社会福祉法人 共生会

子どもの未来を応援する「松風ドリームサポート」を広げたい

松風荘は、家庭で暮らすことが難しくなった子ども達が暮らす“児童養護施設”です。法人の設立の精神である「共生」の精神に則り、職員と子ども達が共に手を携え、支え合いながら生活しています。 子ども達はみんな才能に溢れ、その可能性は無限大です。松風荘では、子ども達の未来をより豊かなものにするために、日々生活の中で子ども達の興味関心や才能を育んでいくことを大切にしています。 今日まで多くの支援者の皆様に支えられ、子ども達の生活を守り、育んでまいりました。これからも支援者の皆さまと共に子ども達一人ひとりの未来を応援していきたいと思います。

はじめに

松風荘では都外施設として東京都のお子さんをお預かりしています。松風荘のある沼津市からはきれいな富士山が望めますが、入所した児童の中にはその雄大な富士山の姿を目の当たりにして驚く子も少なくありません。

当時、自分に自信がなく、何かを成し遂げたいと考えていた小学5年の男の子が、ある日「富士山を登ってみたい」と言いました。職員から有志を募り、富士登山の行事を計画しました。

富士山0合目からの登山は子どもにとってはとても大変な挑戦でした。最初は意気揚々と登っていた男の子も何度も挫けそうになっていました。

それでもあきらめず登り切った富士山。この経験が彼の大きな自信になっていることが、その後の生活からも感じ取れました。

数年経った今も、新しい職員が入職した際などには、誇らしげに当時の様子を語ってくれています。

概要

松風荘は、家庭で暮らすことが難しくなった子ども達が暮らす“児童養護施設”です。法人の設立の精神である「共生」の精神に則り、職員と子ども達が共に手を携え、支え合いながら生活しています。

子ども達はみんな才能に溢れ、その可能性は無限大です。松風荘では、子ども達の未来をより豊かなものにするために、日々生活の中で子ども達の興味関心や才能を育んでいくことを大切にしています。

今日まで多くの支援者の皆様に支えられ、子ども達の生活を守り、育んでまいりました。これからも支援者の皆さまと共に子ども達一人ひとりの未来を応援していきたいと思います。

社会的背景:虐待相談件数と入所児童の増加

子ども家庭庁の速報値によると令和4年度に全国の児童相談所が対応した虐待相談件数は219,170件であり、年々増加しています。

虐待はその種類によって様々に分類されますが、いずれにおいても虐待を受けた子どもは心に傷を負い、専門的なケアが必要な場合も少なくありません。その中でも特にケアが必要な児童や早期の家庭復帰が困難であると判断された児童が、親元を離れ、児童養護施設に措置入所となります。

児童養護施設を含めた社会的養護の下で生活する児童は令和3年度末で4万2千人に上るとされ、その内の約65%が虐待を受けた子どもです。

虐待の影響は様々ですが、「自分には価値がない」「愛されるに値しない」といった低い自尊心を抱き、基本的な信頼感を育む事が困難な子どもも少なくありません。

子ども達が自己の尊厳を回復し、未来に希望を持って生きていくためには、安心・安全が守られた環境中で日々の生活を送ることが必要です。

松風荘について

松風荘の歴史は1945(昭和20)年にさかのぼります。

創設者の積惟勝先生は戦時中戦災孤児を養育しながら空襲の激しい都内を離れ、沼津の地へ疎開しました。孤児となった子どもたちを誰一人取り残さないよう、施設内で補完し合う、そんな施設を目指していました。

児童養護施設となった今も、積先生の「一人はみんなのために、みんなは一人のために」という思いを受け継ぎ、子ども、大人を問わず一人ひとりを尊重し、共に育ちあう事を大切にしています。これまで約400人以上の子ども達が松風荘から巣立ちました。

皆様からのご支援が必要な理由

適切な養育環境で生活をし始めた子ども達は次第に自尊心を取り戻し、未来に希望を持って、人生を主体的に生きるようになります。

松風荘の子ども達もそれぞれの興味・関心に合わせて、「サッカーの試合を見てみたい」「リニア博物館で学びたい」等、やってみたい事の希望を沢山出してくれます。

職員も子ども達の興味・関心や才能を育み、一人ひとりの未来を応援したいとの思いから行事の計画を立てますが、子ども達の課外活動の費用は特別な財源がなく十分な対応ができていない状況です。

皆さまのご寄付は子ども達の課外活動に使用させていただきます。共に子ども達の未来を応援してください。

寄付金の使い道について

冒頭の、「富士山に登ってみたい」という男の子の夢は、皆さまからのご寄付を活用して実現しました。ここでは過去に皆さまの寄付を活用して行った課外活動についてもう一つ紹介します。

○「推しのライブに行ってみたい」

松風荘では「松風ドリームサポート」という取り組みを行っています。子どもに自分のやってみたい事について作文を提出して貰い、職員みんなでその夢を応援しようという取り組みです。

応援しているアーティストの出演している番組を毎回録画し、繰り返し見ている小学6年生の女の子は「いつか推しのライブに行ってみたい」という夢を作文用紙に綴りました。

職員で話し合って女の子の夢を応援することとなり、ライブの日程を調べて応募しますが、中々抽選に通らないことが続きました。

そんな中でようやく決まったライブ当日。貯めていたお小遣いからグッズを購入し、嬉しそうに会場に向かう姿が忘れられません。

自分自身も歌やダンスがとても大好きな女の子。この経験が彼女の未来をより豊かなにしてくれることを願っています。

例えば、

  • 1ヶ月1000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
     子ども達を地域のサッカーチームの試合観戦に連れて行くことができます。
  • 1ヶ月3000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
     子ども達を県外の博物館や個展の観覧に連れて行くことができます。
  • 1ヶ月10000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
     子ども達をテーマパークやライブ、コンサート等に連れて行くことができます。

なお、マンスリーに限らず都度のご寄付もありがたく活用させていただきます。


当施設へのご寄付は、確定申告時に申告することで税の優遇を受けることができます。詳しくは国税庁のサイトをご確認ください。

寄付をお受けするかどうかは、都度判断させていただき、場合によってはお断りすることもあります。予めご了承ください。

■寄付募集元・お問い合わせ先■

社会福祉法人 共生会 松風荘

TEL :055-931-2625

MAIL:jidouyougo@matsukazesou.jp

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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