を改修して、こどももお母さんたちも、誰もが気兼ねなくゆっくり過ごせる空間を作りたいです。
【 内訳 】
空調設備15万円 天井補修9万円 階段手すり1万円 床・畳張り替え10万円 こどもの玩具や机5万円
使い道2:こども食堂DAYのこども達の食事代補助として使わせていただきます
まちまちcafeでは、週1日をこども食堂DAYとして設け、中学生以下のこどもの食事代金の半額を寄付金等で補助していくシステムを取り入れたいと考えております。例えば800円の定食を注文した場合、400円を寄付金から充てさせていただきます。ゆくゆくはこども食堂DAYの実施頻度も高めていきます。また、月に1度食育イベントを企画いたします。その際に必要な食材費に充てさせていただきます。
応援メッセージ





さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さまからのご支援は、まちまちcafeに集うこども達の笑顔になるよう、団体スタッフ一同、心を込めて活動に取り組んでまいります。皆様からのご支援の元、来年度は自立した運営が行なえるよう、町の生産農家さんとの連携や、まちまちcafeの認知度を上げ、カフェ全体の利用者拡大を図ることで、安定した収益を目指します。
どうぞ、活動へのご支援を宜しくおねがい申し上げます。